一度は飲んだことがあり、よく見るけれど、なかなか手が出ないもののひとつに、私の場合、ギネスビール-GUINNESS があります。
黒い缶の印象そのままの黒ビールで…、というのがこれまでのギネスビールの認識でしたが、その認識と実際に大きなズレがあったのを、先日開催されたギネスブランドアンバサダーによるセミナーで気付かされました。
ギネスは、1759年に誕生した、アイルランド生まれのプレミアムスタウトビールです。
スタウトビール とは、上面発酵で造るエールの中で色の濃いビールのこと。
ギネスビールの色は真っ黒に見えますが、実際は深いルビーレッドだそうです。
この色から、苦い、オトナな、男性的な、暗いバー、といったイメージを持ってしまいがちですよね?
ですが、改めて飲んでみると、あれ?思っていたのと違う?― でした。
左)ギネス エクストラスタウト 右)ドラフトギネス
「ドラフトギネス」は、香ばしさとフルーティーさのある上品な香りで、口当たりが非常にクリーミー!
泡がとてもなめらかで、スーッと入り、香ばしさから来るほのかな甘みとコクがおいしく、飲んだ後は意外にもスッキリしています。
炭酸が穏やかなので、炭酸が苦手な人や普通のビールが苦手な人が、これなら飲める、と言うとか。アルコール度数は4.5%です。
ビールの原材料の95%となる水が、ギネスの場合はダブリンの南の山地から湧き出る天然水の軟水を使っていると知り、なるほど、納得。
ドラフトギネスのなめらかさ、やわらかさは、この水から来ているんですね。
飲んだ後のスッキリしてドライな余韻も、水の良さからでしょう。
ホップは、通常ビールに使われる量の約2倍を使って清々しさを増し、
麦芽は、アイルランド産の良質の大麦を232℃というこだわりの温度で焙煎したものを使っています。
232℃という温度により、ギネスの深いルビーレッド色が出るとか。
この焙煎は、熟練した職人の手によるもので、焙煎の仕方は季節や天気によっても違ってきます。
酵母は、1759年以来続く門外不出のギネス酵母で、半年に一度培養しています。
この酵母はビール醸造所にとって非常に大切なもので、昔は金庫に入れて保管するほどだったそうです。
たくさんのこだわりの下、造られたギネスビールは、注ぎ方も重要です。
ギネスアンバサダーの飯村隆さんが、お手本を見せてくれました。
ドラフトギネス(最低3時間以上は冷蔵庫で冷やす)とビアグラス(自然乾燥させ、こちらは冷やしません)を片手ずつに持ち、グラスを45度に傾けます。
静かに注いでいきます。
注ぎ切ったグラスの中には、うねりが見られます。
グラスを拡大してみましょう。
ギネスを正しく注ぐと、キメ細かい泡が滝のように流れ(カスケードショー)、波のようにうねるサージング(泡立ち)が見られます。
このサージングが落ち着くと、上部に白い泡、下部は深いルビーレッドのビールに分かれます。
味も姿も完璧な“パーフェクトパイント”のギネスビールになるまで、119.5秒。
私も試しましたが、キレイなカスケードショーを起こすには、ちょっと練習が必要かも。
私が注いだ2つのギネス。
初めてなら上出来?(笑)
右は瓶入りの「ギネス エクストラスタウト」で、アルコール度数は5.0%。
缶入り「ドラフトギネス」は窒素ガスを使用した“ナイトロジェンビア”(窒素ビール)で、窒素により、非常になめらかで豊かな泡がもたらされます。
また、この空缶を振るとカラカラと音がするのですが、缶の中には白いプラスチック製の球形カプセル“フローティング・ウィジット”というものが入っています。このウィジットが、開缶と同時に缶内の圧力を開放し、サージングを起こします。
