ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

萬應白花油&雪芙蘭@台湾

2016-08-16 17:20:29 | 美容&健康
昨夜、歯の詰め物が取れてしまい、歯医者で処置をしてもらわねば、と今朝になって電話をかけたら、お盆のためお休みでした。
仕方ないので、お盆明けね…と、診察カードをどこかに置き、電話を切った後にしまおうとしたら、部屋の中で行方不明になってしまいました。
午前中からあちこちずっと探していますが、まだ見つかりません。
私の部屋には絶対にあるはずなんですけどね。。。

気を取り直して、ここしばらく書いてきた台湾ネタで、“ドラッグストア”関連のものを紹介します。


萬應白花油 The White Flower Embocation 3ml 白花油國際有限公司(Taiwan)

効能はよくわからなかったけれど、可愛かったので、台北 松山空港でミニサイズを買ってみました。
発音は、Pak Fah Yeow パイ・ファー・ヨー?

台湾初(1927年)の薬用複合精油ということで、ウインターグリーンオイル、ユーカリオイル、ラベンダーオイル、ミントオイルなどの天然素材を中心に処方されているようです。



説明書を見ると(読めませんが)、色々な症状に効果ありとイラストで紹介されています。

効能を調べてみると、
“風邪による頭痛、ひきつけ、火傷、虫刺され、暑気あたりによる眩暈、原因不明の腫れ、痛み止めや痒み止め、切り傷、船酔い、腹痛や下痢、リウマチ、お子様の腹痛のための生薬”だそうです。
塗るだけで、内服はできません。



私が買ったのは、高さ約5cmのミニサイズで、55台湾ドル(約200円)。

容量3mlのとても小さいボトルなので、ポーチに入れて持ち歩いていたところ、使う機会が巡ってきました。
先日、電車に乗る時に手すりに腕をこすってしまい、引っ掻き傷ができてしまったので、いよいよこのオイルの出番です!

早速、塗ってみると、湿布のような匂いがかなり強烈に香ります。
電車やバスなどの乗り物をはじめ、カフェや飲食店も厳しいので、匂いが落ち着くまでは、人のいるところは行けないかも

台湾では、家庭に1本常備するポピュラーなものだそうです。



雪芙蘭 CELLINA CREAM 清爽型  60g 盛香堂股份有限公司(Taiwan)

こちらも、松山空港で購入。白花油と同じく55台湾ドル。

もう少し濃い青の容器とこの水色の容器があり、違いを尋ねたところ、こちらの方が軽いタイプということだったので、買ってみました。

白いなめらかなクリームで、全身に使えます。
この暑い季節に手足に塗っても、全然ベタベタせずに、スーッとなじみます。
香料は特に入っていないような?
原料臭かもしれませんが、あまり好みの香りではありません。
が、安くて手軽に使え、刺激のないなめらかなクリームなので、これも台湾の家庭ではごく普通に使われるようです。



どちらも台湾のドラッグなどで買え、空港の制限エリア内でも買えます。
自分用でも、家族や親しい人へのちょっとしたお土産にもいいですね。


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森永キャラメル ミルクチョコ味@台湾

2016-08-15 10:00:00 | 甘いもん
台湾のスーパーで買ったものシリーズ、続きます(笑)

これは松山空港(台北)のセブンイレブンで買いました。


MORINAGA CARAMEL CHOCOLATE MILK Taiwan (12元)

日本の皆さんにはおなじみの 「森永キャラメル」のミルクチョコ味



“Made in Taiwan”なので、台湾で作られています。



お値段が12元(日本円で約50円)だったので、思わず買ってしまいました



森永キャラメルなんて、オトナになるとなかなか買わないものなので、味がどうなのか、日本製のものと比べようがないですが、森永製菓が台湾に工場を持っていることがわかりました。

以前、同じコンビニで買った台湾のロールケーキとパンを紹介しましたが、ロールケーキは日本の山崎パンの提携企業でしたし、日本企業は色々と進出していそうですね。





このキャラメルはコンパクトで値段も安い ので、ちょっとしたお土産にもなりますし、空港で台湾ドルを使い切りたい人にもオススメです。

ただ、期間限定のようですので、行く季節によっては出合えないかもしれませんが。


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巨大レーズン@台湾

2016-08-14 11:48:09 | おいしい食べもん
台湾のスーパーで買ってきたもの シリーズ(笑)


干しブドウ

台湾でもブドウを栽培していると聞いていたので、台湾の干しブドウなら食べてみたい、と思い、買ってみました。
ブドウの粒がとても大きいことにも惹かれました。



帰国して、しばらくして、さて、例のレーズンを食べてみましょうか。
よく見ると…



え、まさかの チリ産!?
「智利」って、Chile、あの南米のチリ!

