柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

評価

2009-05-06 08:12:12 | Weblog
WHOが phase6 に上げるんだそうです。でもこれは毒性の指標ではない、なんて言い訳してます。つまり強毒性に変化したとか、命の危険が高まったというのではないというわけです。定義の問題なんですが、世界中への大流行する(している)ことを表すのが phase6 なんだそうです。ふむ。ちゃんと調べればいいのですが、例によってあやふやな知識で書きます、確か phase3 と 4 の間は人から人への感染の有無じゃぁなかったですかね。単に流行している地域の面積の問題じゃなかったですね、メキシコ限定だから3だとか数カ国に飛んだから4だとかじゃなかった。でも5と6との差は世界的大流行だと認めるか否かです。・・。噛み付くほどのことではないですか?病原性の強さ、感染力の強さ、毒性(致死率)の高さ等、素人の私が考えても重症度(ランク付け)を決定する要素はいくつかあります。これらを混ぜ混ぜにしてしまうと分かりにくくなります。今上げた三つの項目ならそれぞれにグレード表示した方が分かりやすいです、例えば病原性は中くらい(感染したら普通のインフルエンザ並みに発症する)、感染性は強い(人から人へはよくうつる)けれど毒性は低い(軽症ですむことが多い)なんて言われるとね。もちろんこのWHOの指標、私如き凡でない世界の切れ者たちが鳩首協議した結果でしょうから文句言っても仕方ないですが(いつも言うように得てして専門家連中は自己満足というか自己陶酔というかバカの壁を四方八方に堆く積み上げますからこっちが注意しておかねば何だかわけのわからないモノが出てくることがよくありますけれど)、でも専門家達だけの符丁みたいな代物であるなら、素人向けには別に解説のために多言を要するなんて役立たずなら、つまり権威でピカピカ光ってまぶしいだけの目くらましの意味しかないようなイチモツならこの野郎!なんですね。あのヘアピースが明らかなチャン女史は辣腕風でよかったですが、フェーズを4から5に引き上げる!なんて宣言して不安を煽っただけかい、って。仰々しい分、有難そうですし、大衆は聞くばかりですから。WHOも各国に強制力を持つほど権力はないのでしょう、となればWHOの宣言は単に参考事項、各国の対策のお墨付き元になるだけのことですか。それで十分の意義といえばそれだけのことですが、何か釈然としないことです。メキシコであれだけ死者が多く出たのは感染発症後医療機関にかかるまでの時間の長かった人が多かったからだと発表されました。つまり早く医者に行けば、そういう金があれば、そういうシステムであれば、というニュアンスです。本当にそうだったのかい?若い奴らが多く死んだんでしょう?それがつまり弱毒性の証明ってわけですか?医療環境の所為にしようというわけです。その証拠にWHOが無償でタミフルをこれらの国々に送るそうです。何だかデータの読み方が余りに恣意に過ぎませんかね。メキシコのデータは極めて貴重なものです、微に入り細を穿って検討してもらいたいですが、初めに出てきたデータがこれじゃぁあんまりです。そう思いました。そして日本、帰国ラッシュです。あれだけ出て行くのを自由にしたんですその報いです。折からフェーズが6に上がろうかという時期、ここで(奇跡的に現時点まで日本で感染者が出てません、奇跡でしょう)呼び入れたとあってはあとの始末が大変です。好き勝手に書きまくるマスコミたちが涎垂らして待ってますよその一報を。とまれ、政府の言う、感染症専門家達の言う水際対策とやらの評価が否応なくなされます。願うらくは国内にばら撒かれないことを。ここ何日の間でしょうね。
コメント
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