2018年9月13日(木)にオープンする、
六本木ヒルズ・ウェストウォーク5F「プレミアムダイニングフロア」 9店の後編をお届けします。
まずは、ミシュランの星を獲得し続けている日本料理の名店「銀座 よし澤」の新店。
よし澤 (ヨシザワ)
予約困難店「銀座 よし澤」(2014年オープン)の吉澤定久さん(1977年生まれ)が、自ら料理長として腕をふるいます。
「日本の文化に沿った料理を出したい」と吉澤さん。
たとえば、重陽の節句(9月9日)とか、二十四節気などを意識したものだそうです。
看板メニュー “さわらのわら焼き”は、藁に付けた火でサッとあぶった一品。
ヒノキの一枚岩のカウンター席が最高のポジション。
奥が吉澤料理長。
カウンターの背中側には、ビルの中とは思えない水の流れる光景があります。
ご飯は一組ずつ炊いてくれるそうです
飲み物リストを見せてもらったところ、日本酒もありますが、ほぼワインでした。
グラスワインは1300円から。
シャンパーニュは1ページあり、その他はブルゴーニュがたくさん!
吉澤さんに訊くと、「自らあちこちの試飲会に行き、飲んで選んでいる」とのこと。
ボトルワインは8000円からありました。
カウンター以外に、個室が4部屋(4席、6席×2、8席)あります。
6席の2部屋は仕切りを取り外し、12席での使用も可能です。
ぜひここも、と仲居さんが見せてくださったトイレの手洗い鉢は、有名な作家さんのものだそうです。
入り口を入ったところには、こんなものが置かれ、ビルの中とは思えません。
ここも外国人ゲストに確実に喜ばれそうですし、大事な接待にもお役立ちです。
よし澤
営業時間:ランチ11:30~14:30/ディナー 18:00~22:30
定休日:月曜日、第3日曜日 ※火曜日はディナーのみ営業
同じ日本料理の店でも、こちらは、ほっこり系。
澄まし処 お料理 ふくぼく(スマシドコロ オリョウリ フクボク)
神楽坂の人気店「ふくぼく」が六本木ヒルズに移転してオープンしました。
“きれいな素材を、きれいな味で食べる”のがコンセプト。
「美味しいものを少しずつ」「こってりでなくて、ご免なさい」という考えの下、日本料理と中国料理の技法を織り交ぜ、上質な素材をシンプルで幅広い味においしく仕上げた料理を出しています。
清々しい木のカウンター
試食でいただいた、澄まし麺(右)と、鴨だしご飯のおにぎり(左)
澄まし麺の出汁がじんわり~
麺は一見すると素麺のように見えますが、訊けば、極細の中華麺とのこと。
シコシコとした歯ごたえがあり、しっかりした出汁のスープによく合っています。
ご飯は新潟のコシヒカリ。
昼のランチメニューは、澄まし麺か醬油麺+ご飯という組み合わせで、ご飯は、写真の“鴨だしご飯”のほかに、白飯の釜炊きご飯、しらすご飯、しらすいくらご飯、の中から選べます。
ランチは、1,000円または1,500円のセット
使っている昆布、醬油、かつお節などは、厳選された上質なもの。
シンプルだけど、滋味深くおいしい、そんなものを手軽に食べたい、という時に使えそうな店です。
アルコールは日本酒がメインで、全国各地の10~15銘柄を用意。
ワインは1アイテムのみ。
「ワインは他の店が充実しているので、そちらで」と店主。
澄まし処 お料理 ふくぼく
営業時間:平日 ランチ11:00~15:00/ ディナー17:30~23:00
土日祝 11:00~23:00
老四川 飄香小院(ラオシセン ピャオシャンショウイン)
麻布十番の四川料理の名店が六本木ヒルズにもオープンしました。
店主は、TVでもおなじみの井桁良樹(いげたよしき)シェフ。
井桁良樹さんは、中国の伝統四川料理松雲一門から継承人の称号を授かった日本を代表する四川料理の料理人。
四川料理は、香辛料を巧みに使った、香り高く、深く複雑な味わいとスッキリとした後味が特徴です。
店内は広く、テーブル席が主体
個室も複数ありました
試食でいただいた「飄香豆花」(四川屋台の手作り豆花)。
まろやかな手作り豆腐に、ピリリと刺激的なスパイスがからまった一品。
スパイス類は、井桁シェフが直接、四川で仕入れたものが多いそうです。
化学調味料は使いません。
ランチは、麺セット、または主菜+ライス・スープセットが3,000円前後。
ランチコースは5,400円(2人から)。
アルコールメニューは、意外にもワインが充実。
南仏のローラン・ミケルがハウスワインで、ハウスシャンパンはフィリップ・ゴネがボトルで10,504円。
本格四川料理なので、料理のお値段はそこそこします。
間に合わせでとりあえず食事する、というのではなく、ここの料理を食べよう、という目的を持って行きたいお店です。
老四川 飄香小院 (ラオシセン ピャオシャンショウイン)
営業時間:ランチ11:00~15:00/ディナー17:00~23:00
定休日:火曜日
入り口の「肉」看板がインパクトありすぎ!(笑)
赤身専門にくがとう(アカミセンモンニクガドウ)
全国各地の最高品質のブランド牛を提供する焼肉店で、こちらも予約困難な人気店のひとつ。
六本木ヒルズの新店では、人気の裏メニューの一部が定番メニューとして提供されます。
オーナーの三浦 剛さんがこだわるのは
牛の赤身肉。
自身で肥育しているブランド牛
「Gミウラビーフ」があり、ここ六本木ヒルズ店で初お披露目となります。
今回、試食させてもらったのは、岩手の短角牛。
漆原さん肥育の特別なものだそうです。
漆原さんの短角牛、おいしい!