軽くショック…(笑)

でも、チリの凄さを改めて感じさせられました。
ワインだけじゃなく、干しブドウまでも輸出しているんですね。




しかも、このブドウ、とんでもない大きさでした。
この状態ではわからないでしょうけれど、大きいものは長さ3cmはあります。



マッチ棒と比べてみると、その大きさがわかるでしょうか?
大きいので、しっとりしています。

普通の干しブドウは数粒ずつ口に入れることが多いかと思いますが、この干しブドウは一粒ずつ噛みしめながらいただきました。
10粒食べると、もう大満足。これはおいしいです。

表示をよく見ればよかったのでしょうか、これはこれでなかなか面白い経験でした


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五香豆干&ネギクラッカー@台湾

2016-08-13 17:34:55 | おいしい食べもん
4月の 台湾 出張では、台北市内のスーパーで色々な食品を買ってみました。

今回は、まったくわからないで買ってみたものと、行く前から気になっていたものを紹介します。


五香豆干 (Taiwan)

売り場で見て、まったく想像つかなかったのですが、豆が原材料のようでしたし、五香(ウーシャン)がスパイスというのはわかっていたので、試しに買ってみました。



豆干と豆乾は同じみたいですね



肉桂(シナモン)をまぶした京都の銘菓「八つ橋」のように見えますが、こちらはジャーキーのように硬く、弾力があり、ほんのりと塩気を感じます。実は、甘い味を期待していました。
まぶされている五香粉の風味が独特で、料理に使われているのは好きですが、この豆乾の五香粉の風味は強烈すぎて、ちょっと苦手です。

豆干は豆腐を薄く干したものらしく、香辛料を付けないプレーンなものもあるそうで、それなら抵抗なく食べられたかも。
歯ごたえは嫌いじゃないので、次の機会があれば、プレーンを試してみようと思います。




蔬菜餅乾 ネギクラッカー 中祥食品工業 (Taiwan)

このパックで100円くらいでしたし、取り立ててお土産にするものじゃないですが、台湾ではポピュラーなものらしいので、気になって買ってきました。



刻んだネギが入ったクラッカーなんて、日本にはないですよね?



油で揚げた普通のクラッカーですが、サクサクした食感と絶妙な塩味、そしてネギの独特の風味がクセになるおいしさ!
私よりも母がとても気に入り、おいしいと言って食べていました。




クリームチーズを塗って、ビールのお供に

シンプルなクラッカーですが、これは気に入りました。
たいしたものじゃないですが、またぜひ買いたい!

ただし、壊れやすいので、日本に持ち帰る時にはご注意を~


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ミネラリーな「リアス・バイシャス」の白ワイン

2016-08-12 17:46:10 | ワイン&酒
昨日は、ポルトガルの爽やかなヴィーニョ・ヴェルデ を紹介したので、
それに対抗して、本日は、スペインのリアス・バイシャスの白ワインを取り上げましょう。

7月に都内で開催された、リアス・バイシャス原産地呼称統制委員会主催の試飲商談会で出展されたワインを紹介していきます。
※価格はすべて税抜です


Bodegas Trras Gauda (輸入元:ボニリジャパン)

左は見るからに爽やか!飲むと柑橘のニュアンスを感じます(2800円)
複数ブドウをブレンドした飲みごたえのあるもの(中央、3100円)、9カ月樽熟成したもの(7700円)もあります。


ミネラリーな白ワインの産地 - Rias Baixas - は、何度も紹介してきました。

DOリアス・バイシャスは、スペイン北西部の大西洋を臨むガリシア地方にあり、5つのサブゾーンがあります。

ここで栽培されているブドウの94%が白ブドウのアルバリーニョです。
他に、ロウレイラ、ゴデーリョなどの白品種、黒ブドウ品種も少々栽培されています。

アルバリーニョはよく熟すと糖度が上がり、果実味豊かでアルコール度数が高めの豊かなボディのワインになりますが、大西洋から吹く風を受け、ミネラルがあり、酸もしっかりとしたワインにもなります。

以前は、ややシャープな印象の、クリーンでキリリとした、ミネラリーなワインが主流でしたが、今は非常に多彩になっています。

手をかけてていねいに仕込んだもの、樽を使ったものなど、ひとつの生産者が複数のスタイルのワインをつくっています。


Attis Bodegas y Vinedos (輸入元:アルコス)

湿度が高いため、高さ1.8mの先祖代々の棚栽培(日本の観光ブドウ園で見る方式)でアルバリーニョを栽培し、オーガニックに取り組む生産者。
ワインはどれも手がかけられているのがわかる味わいで、価格も一般的なリアス・バイシャスよりも高め。


NANA 2011  Attis Bodegas y Vinedos (6300円)

アルバリーニョ100%。蒸気で除梗したモストをスキンコンタクトしながらカルボニック・マセレーション(ボジョレ・ヌーヴォー的)で発酵、フレンチオーク樽で9カ月シュルリー熟成という、個性的なワイン。熟成感のある味わいで、飲みごたえあり。肉料理でもイケます。



Mar de Frades  Condes de Albarei  (輸入元:ユニオンリカーズ)

ブルーのボトルが涼しげなマルデ・フラデスは、ちょっと甘みを感じるやさしさが心地よく、ほっとします。こういうタイプ、好きです。
左端は瓶内二次発酵のスパークリングで、ブリュット・ナチュレ。



Pazo de San Mauro  (輸入元:国分)

女性醸造家がつくる、アルバリーニョ100%。
2015年ヴィンテージで、2016年3月に瓶詰めしたばかりのフレッシュなワインです。
キリリとしたミネラルと、しっかりした酸があります。アルコール度数12.5%。
とにかく、ボトルデザインと色使いがステキ。明るいうちに飲みたい!(2800円)



Bodegas As Laxas  (輸入元:飯田)

国際コンクールや専門誌などで高い評価を受けている生産者ですが、2200円~4000円と、手にしやすい価格帯が揃っています。



Adega Eidos  (輸入元:稲葉)