上に乗った泡は真っ白で、飲み終わるまで消えずに残ってくれます。
瓶入りの「ギネス エクストラスタウト」は、窒素を使っていないので、よりローストした風味を強く感じ、泡の色は白ではなく、ブラウンがかっています。
香ばしさが強く、酸味もしっかりあり、缶よりも骨太で、私はこちらのギネスが好みかも。
「ギネス エクストラスタウト」は1821年のレシピを元にしているので、より初期のオリジナルに近い味わいだそうで、日本には1965年に登場したそうです。
「ドラフトギネス」は、1995年に30リットル樽で輸入されたのが最初でした。
バーなどでは「樽詰ドラフトギネス」のサーバーをよく見るでしょうか。
タップ先に付けた部品“スパウト”の内部の特別なプレート(リストリクタープレート)をビールが通ることで、ガス分離を起こし、サージングが起きるそうです。
サーバーで飯村さんが注いでくれました。
美しい~
完璧なカスケードショーが起こっています。
料飲店でサーブされるギネスは、カスケードショーが起きている状態ではなく、完成されたパーフェクトパイントの姿で目の前にやってきますが、ギネスのカスケードショーを楽しみたい場合は、自分の手で注いでみましょう。
ギネスはスーパーでも買え、自宅でも飲めるのがいいですね
「ドラフトギネス」は、8月上旬からパッケージをリニューアルしているので、今はもう新しいデザインのものが買えるかもしれません。
ギネスの象徴“ハープ”がより写実的になり、色も少し変わり、裏面には、ギネスの創業者アーサー・ギネス氏のサインも描かれています。
ちなみに、アーサー・ギネス氏の誕生日9月24日は「アーサー・ギネス・デー」だそうなので、ギネスビールを飲みながらアーサー氏の誕生日を祝うのもいいですね。
私もやってみようと思います。
どちらのギネスにも、赤い文字でアーサー氏のサインが入っています。
パッケージリニューアルに際し、ギネスの香ばしさ、コク、ほのかな苦みが肉料理に合うことから、毎月29日にギネスに合う肉料理の提案「29<ニク>ギネス」がSNSで配信されます。これは楽しみですね。
また、SNSに「#ギネス泡のショータイム」とハッシュタグを付けてギネスの泡を楽しんでいる写真を投稿すると、抽選で500名にドラフトギネス4缶セット+ショータイムキットが当たる「泡のショータイム体感キャンペーン」も開催中です。(期間:2018年9月21日(金)~11月4日(日))
9月25日には、「ギネスグラス付きハロウィンパック」(スリムパイントグラス1個+ドラフトギネス330ml缶3本セット)が数量限定で発売されます。
ちょっとした手土産にもよさそう。
いろいろ動き出したギネス、注目です
黒い缶の印象そのままの黒ビールで…、というのがこれまでのギネスビールの認識でしたが、その認識と実際に大きなズレがあったのを、先日開催されたギネスブランドアンバサダーによるセミナーで気付かされました。
ギネスは、1759年に誕生した、アイルランド生まれのプレミアムスタウトビールです。
スタウトビール とは、上面発酵で造るエールの中で色の濃いビールのこと。
ギネスビールの色は真っ黒に見えますが、実際は深いルビーレッドだそうです。
この色から、苦い、オトナな、男性的な、暗いバー、といったイメージを持ってしまいがちですよね?
ですが、改めて飲んでみると、あれ?思っていたのと違う?― でした。
左)ギネス エクストラスタウト 右)ドラフトギネス
「ドラフトギネス」は、香ばしさとフルーティーさのある上品な香りで、口当たりが非常にクリーミー!
