柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

とほほ

2008-06-27 08:42:51 | Weblog
ブッシュさん、北朝鮮のテロ支援国家指定を外すんだそうです。そんなぁ~・・ていう顔してます首相も官房長官も外相も。全く情けないこと。拉致問題と核問題とが同レベルのことであるはずがないじゃないですかアメリカにとって。そんなこと国民の誰もがこの六カ国協議なんて代物が仰々しく始まったときから感じていたことです。アメリカ人が攫われたんじゃないんですからね。自国民が攫われも何にもできない、何もしない国なんですよ日本は。そこの所とうの昔に金正日に読み切られて振り回され続けている。それも国民みんなが知っている。思い出したようにTVは横田さんやら「懐かしい顔」を引っぱり出して文句を言わせる。すっかり飽きて知らん顔していたのにマスコミというのは厚顔無恥ですから。常に常に報道続けて国民の世論、意識を高めようなんて気持ちはさらさらないんです。拉致誘拐は非道なテロ行為なのだとどうして言い続けないですかね。いつもいつも思い出したように騒ぐだけです。まぁ、政府幹部が飽きてるんですから仕方ないですか。まさかそんな事しないだろうなんてね。司馬遼太郎に斬ってもらうまでもなく、何たるリアリズムの欠如か。こういうのをトホホと言うんでしょう。どいつもこいつも雁首並べやがって能無しどもが!!
 医師不足への対応が医学部定員増員ですって。次の国会に法案提出するんだそうです。これまたトホホ。何年先のこと言ってる?医学部卒業するまで6年です。6年先の事じゃないんです、今日ただ今の手当てが要るのです。実は極めて簡単なんです、卒業後は全員卒業学校の医局で5年間研修せよと決めればいいんです。今までそうだったんですから。もちろん卒業後他の大学へ行ったり、いきなり大病院で研修したりする者もいましたが、卒業校に残る者と出る者の比が8:2以上だったんじゃないんですか、それが今はきっと逆転しているんでしょう。だから地方の病院の医者がいなくなる。昔だって(私が若い頃でも)誰も好きこのんで田舎の病院へ行きたくないですよ、でも医局の命令であればそれが新人の研修医の仕事とあらば行きます、そういう仕組みで地域医療が保たれてきたんです、それでよかったんでしょう?関連病院(医局から医者を派遣して貰っている病院はこう呼ばれます、医局と関連のある病院の意です)が医局やら教授やらに付け届けする、直接的に大金の授受が行われている、何たることだ、若い医者は教授の金儲けの駒かなんて憤りが医局制度自体の廃絶運動になって(まるで昔の大学紛争の端緒となったインターン制度問題のような様相で)、時まさに改革熱にうなされていた狂人小泉の独壇場、バッサリ規制緩和とやらの大鉈振るわれて現況です。現在吹き荒れている医療危機を治めるには取り敢えず前の状態に戻してみる。どうしてそういう選択ができないですかね。そうすればどちらが正しいのかの比較がちゃんとできます。医者が足りないからこうなったんじゃないのです。論点をすり替えるなと言いたいですし、どうして誰も言わないのでしょうか。元に戻せばすぐに復しますよ。少ないというなら増やせばいい。違います。どうしてこんなにセンスがないんでしょうか。トホホ。
 下関の教育長が朝鮮学校からの補助金増額要求に対してNOと答えたそうです。そのいきさつが記事になってます、朝鮮学校側は他の外国人学校と同じに考えて貰っては困る、植民地時代に仕方なく日本に渡ってきた者の子女がたくさんいるのだからという理屈だったそうです、それに対して教育長、植民地支配という認識は間違っている、とやったんだそうです。左翼識者がコメント寄せています、植民地支配を否定する事自体歴史を曲げることである、なんて大上段から袈裟懸けです。植民地支配の定義がいるのですが、日本語の強制やら日本語名への変更を強いることなど政策の一つ一つを取り上げればそういう事実はそれこそ曲げられぬことなのでしょうが、しかし欧米が東南アジアや中国に対して行ってきた搾取のみ目的とした支配とは違うのだろう、多くの政治家が口にして失脚してきた「日本は朝鮮に悪いことばかりしてきたわけではない」という意味は相当に評価するべきだと思っています。でも、この問題は日韓条約で解決していることなんでしょうし、いつまでもそういう理由で優遇を要求する事自体に問題はないのかと思うことです。確かにこの教育長も言葉が足りません。いきなりに過ぎる感じがします、さすがの「とんがり」の私もそう思います。が、こういう要求ももういい加減にしないといけないのではないかと思うことです。いかがですか。
コメント
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