エイドスの名前で瓶詰めを始めたのが2003年。畑8haのうち1/3が自社畑で、2/3を約30名の農家から借りています。借りている畑は100区画もあり、区画の選別、ブドウの選別を細かく行なっています。80年の古木のものもあったりします。
右のContraaparede 2010(コントラアパレーデ)は樹齢70年ステンレスタンクでシュルリー熟成3年8カ月!(3500円)



Pazo Senorans  (輸入元:ウミネコ醸造株式会社)

こちらも右のワインはタンクでシュルリー熟成30カ月+瓶熟成裁定12カ月。樹齢45年。
ヴィンテージは2008年です。熟成感があり、複雑味があり、リアス・バイシャスとは思えない風味があります。価格も9000円と、かなりいいお値段ですが。



Zarate (輸入元:オーケストラ) / Paco & Lola (輸入元:日本酒類販売)

100年以上の古樹を持つ「サラテ」は、古い伝統と新しい技術が融合した優秀ワイナリー。
左のBaladoは自根のアルナリーニョのワイン。

ボトルデザインがスタイリッシュな「パコ・イ・ロラ」は、味わいもスタイリッシュ。
テーブルにあるだけで楽しくなります


他にもまだまだ出展されていましたが、現在のリアス・バイシャスの傾向としては、
より手をかけ、試行錯誤する方向に進んでいく生産者が多いように感じました。

個人的には、スッピンのままでも充分キレイな、ピュアなワインを楽しみたいと思いますが、手を掛けたミスコン女王的なワインを好む向きもいらっしゃいますので、これはもう、好みの問題です。

つまり、どんな人の好みにも応えられるようなワインが、リアス・バイシャスにはある、ということです。





2000円以下で、スーパーなどで手に入れられるものとして、「VIONTA Albarino」があります。
キリリとミネラリーで、果実味もあります。シーフードはもちろん、塩で食べる天ぷら、焼き鳥などにもオススメ。
(輸入元:サントリーインターナショナル)

リアス・バイシャスのワインには ミネラル、塩気、を感じるものが多いので、合わせるフードは“塩”をポイントにするといいと思います。

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爽やかなポルトガルワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」

2016-08-11 17:44:51 | ワイン&酒
このところ35℃超えの猛暑日が続いています。
こんな時においしいのは、文句なくビール!(笑)

でも、時節柄、色々な集まりがあり、あれこれ飲み&食べる機会も多いので、ビールばっかりじゃなく、ワインだって飲みたい!

そんな時にオススメなのが、何度も紹介している“Vinho Verde”(ヴィーニョ・ヴェルデ)

直訳すると“緑のワイン”で、ポルトガル北西部のヴィーニョ・ヴェルデ地方でつくられている、フレッシュなワインです。

白ワインが主流で(84%)、赤(10%)、ロゼ(6%)もあります。
※2014年の生産量 (以下で出てくる数字もすべて2014年の統計)




今年4月、ヴィーニョ・ヴェルデ地方ワイン生産者委員会によるセミナー&イベントが都内で開催されましたので、そのリポートも交えながら、ヴィーニョ・ヴェルデの魅力を紹介します。

ヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガルのワイン生産量第3位(16.8%)。
ヴィーニョ・ヴェルデの生産量の60%が国内消費で、40%を輸出しています。

実は、ヴィーニョ・ヴェルデの輸比率が年々伸びています。
2003年の輸出比率は15.3%でしたが、その後、右肩上がりに伸び続け、特に2009年から2010年にかけては、25.8%から32.0%へと大きく動きました。

当然、ヴィーニョ・ヴェルデの輸出金額も伸びています。
主な輸出先としては、1位USA、2位ドイツ、3位フランス、4位カナダ、5位ブラジル、
6位アンゴラ(アフリカ大陸)、7位スイス、8位UK、9位ベルギー、10位ルクセンブルク、となっています。

特に、ここ3年で急速に伸びているのがドイツです。
ドイツは自国で白ワインをたくさん生産しているイメージですが、世界有数のワイン輸入国でもあります。
ドイツの白ワインと比べると、ヴィーニョ・ヴェルデの方がよりスッキリ軽やかな味わいで、価格もライトである点が、デイリー使いなどに重宝されているのではないでしょうか。

こってりが好きだったアメリカも、近年はヘルシーブームもあり、リースリングの人気復興(リースリングルネッサンス)をはじめ、軽やかなスタイルのワインの人気が高くなってきているからでしょう。
アルコール度数も低く、サッパリ飲め、手頃なプライスのヴィーニョ・ヴェルデは、彼らのニーズに合うワインだったと思います。


セミナーのテイスティングワイン


ヴィーニョ・ヴェルデに認可されているブドウ品種は非常に多く、複数のブドウ品種をブレンドするのが伝統スタイル

ブドウは、ポルトガルのローカル品種がズラリと並び、
白ブドウは、アルバリーニョ、アリント、アヴェッソ、アザール、ロウレイロ、トラジャドゥーラ
黒ブドウは、イシュパデイロ、パデイロ、ヴィニャオン、等々。

耳慣れない名前ですし、数も多いので、無理に覚えなくても問題ありません。
ただ、近年は、単一品種でつくるヴィーニョ・ヴェルデが生産者の中でトレンドになってきているので、白のヴィーニョ・ヴェルデなら、品質の良いものを多くつくる“アルバリーニョ”と、栽培面積最大の“ロウレイロ”を覚えておくといいでしょう。



品種ごとのヴィーニョ・ヴェルデ - Quintas del Homen




アルバリーニョに特化した生産者 - Solae de Serrade
アルバリーニョは北の内陸部で多く栽培されていますが、他の地域にも広がっています。




発泡ワイン、赤、白、ロゼと、多彩なヴィーニョ・ヴェルデ - Viniverde SA




左端はアルバリーニョのレイトハーベストの甘口ヴィーニョ・ヴェルデ!
残糖127g/Lもあります  - Quintas de Melgaço




透明ボトルは爽やかさがグーンとアップ - Manuel Costa & Filhos Lda.