私は普段、スーパーで買っている牛肉と比べるのもおこがましいですが、しっかりした食べごたえがあり、肉の味が濃く、ジューシーでうまい
~
カウンター席のほか、テーブル席もあります。
ハットを被っているのがオーナーの三浦さん
ランチは六本木ヒルズ店限定メニューの“名物カニクリーム牛カツ御膳”1,650円など。
夜のオススメは、“肉の旅 赤身コース”11,000円など。
焼肉といえばビール!ですが(もちろん、ビールあります)、ここは、
シャンパーニュの“アンリ・ジロー”の銘柄がすべて揃っています。
シャンパーニュを飲みながら赤身肉をガッツリ食べたい!という人に嬉しい店です。
赤身専門にくがとう
営業時間:ランチ11:00~15:00/ディナー 17:00~23:00
定休日:月曜日
今回のオープン店は和食が多い中、唯一のヨーロッパ、
スペイン料理店です。
BIKiNi SIS(ビキニ シス)
あのミシュラン一つ星のスペイン料理店「小笠原伯爵邸」初代総料理長を務めたジョセップ・バラオナ・ビニェス氏が展開する「BIKiNi」の6店舗目になる新業態店で、
カタルーニャ地方の本格スペイン料理レストランになります。
※“SIS”シスはカタルーニャ語で“6”の意味
ランチタイムは、手軽に楽しめるランチメニュー(平日限定ランチ、パエリアランチなど)の他、3,500円と5,000円のコース、ディナータイムは、5,000円と7,500円のプリフィクスコース、全10品のデギュスタシオンコース12,000円があり、アラカルトも用意されています。
アラカルト
“サルモレホ” 1,000円
アンダルシア地方コルドバの郷土料理で、トマトとパンとオリーブオイルで仕上げた伝統スープ。上に乗っているのは、アクセントとなるイベリコベジョータ(イベリコ豚の生ハムのひとつ)。
アラカルト “サルサベルデ” 1,300円
北海道産帆立とイカのプランチャ(鉄板でグリル)、北海浅利とパセリを使ったソースで。
店の奥には、ゆったりとした高級感ある席があり、左端にちらりと見えている大きな窓から外を眺められるようになっています。
ここは接待にもいいですね。
ワインは常時30種以上を用意。
コースの料理に合わせて、ソムリエによる
ワインのペアリングサービスもあり、「BIKiNi」としては初の試みです。
BIKiNi SIS
営業時間:平日 ランチ11:00~15:00L.O./ディナー17:00~23:00
土日祝 11:00~23:00
前編で紹介した4店舗と、今回の5店舗を合わせた
9店舗が、
六本木ヒルズ [ウエストウォーク 5F]に、2018年9月13日(木)にオープンします。
この後、新たに誕生する2つの新店舗(寿司「鮨 みつ川」/すき焼き・あみ焼き「柿安 花れ」―2018年11月29日オープン予定)と、リニューアルする既存店を含め、2019年11月までに計17の上質なレストランがウエストウォーク 5Fに揃うことになり、非常に魅力的な「プレミアムダイニングフロア」に生まれ変わります。
さまざななジャンルのトップレベルのレストランが揃う六本木ヒルズ [ウエストウォーク 5F]は、要チェックですよ~
[参考]
六本木ヒルズの新しい顔「プレミアムダイニングフロア」の極上店【前編】→
コチラ
六本木ヒルズに究極のキッチン&マーケット誕生!(グランドフードホール) →
コチラ