柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

解釈

2009-05-02 08:04:35 | Weblog
昨日体罰への最高裁判決の話を書きましたが、対象は(原告は)小学二年生で、相手は臨時教員ということでした。いつものことながら正確さを欠きました、訂正してお詫びします。読売は当日に社説で反応しましたが、こういうのにうるさいはずの朝日毎日日経が不思議に触れません。インフルエンザやら日中首脳会談やらクライスラー破産やら確かに他の話題も多いのですが。教員の体罰を、子供の権利とやらを盾にして悪に仕立ててきた首魁ですのにね。それとももうすぐ大特集記事になるんでしょうか。それはそれで楽しみですが。
 インフルエンザが、偉いさんたちが眉顰めれば顰めるほど、流言飛語の餌食になっていきます。冷静に対応しろと舛添大臣は盛んに言ってますが、横浜市に対してのあの怒り方はさらに周りを煽りますね。相手が中田さんだからこりゃ黙っちゃいないだろうと想像のついたことでしたが、カリカリするなよって。そうですわね、横浜側が何もしないわけないですわね。初の日本での日本人の感染例かどうかという判断でしたから大臣の気持ちも分からんでもないです。結局この高校生はシロだったそうで、校長がオーバーに喜んでました。そりゃそうですわね、マスコミがワッと集まってくるのが目に見えてますから、それもみんな大きなマスクした、誰も同じような姿した奴らがわんさか。ぞっとしますわね確かに。この話題の枕に多くのコラムが寺田寅彦の言葉を引いてます、正しく怖がるのはむつかしい、と。コラム書く人たちの引き出しの中は似たり寄ったりなんですね、そう思うことではありました。
 この時期になると憲法談義が紙面を飾ります。朝日には朝日らしいインタビュー記事が載ってます、憲法9条は日本人にはもったいないなんて見出しで。伊勢崎某という大学教授です、この人どこかで見たな、TBSの関口宏の日曜朝の報道番組にコメンテイターで出ていた人と思います、ああ、こういう色の人なんだと改めて感心しました。TBSは左、「毎日」色ですからね。筑紫哲也や鳥越某で象徴されますか。でこの人、ソマリア沖への海賊退治に自衛隊出すのが明確な憲法違反で、これに反対しない護憲派の人たちに失望しているなんて言います。このインタビュー読んでいると、この人(達)は憲法9条とは国益を掲げて自衛隊を海外に出すのを禁じているのだ、強大な軍事力は持たない、軍隊を外に出さないと守れないような国益は求めないとの誓いなのだと。二次大戦への反省なのだと。日本人を助ける為だったら仕方ないと考えるのであれば護憲運動は崩壊するとも言います。日本は経済大国だが侵略はしないという安心感。この「美しき誤解」が大事なのだと。丸腰で交渉する態度を貫けと。ううむ、ここまで拡大解釈するのだと感心します。かたやで、毎日新聞の解説委員岩見隆夫が明確に書いてます、現行憲法はマッカーサー元帥の押し付けであることははっきりしていると。憲法を日本人が作り直せという意見もさもありなんではあるというわけです。さてさて、いかがですか、諸姉諸兄。
コメント
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