オーガニックのヴィーニョ・ヴェルデも登場しています。
こちらは、2011年からオーガニックの生産者  - Quinta de Covela


Tony Smith - Quinta de Covela




シャルドネのワインも登場。
ただしDO Vinho Verdeではなく、GI Minho - A&D Wines



スッキリした爽やかなと、果実味がチャーミングなロゼのヴィーニョ・ヴェルデは、よーく冷やして、食前酒、サラダ、軽いおつまみ、シーフード料理、塩で食べるてんぷら、塩の焼鳥、アジアン&エスニック料理などに。

若々しくキレイな果実味ののヴィーニョ・ヴェルデは、軽く冷やして、肉のグリルやローストに。
パスタやピッツァでもイケます。

ヴィーニョ・ヴェルデは、アルコールが低く、軽快な飲み心地のものが多いので、幅広い料理に対応できるワインです。



1000円前後からあり、価格もお手頃だし、人がたくさん集まる場で役立つワインだと思います。
お盆で親戚が集まる場にもいいですね(笑)




よくスーパーで見る 「Gazela」(ガゼラ)も、由緒正しきDOVinho Verde。
使用ブドウは、ローレイロ 40% 、ペデルナン 30%、トラジャドゥーラー 15%、アザル 15%。

ほどよいボリューム感の果実味に、フレッシュな酸が加わり、キーンと冷やしてシャキッと飲めます。
価格は1000円くらいだったと思います。

今からスーパーに買いに行けば、今夜の晩酌に間に合いそう?

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世界の機内食案内[16] トルコ航空 東京~イスタンブール

2016-08-10 14:39:34 | 機内食
&GP「世界の機内食案内[16] トルコ航空  東京~イスタンブール」 がアップされました。

今年6月、トルコのイスタンブール空港でテロによる爆破がありましたが、その前の月に利用しました。危機一髪でした。

トルコ航空は、機内食だけでなく、アメニティもとてもよかったので、詳しく紹介しています

世界の機内食案内[16] トルコ航空 東京~イスタンブール





記事リンク
https://www.goodspress.jp/reports/49366/

&GP
https://www.goodspress.jp/



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【バネ指の手術】経過6-もう2年

2016-08-09 12:25:27 | バネ指
2年前の8月1日に手術した、右手親指のバネ指の経過を報告します。

前回報告した1年前は、まだ少し痛みと違和感が残っていました。
あれから1年、手術経過2年が過ぎた今は、普段の生活では、ほとんど気にならなくなりました。

手術痕は、見る限りはまったくわからないほどキレイな状態です。
ただし、縫い合わせた際の皮膚の盛り上がりがしこりのようにあり、触るとグリグリしています。

普段、痛みはほとんど感じませんが、缶詰のプルタブで固いものを引き上げる時や、固い瓶を開けようとする時は、力が90%ほどしか入っていないように思います。

おそらく、もう1年先の3年後には、手術をしたことなど忘れてしまいそうかも?
このリポートが、バネ指の手術を考えている方のお役に立てば幸いです。

※手術の様子とこれまでの経過は コチラ をご覧ください

(右の欄の“カテゴリー”の「バネ指」からもご覧いただけます)

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チリワイン再考ー最高?

2016-08-08 17:24:50 | ワイン&酒
先日はチリワイン生産者の「ウンドラーガ」を取り上げましたが、その中に書いたことで再考したいことがあります。

チリワインの生産量も輸出量もここ20年で順調に伸びており、日本の2015年度のワイン輸入量ではチリが初めて1位となりました。
今や、チリは押しも押されもせぬワイン生産国となったわけですが、消費者はどう感じているでしょうか?

例えば、シャンパーニュプレミアムクラスのチリワインが同じ3500円で並んでいた場合、どちらを選びますか?

そのシャンパーニュの素性や保管状態がわからなくても、一般消費者は、チリワインよりもシャンパーニュの方を選ぶ確率が高いのではないでしょうか?

詳しい人なら、そのチリワインが、厳選された畑の高い樹齢のブドウから粒選りされたもので、当代随一の醸造家が手をかけて仕込んだ上級品と気づくかもしれません。
それでも、週末のホームパーティーの持ち寄りワインにするなら、お安いシャンパーニュの方を選んでしまいそうな気もします。

つまり、一緒に飲む相手のことを考え、「チリワイン=安くて手頃なワイン」と思われることを回避したい、という気持ちが働く可能性が大いにありそうでは?

