柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

現実

2009-05-23 08:11:23 | Weblog
柔軟に、地域に沿った対応を、なんて大臣言ってますが(そういうのを丸投げと言うのだとの非難もありましょう)地域はひたすらにお上の沙汰待ちなのです。地域とは自治体です。(都道府)県は厚労省待ち、郡市町村は県の指示待ち。指示がない、金がない(下りてこない)。下級行政はこればかり。つまり医者を働かせたいんですができれば無償(保障なく、給料なく)で、という目論見です。そうは行くかい!なのですが、しかしこの事態、医者が出ていく場面です、私たちもそれは重々わかっています。ならばもっと(平たく言えば)くすぐれよ。機嫌よく木に登らせろよ。そう思うのに、こっちにはそういう用意があるのに、法律はこうなってます、金は出せません、あなた方の保障はできません、どうかやって下さい、という一方通行です。神戸大阪の開業医達はどう説得されたのでしょう。医師会はどう受諾したのでしょう。書面上では法律上の縛りをできるだけ拡大解釈して対応に遅れのないようにしたいなんて通知が回ってきますが実態は頑として動きません。タミフルの備蓄なんて言ってますが、結局あれも例えば途上国への援護などには太っ腹に大量無料放出するくせに、国内へは買わせるらしいです。あの宇宙服のような防護服、インフルエンザ判定の簡易検査試料などなどへの金がないと言います。当地はまだ「待てる」状態です、つまり用意ができる状況です、そこがこんな現実です。やがて当地にも感染者が出ましょう、そこでまたまた大慌てです。用意のできないところに緊急対応ができましょうか?縦割りの弊害というのを実感することです。いや、それはいいです、要は対応です。臨機応変というのはその用意のないところにはできぬと知ることです。ううむ。
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