泡がとてもなめらかで、スーッと入り、香ばしさから来るほのかな甘みとコクがおいしく、飲んだ後は意外にもスッキリしています。
炭酸が穏やかなので、炭酸が苦手な人や普通のビールが苦手な人が、これなら飲める、と言うとか。アルコール度数は4.5%です。
ビールの原材料の95%となる水が、ギネスの場合はダブリンの南の山地から湧き出る天然水の軟水を使っていると知り、なるほど、納得。
ドラフトギネスのなめらかさ、やわらかさは、この水から来ているんですね。
飲んだ後のスッキリしてドライな余韻も、水の良さからでしょう。
ホップは、通常ビールに使われる量の約2倍を使って清々しさを増し、
麦芽は、アイルランド産の良質の大麦を232℃というこだわりの温度で焙煎したものを使っています。
232℃という温度により、ギネスの深いルビーレッド色が出るとか。
この焙煎は、熟練した職人の手によるもので、焙煎の仕方は季節や天気によっても違ってきます。
酵母は、1759年以来続く門外不出のギネス酵母で、半年に一度培養しています。
この酵母はビール醸造所にとって非常に大切なもので、昔は金庫に入れて保管するほどだったそうです。
たくさんのこだわりの下、造られたギネスビールは、注ぎ方も重要です。
ギネスアンバサダーの飯村隆さんが、お手本を見せてくれました。
ドラフトギネス(最低3時間以上は冷蔵庫で冷やす)とビアグラス(自然乾燥させ、こちらは冷やしません)を片手ずつに持ち、グラスを45度に傾けます。
静かに注いでいきます。
注ぎ切ったグラスの中には、うねりが見られます。
グラスを拡大してみましょう。
ギネスを正しく注ぐと、キメ細かい泡が滝のように流れ(カスケードショー)、波のようにうねるサージング(泡立ち)が見られます。
このサージングが落ち着くと、上部に白い泡、下部は深いルビーレッドのビールに分かれます。
味も姿も完璧な“パーフェクトパイント”のギネスビールになるまで、119.5秒。
私も試しましたが、キレイなカスケードショーを起こすには、ちょっと練習が必要かも。
私が注いだ2つのギネス。
初めてなら上出来?(笑)
右は瓶入りの「ギネス エクストラスタウト」で、アルコール度数は5.0%。
缶入り「ドラフトギネス」は窒素ガスを使用した“ナイトロジェンビア”(窒素ビール)で、窒素により、非常になめらかで豊かな泡がもたらされます。
また、この空缶を振るとカラカラと音がするのですが、缶の中には白いプラスチック製の球形カプセル“フローティング・ウィジット”というものが入っています。このウィジットが、開缶と同時に缶内の圧力を開放し、サージングを起こします。
上に乗った泡は真っ白で、飲み終わるまで消えずに残ってくれます。
瓶入りの「ギネス エクストラスタウト」は、窒素を使っていないので、よりローストした風味を強く感じ、泡の色は白ではなく、ブラウンがかっています。
香ばしさが強く、酸味もしっかりあり、缶よりも骨太で、私はこちらのギネスが好みかも。
「ギネス エクストラスタウト」は1821年のレシピを元にしているので、より初期のオリジナルに近い味わいだそうで、日本には1965年に登場したそうです。
「ドラフトギネス」は、1995年に30リットル樽で輸入されたのが最初でした。
バーなどでは「樽詰ドラフトギネス」のサーバーをよく見るでしょうか。
タップ先に付けた部品“スパウト”の内部の特別なプレート(リストリクタープレート)をビールが通ることで、ガス分離を起こし、サージングが起きるそうです。
サーバーで飯村さんが注いでくれました。
美しい~
完璧なカスケードショーが起こっています。
料飲店でサーブされるギネスは、カスケードショーが起きている状態ではなく、完成されたパーフェクトパイントの姿で目の前にやってきますが、ギネスのカスケードショーを楽しみたい場合は、自分の手で注いでみましょう。
ギネスはスーパーでも買え、自宅でも飲めるのがいいですね
「ドラフトギネス」は、8月上旬からパッケージをリニューアルしているので、今はもう新しいデザインのものが買えるかもしれません。
ギネスの象徴“ハープ”がより写実的になり、色も少し変わり、裏面には、ギネスの創業者アーサー・ギネス氏のサインも描かれています。
ちなみに、アーサー・ギネス氏の誕生日9月24日は「アーサー・ギネス・デー」だそうなので、ギネスビールを飲みながらアーサー氏の誕生日を祝うのもいいですね。
私もやってみようと思います。
どちらのギネスにも、赤い文字でアーサー氏のサインが入っています。
パッケージリニューアルに際し、ギネスの香ばしさ、コク、ほのかな苦みが肉料理に合うことから、毎月29日にギネスに合う肉料理の提案「29<ニク>ギネス」がSNSで配信されます。これは楽しみですね。
また、SNSに「#ギネス泡のショータイム」とハッシュタグを付けてギネスの泡を楽しんでいる写真を投稿すると、抽選で500名にドラフトギネス4缶セット+ショータイムキットが当たる「泡のショータイム体感キャンペーン」も開催中です。(期間:2018年9月21日(金)~11月4日(日))
9月25日には、「ギネスグラス付きハロウィンパック」(スリムパイントグラス1個+ドラフトギネス330ml缶3本セット)が数量限定で発売されます。
ちょっとした手土産にもよさそう。
いろいろ動き出したギネス、注目です