安くておいしい、最高じゃないですか。

おいしいけれど、「安い」が常に付いて回るところが、チリワインの不幸です。



(Maipo Valley in Chile  Sep. 2013)


チリワインが日本でブームになった1990年代後半、チリワインの価格は今ほど安いものはなく、エントリーレベルで約1000円程度が多かったと思います。
1000円で充分おいしいことで、一般消費者も買いやすく、折しも赤ワインの健康ブームもあり、チリのカベルネが大ヒットしました。

現在、チリワインが日本の輸入ワインのトップになったことからも想像できるように、赤ワインブームの時と比べものにならないくらい多くのチリワインが輸入され、販売されています。

チリワインの不幸は、価格競争の方向にベクトルが向いたことです。

できるだけ安いもの、安いもの、を追求する傾向が強まり、「安い」が当然となりました。
もちろん、安さだけでなく、クオリティを追求する販売者もいます。

結果、チリワインの販売量は増えたかもしれませんが、全体のイメージ戦略としては微妙です。

「チリワインを買うならワンコイン以下だよね?」
「せいぜい1000円台」「3000円以上なんて考えられない」

ですから、ドンメルチョー等、ごく一部のスーパープレミアムチリワインは置いといて、中価格帯のチリワインの販売は厳しい状況が続いています。
この価格帯には世界中に競争相手がたくさんいますからね。


Old vineyards in Chie 2013

「チリワイン=安いイメージのワイン」を打破するには、まずは、生産者らが心をひとつにして取り組んでいくことが必要でしょう。

チリには、チリのワイン産業の発展のために2007年に設立されたWines of Chile(チリワイン協会)がありますが、イメージ戦略の動きは弱いように思います。

そして、販売者もチリワインに真剣に向き合わねばなりません。
ただ量を売るだけでなく、その先のことを考えていかないと、真に実力のある素晴らしいチリワインが陽の目を見ないことになり、実にもったいない!

私たち消費者も、チリワインのことを真面目に考える時が来ました。

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ORNELLAIA 1995

2016-08-07 16:20:18 | ワイン&酒
今年はスーパータスカンワインの 「オルネライア」 に縁があるようで、友人のお誘いで参加した持ち寄りワイン会で、オルネライアに再会しました。


ORNELLAIA 1995 (Italy, Toscana)

1995年のセパージュは、76% CABERNET SAUVIGNON、18% MERLOT、6% CABERNET FRANC。
21年経過のワインで、オルネライアですから、まだまだ充分おいしく飲めるはずですが、このボトルはすでにピークを過ぎているようでした。
おそらく、保存状態があまり良くなかったのかもしれません。

ちょうど6月に在日イタリア大使館で開催された、「Ornellaia」のラージサイズ・リミテッドエディションシリーズの紹介パーティで、2013年2003年を飲みました。
2003年は13年経過していますが、まだまだ若さがあり、骨格がガシッとしていました。

今回飲んだ1995年は、それより8年古いわけですが、骨格が頼りなく、肉も削げ落ちており、単なる経年の影響ではないと感じました。

それでも、貴重なオルネライアを持参いただいた方に感謝です。




よく知るSOLTER(独)やCOPPOLA(米)、EISWEINなどなど、20本ほどが集まりました。



フードも持ち寄りで、いろいろ。
友人お手製の台湾ビーフンがおいしかった

お誘いくださいましたOさん、ありがとうございました

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9/25 リースリングリング in 京都

2016-08-06 10:48:27 | ワイン&酒
関西の方、9月にワインイベントがありますよ

京都の老舗ワインショップ「ワイングロッサリー」が厳選するリースリングワインが100種類以上楽しめる、西日本最大のリースリングのお祭り 「リースリングリング in 京都」 が、下記要領にて開催されます。




開催日:2016年9月25日(日)

時間:12:30~16:00(最終入場15:00)

会場:アンスティチュ・フランセ関西 - 京都(京都市左京区吉田泉殿町8)

入場料:4,000円

定員:500名  ※前売りチケットは400名限定

入場料の一部とオークションの売上金額全額を、東日本大震災と熊本地震の復興支援のため寄付するとのことです。

※詳細及びチケットのお求めは下記へ
http://www.winegrocery.com/rrk2016/

※イベントの最新情報はFacebookページに随時アップされています。
https://www.facebook.com/rieslingring/


※このイベントは私が執行部を務める“Riesling Ring”が協力しています。
 Riesling Ring主催のイベントではありません。


【注意】
お酒のイベントですので、20歳以上の方のみがチケット購入可能となります。


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10の個性あるクリュ・ボジョレーワインの魅力

2016-08-05 11:59:34 | ワイン&酒

おそらく、日本人にとって最も馴染みがあるワインが、ボジョレーでしょう。
それはもちろん、11月に解禁される新酒“ボジョレー・ヌーヴォー”があるからです。

ボジョレーにはヌーヴォーとは異なる高品質ワインがあることは何度か書いてきました。

ボジョレーには素晴らしいワインがたくさんあるにもかかわらず、ボジョレワインに対する日本の消費者の意識はなかなか変わらないのが現実です。

今日は、今週紹介してきた「Global Wine Meetings Taipei 2016」の中で行なわれた、ボジョレーワインのマスタークラスセミナーを紹介したいと思います。

セミナー講師は、ボジョレワインのアジア・アンバサダーのMinyoung Yoo氏。


Minyoung Yoo (Korea) ―Beaujolais Wine Asian Ambassador

ミンヨンはボジョレー委員会のディプロマを取得した、ボジョレーワインの正式なアンバサダーです。
韓国と中国を拠点に活動し、国内外のさまざまなコンクールの審査員を務めるなど、国際的に活躍しています。

今回のセミナーでは、ボジョレの地理、歴史、文化、土壌etc...の後、ボジョレの10のCru(クリュ)が面白い視点で説明されました。

ボジョレには、12のAOCがあり、10のクリュがあります。
クリュは特定の限定された範囲を表わす言葉ですが、ボジョレーのクリュは村名が付き、10の“クリュ・ボジョレー”と呼ばれます。

