柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

犠牲

2011-07-25 08:01:47 | Weblog
中国の新幹線事故、上層部を解任して相当の処理体制を公表してます。何時も言われるように、失敗した時にすぐよく知ってる奴を馘首するのはよくないでしょう。もっとも、そら見たことかの結果であるなら早々にクビということではありましょうが。そこはわかりません。日本も同じようなことです。責任取るなんて言いながらさっさと辞める、これじゃぁまた同じことが繰り返されるというわけです。どうやって失敗したのか、どうやってこの惨事になったのか。失敗学の畑村さんならずともこの検討は大切なのはわかります。でも、新聞にあるように業績を急ぐあまりに安全面が閑却されたのではないか。そうであれば詳細は発表されませんね。原子力村が一切を隠したのと同じ理屈です。雷が原因で電気系統が云々、と当局は言ってるようですが、インターネットやツイッターではそんなことはないと出ているそうです。前の電車が止まっていることが後続に伝わらなかった、目視では間に合わなかったという顛末なのでしょうが、映像見ている分には見通しの利く長い直線路のように見えます、目視も、つまりブレーキも遅かったんじゃないんでしょうか。複合災害。と命名されるとこれで終わります。それらしい命名でチョン。これもよくある話です。保安院の、何ちゃら委員会のと、どんどん出てきて目先をごまかされるのと同じ理屈。このくらいの犠牲でよかったじゃないか、で終わり。早く直せ!でしょうね。国威をかけた事業ですから。フランスや日本の新幹線そのままに見えるけれど純粋な国産車両だそうですから。技術や産業の発展には犠牲がつきものです。昨日も書きましたが、中国を嗤えません、日本も他のどの先進国もそういう過程を経てきているのですから。とんでもない?そうでもないでしょう。日本の新幹線は確かに50年近く死亡事故がないのですが。そこのところのこだわりです。
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