ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

熊谷市唯一の日本酒蔵元の酒「直実」を飲んでみた

2020-10-27 20:56:56 | ワイン&酒

本日も、先日のイタリア料理の食事会で登場した酒を紹介します。

母校のOGの方が女将を務める、日本酒の蔵元「権田酒造」の蔵出し生酒です。

 

こちらは、日本も世界も飛び回っている先輩が、日本酒のイベントで入手してくださったものです。

 

蔵出し 生酒  「直実」(なおざね)  権田酒造(埼玉県熊谷市)

 

埼玉独自の酵母 埼玉Eで醸造、濾過、氷温で貯蔵したデリケートな日本酒です。

冷蔵庫か冷暗所で保管するのがいいみたいです。

オススメの温度は、よく冷やして、または氷を入れたロックで。

 

日本酒度は±0の中口。

アルコール17%と、ワインより高めです。

 

低温で貯蔵されていたせいか、クリアでフレッシュ感があり、つるんとなめらかなテクスチャーもあり、スーッと自然に入ってきます。

清水のようなピュアさと、米の酒ならではのコクが同時に楽しめます。

柔らかなまろみがあり、これはスイスイ飲めてしまいます~

アルコール17%なので、飲み過ぎキケン(笑)

 

 

日本酒というと和食のイメージですが、イタリアンに合わせて楽しみました。

ワインに和食を合わせてもピタリと合うものがあるように、日本酒でイタリアン、日本酒でフランス料理、日本酒で中国料理などなど、どの国の料理ともうまくペアリングできる日本酒がありますよね。

 

 

権田酒造は熊谷市で唯一の日本酒造会社だそうで、創業は江戸末期の1850年。

今年で160年の老舗!

銘柄名の「直実」は、歴史上の人物、熊谷直実(くまがいなおざね)から。

名前は知っていますが、どんな人でしたっけ?

 

調べてみると、平安末期から鎌倉時代初期に、武蔵国熊谷郷(現在の熊谷市)に活躍した武将でした。

最初は平家に仕え、その後、源頼朝の御家人になり、鎌倉幕府の設立に貢献した人物だそうです。

熊谷市が生んだ歴史上の人物ということで、熊谷の駅前には、熊谷直実のブロンズ像があるといいますから、夏の猛暑の時期の熊谷のTV中継などで、実は目にしているのかもしれませんね。

熊谷市では、熊谷直実を通じた地元のPR企画もあるそうです。

 

私は日本酒についてはまだまだ初心者で、何を飲んだらいいのか悩みますが、こうした飲む機会があると、気に入ったら同じ蔵元の別の酒を飲んでみよう、という気になります。

 

HPを見ると、悩んだら、「特別純米 直実」がオススメということなので、今度探してみようと思ってます。

180mlのカップサイズで275円(税別)から揃っているようなので、ちょっとお試しに飲むのにいい!720mlでも1200円(税別)です。

 

いつも色々とご紹介くださるSさん、今回もありがとうございます!

 

 


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