AOCの数が12なのは、10のAOC Cru Beaujolaisに、AOC BeaujolaisAOC Beaujolais Villages の2つが加わるからです。

10のクリュ・ボジョレーでは、それぞれ特徴のあるワインが造られていますが、それを覚えるというのはけっこう大変なものです。
これまでは、ただただ暗記せざるをえませんでしたが、今回、画期的なものを紹介してもらいました。




10のクリュを惑星のような球体で表し、高さ、球の大きさ、構成比の色分けで、それぞれの個性を表現しています。

左から)
Julienas、Saint-Amour、Côtes de Brouilly、Brouilly、Morgon
Chenas、Moulin-à-vent、Régnié、Fleurie、Chiroubles

例えば、一番高い位置にある右上のサーモンピンク系の小さい球体はChiroubles(シルーブル)ですが、シルーブルは10のクリュの中で最も高い標高(411m)に畑があります。
逆に、最も低い場所にあるのは、右から5つめの小さなChenas(シエナ)です(252m)。

球体の大きさは栽培面積を表わしており、最も大きいのは左から4つ目のBrouilly(1393ha)で、最小はChenas(294ha)です。

この2点だけからでも、「Chenasは最も標高が低くて栽培面積も最小のクリュ」ということがわかります。

色分けされているのは、土壌の成分構成です。
色別の25の成分構成表の資料がまた別にありまして、それから土壌構成がわかります。

ボジョレーの土壌で特徴的なのはグラニット(花崗岩)です。
グラニットはピノ・ノワールには向かず、ガメイでいい成果を出します。
よって、ボジョレーもブルゴーニュ地方の一部ですが、グラニット土壌であるため、ガメイが植えられているわけです。

上の図で、最もグラニットが多いのが右上のChiroublesです。
グラニット、グラニット混じりの土壌は、ピンク系、赤系のカラーで表現されているので、右から2つ目のFleurie(フルーリー)、3つ目のRégnié(レーニエ)もグラニット成分が多いことがわかります。

左の球体ほどグラニット成分は少ないですよね。
一番左はJulienas(ジュリエナス)、2つ目はSaint-Amour(サンタムール)、3つ目はCôtes de Brouilly(コート・ド・ブルイイ)です。
これらは緑色の構成比が多いですが、Pierre Bleu(ブルーストーン)系土壌です。



10のクリュは、おおざっぱに3つのカテゴリ分けされますので、これも覚えておくといいでしょう。

ソフトで軽快なタイプ
Régnié、Chiroubles、Brouilly

よりフルボディなタイプ
Fleurie、Saint-Amour、Côtes de Brouilly、Julienas

長期熟成タイプ
Chenas、Morgon、Moulin-à-vent


私たちは、どのクリュが良くて、どれが良くない、という見方をついついしがちですが、上の惑星図を見た後に味わいの傾向を見ると、長期熟成タイプだから品質がいい、というものではなく、10のクリュそれぞれに個性があって面白い、と考える方が、ワイン選びが楽しくなりませんか?



セミナーの後半には、クリュ・ボジョレーとアジアの食のマッチングが紹介されました。
10のクリュと、アジアを代表する6つのフードのマッチングが表になった資料があるのですが、6つのフードすべてであまりオススメではないのが、Chiroublesでした。

日本のフードは「寿司」でしたが、ダメだしされたChiroublesでも、赤身のマグロなどはいけそうな気がします。
ちなみに、Chenasも寿司にNot recommendedでした。
寿司にオススメのクリュは、Régnié、Fleurie、Saint-Amourだそうですので、興味ある方は、NGクリュも含めて色々試してみてはいかがでしょうか?



ワイン業界的には、8月の終わり頃には早くもボジョレー・ヌーヴォーの話題が出てきますが、ヌーヴォーはヌーヴォーとして楽しむとして、個性的なクリュ・ボジョレーに目を向ける時期に来ているのではないでしょうか?



上の画像は今回のセミナーで出されたワインの一部ですが、左端はガメイとシラーのブレンド!そんなものがあるの?とびっくりしましたが、さすがに格付けは“Vin de France”でした。
こんな面白いワインもあるんですね。



Thank you Minyoung!

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世界ワイン市場におけるトレンドと戦略

2016-08-04 10:52:13 | ワイン&酒
昨日は、「Global Wine Meetings Taipei 2016」のオーガナイザーでGlobal Wine & Spirits(GWS)のシニアディレクターである Lindsay Watkinさんのインタビュー記事をアップしました。

本日は、会期中にリンゼイさんが行なったマスタークラスセミナーを紹介します。

Theme: Trends and Strategies in the Global Wine Market


Lindsay Watkin, Sr Director GWS 

テーマは、世界ワイン市場におけるトレンドと戦略。
リンゼイさんの話は、現在の世界のワイン市場を捉えることから始まり、台湾のワイン市場、ターゲット設定、今後の攻略に及びました。



まず、世界のワイン市場についてですが、
生産量は全体的にダウン傾向にあり、ヨーロッパもそうです。
チリは生産量が上がっています。
チリのお隣のアルゼンチンはダウン傾向にあります。

