柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

迫力

2011-07-05 08:09:03 | Weblog
松本大臣、オフレコの筈がみんな露出されてしまいました。TVででも新聞ででもそのまま流れ書かれてます、これを書いた社は終わりだから、という脅し文句。それだけオフレコってのが許されるということで、私達の耳に目に届く情報がいかに操作されているかをこれでもかと知らされる好例ですか。首相や大臣、その他の役人たちが、表向きマイクに向かって喋る内容と本心とやらがどれだけ違うかと言うわけです。いいんですよ、コン畜生!って気分は十分に理解しますから。綺麗事を丁寧言葉で話さねばならぬストレスは相当のものでしょう、だからその後の本音ポロリが面白くもあり重要なんでしょうが、だからといって、ではあります。喋り言葉で生きてるという気構えが足りぬという誹りは消えません。「だから言ってやったんだ!」ときっとこの大臣は開き直るんでしょう。あれが俺の本音だ。俺はああやって生きてきたんだ、ああやって選挙に勝ってきて、長くバッジ付けてんだと。できればあの場面、博多弁や川筋言葉でまくしたてたかったんでしょうよ。シェからしか!俺様の言うことを聞いときゃよか。オイは福岡じゃけん東北のことは知らん。長幼の序なんて言うのが面白かったですね。そうじゃなくてここは大臣と知事との位の差を言ってるんですよね、顔ひきつらせて気弱な宮城県知事さんが精一杯の態で、政府も地方自治体も上下はない筈だ、今後はこの大臣にだけ特別バージョンで接遇するなんて言ってましたが。毎日新聞には頭下げてる知事の背中からふんぞり返る大臣を撮った切り取りショットが載ってます。さてさて、本性なのかポーズなのかと昨日は留保しましたが、きっとこういう人なんでしょう。新聞には色々解説が載ります、親分肌で率直な物言いがこの人の持ち味だとか。選挙区ではそうやって通用してるんでしょうね少なくとも。後援会や後援者達には好もしい頼もしい態度であり言動なのでしょう。川筋気質ですか(福岡のどこの人か、そこまで書いてありませんが)。こういう人を好く人も多い筈ですね。だからそれはそれでいいわけですが、オフレコにしろと断ったところ、この人にも流石にこれが流れたらまずいという思いがあったというわけです。そしてもう一つ、ああ、と感心したのは、この人の爺さんがあの松本治一郎であるという来し方。あの迫力やあの物言いに妙に感心し直したことでした。宮城県知事の気押され方はTVからは伝わらぬオーラだったのでしょうね。さて大臣、謝罪まではしましたが、どう立ち回りましょうか。
コメント
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