補償

新復興大臣、松本さん。松本？who?と書いたからかどうか、えらく悪ぶってます、本性なのかポーズなのか。グラサンかけて民主党も自民党も公明党も嫌いだなんてぶつのはポーズそのものでしょうが、その後も被災地でやってるそうです。知事相手に大きなこと言ってるそうです。俺はその辺の青二才とは違うぞと言いたいのでしょうし、短命大臣であることを承知の上での行動でしょうし、後先考えずにフニャフニャ言わずにと気合い入れてるんでしょう。いつまでそのテンション続けられるかですが、周りを振り回すのは結構、しかしきちんと結果出しなさいよ。要は一点、そこです。
　中国新聞にだけしか載ってない記事でしたが、何でも先の戦争（70年前です）での空襲被害に対して補償しろという法案が出るとか出ないとからしいです。原爆被害への補償はありますね、軍人さんへの補償も遺族年金という形であります、が、為されるがままに大空襲を受けて焼け出され死ぬしかなかった住民に対しては「受忍」という言葉で済まされていたから、という理由らしいです。ううむ。確かに不公平でしょうね、そう考えれば。東京大空襲（東京だけに限りません、大阪も名古屋も、日本中の大都市はどこもかしこも）と広島長崎とどう違うんだという話ですね。制海権制空権その全てを奪われて、持ってきた爆弾をありったけ落されて燃やされ破壊されるに任すしかなかった、そこに住む国民は殺されるしかなかった、その責任はそんな無謀な戦争に始末をつけられなかった、遡ればどうしてそんな戦争始めたんだ？というところに行きつくしかありません。が、受忍せよ、で通過してきたのです。兵隊さんたちは国の為に死んでくれたんだという区別がつきますね確かに。でも、抵抗すら出来ずにいわばなぶり殺された非戦闘員たる国民には我慢せよだけではさてどうでしょうか。こう考えれば不公平ですね。そうは思います。でも私はこの受忍という表現に肯きます。無茶、理不尽、暴走等々、先の戦争に対する評価は、負けたんですからこちらに傾くのは仕方ありません、こういうものです、国民こそが犠牲になったという言い方ができるかもしれません。が日本はそういう戦争をしたのです。天皇陛下が独断で始めたことではありません、政策決定すべき人達が鳩首協議して正式な手続きを経て決定したことです。そういう船に乗り合わせていたのです、私達の親や祖父母たちは。そしてその決定に従った。勝っていたら別の展開でしたもちろん、が、負けたからこうなったわけでした。これはこの時代に日本に生まれた者が等し並みに受けねばならぬ運命だったんだと思います。受忍。そうするしかなかったんだと思います。でも、こう考えれば、どうして広島長崎だけが特別扱いなんでしょうね。そこを考えたことありませんでした。