チリワインについては、先日のウンドラーガの記事の冒頭でも書きましたが、2015年の日本への輸出量がフランスを抜いて1位になったことからも、好調ということがわかります。
さらに、ウンドラーガがそれぞれのブドウの栽培に最適の土地を積極的に探索していることからも、チリではブドウ畑が増える余地がまだまだあるわけです。


全世界のワイン輸出量は、この20年で2倍に増えています。
ボリュームはEUが依然としてリーダーで、EU生産量の58%が輸出されています。

輸出が増えている国としては、ニュージーランド、オーストラリア、チリ、南アフリカで、この20年で、なんとボリュームで370%増!
南半球が好調ですね。



ワイン消費量は、ヨーロッパが減少傾向で、アジア-パシフィック地域(アジア&オセアニア)が増加しています。

【2009年】(総量2381.5 ミリオンケース)
ヨーロッパ67%、アメリカ大陸22%、アジア-パシフィック8%、アフリカ&中東3%

【2013年】(総量2436.4 ミリオンケース)
ヨーロッパ63%、アメリカ大陸23%、アジア-パシフィック11%、アフリカ&中東3%、

【2018年】(総量2507.4 ミリオンケース) ※予測
ヨーロッパ61%、アメリカ大陸24%、アジア-パシフィック12%、アフリカ&中東3%、

※1ケースは9リットル


国別消費量は、2014~2018年の予測では、
中国24.8%、アメリカ11.3%増と大きく伸び、フランス、イタリア、スペインが減少。

アメリカはフランスを超えて世界最大のワイン消費国になり、一人あたりのワイン消費量は12リットル、年間総消費量は3.8ビリオンリットルになるよ予測されています。
アメリカはスパークリングも伸びています。

中国のワイン消費量はこの10年で急速に成長し、ワイン消費量は5位にランクインするという予測が出ています(1位アメリカ、2位フランス、3位イタリア、4位ドイツ、5位中国)

他が成長しても、EUは世界の消費の50%を維持するようです。



さて、Global Wine Meetingsの舞台となった台湾を見てみましょう。

台湾はアジア3位のワインマーケットです。
2014年度のアルコール輸入額は942.7ミリオン米ドル。
うち赤ワインが89%、白ワインが10%、ロゼワインが1%で、ビールや日本酒なども輸入しています。

台湾へのワイン輸出国は、
1位フランス(40%)、2位スペイン(14%)、3位チリ(12%)、4位イタリア(9%)、4位アメリカ(9%)、6位オーストラリア(6%)

地方別では、ボルドー、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌ、シャンパーニュと、フランス強し!

ブドウ品種別では、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングと、国際品種が並びます。

ワイン消費の傾向を見ると、女性と若い層(1980年代~1990年代生まれ)が増えているといいます。

私も台北の中心地のスーパーのワイン売り場に足を運んでみましたが、販売されている輸入ワインの価格は、日本よりも高いと感じました。
例えば、日本で1000円少々で売られているワインが、台湾では1500円くらいに値付けされていました。
他の物価と比べても、ワインは高いように思います。

ビールは安く、しかもおいしいので、一般消費者はビールの方を好むのでは?と思うのですが、さて、どうなんでしょう?

台湾の世代構成は、ミレニアル36%、ベビーブーマー34%、GenX18%、70+12%となっています。
最も多いミレニアルは1980年代から2000年代初頭(2000年前後)に生まれた世代で、ワイン消費傾向の“若い層”にピタリと当てはまります。



GWSは、このミレニアル(Millenials)を最大のターゲットとし、 4つの傾向(Foodies)に分けました。

Traditionalist(37%)  ※伝統主義者
低収入・低学歴の傾向。ソーシャルメディアをあまり利用しない。健康意識は高くない。

Bon Vivant(28%) ※よく飲み、よく食べ、人生を楽しむ人
外食もテイクアウトもデリバリーも好き。特定の食べものや食材を避ける傾向なし。ソーシャルメディアはそこそこ利用。

Food Purist(19%) ※食品純粋主義者
モバイルからのwebアクセスを好み、ソーシャルメディアを積極的に活用。ただし、意見やブランドの選択などでソーシャルメディアの影響を受ける傾向は低い。特定の食べものや食材などを原料を避ける傾向がある。

Balance Seeker(16%) ※バランス探究者
高収入・高学歴の傾向。最もソーシャルメディアに影響を受けるタイプ。健康バランスを重視。



GWSでは、最も構成比が少ないにものの、ワイン消費の中心となるターゲットは“Balance Seeker”であると設定しました。

つまり、“Millenials × Balance seeker” をメインターゲットとし、ソーシャルメディアを最大限にワインビジネスに活用していくという戦略です。

実際、オンラインビジネス、さまざまなアプリケーションの活用は、現代のワイン産業のブランドセールスに欠かせないものになっています。
それは、B2Bだけではなく、B2C(対一般消費者)も当然入ってきます。

消費者の方は、飲んだワインのコメントをネット上に投稿したり、投稿された情報を引き出して活用したり、ということがすっかり当たり前になってきました。
ワイン販売者は、オンライン上での消費者との対話を無視することができなくなりました。

オンラインによる情報提供やコミュニケーション例としては、
ワインなら、世界最大のWine APP“VIVINO”(これは知っています)
日本酒なら、APP“sakefan World”(英語版、こんなのあるんですね!)


VIVINOは利用している人も多いのでは?

