優生保護法は違憲だと最高裁の判決です。違憲だったが正しいのでしょうが、昔の常識を今のそれで裁く無理だと私は思ってしまいます。もちろん当時から表立っての反論はあったでしょうし、ましてや直截に対象になった人たちの声はずっと抑圧されてきた歴史でしょう、しかし行政は法律に沿うのみです。優生学という学問が主流だったのです。ナチス(ヒトラー)によるホロコーストもこの理論に沿ってのことでしょう。現代の人権論理から見ればとんでもない事ごとが昔は通常に行われていたのが歴史です。当時の社会状況をいかに勘案しても正当化できないと裁判官は言います。当時に変えられなかったのはどうしてか、そこに言及がないですね。それが常識だったのですから已む無いことで、それが行政だったのです。いかに勘案しても、というフレーズが空々しいことです。いまの価値観で当時を裁くは間違いじゃないのかと私は思います。救済云々は政治問題ですからそちらで解決すればいいことだとも思います。岸田さんがさっそく謝罪すると言うてます。こういう遡っての判断を避けるべく除斥期間という定めがあるんじゃないのかとも思いますが、いかがですか。
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