GWSは、2000年から世界のB2Bネットワークのリーダーとして、テクノロジーと強力なITインフラで、ワイン&スピリッツの生産者とバイヤーを繋ぎ、完璧な解決策を提供しているとか。
彼らがカバーしているのは、世界65カ国6700の企業に及ぶそうです。

一般消費者にはあまり関係のない話かもしれませんが、ワインビジネスに関わっている方なら、GWSのことはメモリに入れて入れておいてください。
彼らのHPも要チェックです。



After seminar ― Thanks Lindsay!

Global Wine & Spirits
http://www.globalwinespirits.com/



ところで、GWSによるワイン消費のターゲット設定を日本に当てはめてみると、現実的なワイン消費層は“Generation X”(およそ1960年代~1980年生まれ)、Foodiesは“Balance Seeker” がコアでしょうか。

とはいえ、若い世代の消費者を育てなければ未来がありませんので、日本でも、20代から30代前半の“Millenials”は外せません。

Foodiesでは、Balance Seekerはもちろんのこと、Bon VivanやFood Puristもいいワインファンになってくれそうな気がしますけれど。

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ワイン生産者とバイヤーを繋ぐB2B Market Place "Global Wine Meetings Taipei 2016"

2016-08-03 10:00:00 | ワイン&酒
今年の4月19-20日に台北(台湾)で開催された「Global Wine Meetings Taipei 2016」を取材してきました。

Global Wine Meetings は、Global Wine & Spirits(GWS)が開催する、ワイン産業にフォーカスした世界最大級のB2B市場で、ワイン生産者とエージェント、プロフェッショナルが直接出会う場を提供しています。

まずは、「Global Wine Meetings Taipei 2016」のオーガナイザーで、GWSのシニアディレクターであるLindsay Watkinさんに、インタビューしました。


Lindsay Watkin  Sr Director GWS 

GWSは、ワイン生産者と、バイヤー、卸売業者などを繋ぐマッチングの場を提供するため、2000年にスタートしたインターネットサービスです。
本社はカナダにあり、リンゼイさんもカナダを拠点としています。

今回の「Global Wine Meetings Taipei 2016」は、生産者とバイヤーが直接ミーティングできるB2Bミーティングになり、初のアジア開催になります。


― なぜ台北で?

「ワインのB2Bショーが台北になかったこと、台北はアジアの中心にあり、他からもアクセスしやすかったことから、決めました。
フード関係のB2Bは過去にあったんです。
これがGWSのアジアでの第1回めとなりますが、今後は他にも広げていきたいと考えています」


― Global Wine Meetingsの特徴は?

「まず第一に、クオリティを重視しています。
プライベートなトレードショーなので、生産者を厳選しています。
また、パーソナルタッチを大事にしていますので、小~中規模の独立企業が中心です」


― 台湾のワイン事情をどう捉えていますか?

「台湾のワイン消費の89%が赤ワインですが、スパークリングも成長中です。
若い人もワインをよく勉強していると思います。
台湾はこの5年でワイン消費が8.9%伸び、アジア3位に飛躍しました」


― アジアのワインマーケットについてどう思いますか?

若い人が興味を持ってきていると感じています。アジアは成長エリアです」


― 台湾には初めて来たということですが?

「緑が多い点と、街並みが気に入りました」





メキシコのテキーラを含む8カ国(フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アメリカ)17社が出展しました。

出展者数は多くありません。つまり、厳選されているわけです。
各ブースには試飲カウンターと商談テーブルが用意され、腰を落ち着けた商談が行なわれていました。



各社のワインをまとめて試飲できる試飲コーナーがありました。
ここで気になったワインを見つけてから、生産者のブースに足を運ぶのが効率よく、私も試飲コーナーを大いに活用させてもらいました。



Global Wine Meetings中には、ワイナリーやプロフェッショナルによるマスタークラスセミナーが開催され、リンゼイさんもワイントレンドと戦略についてのセミナーを行ないました。

リンゼイさんのセミナーを含め、後日改めて紹介したいと思います。


Global Wine & Spirits
http://www.globalwinespirits.com/

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真のチリワインの個性を追求!ウンドラーガ「テロワール・ハンター」

2016-08-02 10:00:00 | ワイン&酒
2015年の日本の輸入ワイン量(スティルワイン)は、チリ が初めて国別で1位 になりました。
輸入ワイン全体に占める割合も、チリワインは28%となっています。

1990年代後半の第6次ワインブームの時には、安いのにおいしいチリワインが日本のワイン市場を大きく牽引しました。
以来、チリワインは何かと話題になり、ここ10年も連続して伸び続けています。

が、その一方で、価格優先で品質は二の次、というチリワインも多くあるように思います。
ビジネス的にはそれも仕方ないのかもしれませんが、自分で選ぶなら、ある程度の品質水準をクリアしたワインを選びたいものです。

本日取り上げる 「UNDURRAGA ウンドラーガ」も、水準クリアの良質生産者です。

ウンドラーガは、インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)2015で“チリアン・ワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー”を獲得していますからね。

7月にヘッドワインメーカーが来日したセミナーに参加し、試飲してきました。



Rafael Urrejola ラファエル・ウレホラさん  UNDURAGA Head winemaker

2007年よりウンドラーガに加わり、2013年7月より同社ヘッドワインメーカーに就任。
世界の若手TOP30に選出されている革新的なワインメーカーとして知られています。



ウンドラーガ1885年創業という歴史あるチリの中規模ワイナリーですが、2006年に経営が変わり、新体制となりました。

2007年、新体制下で始まった新しいプロジェクトが、ヘッドワインメーカーのラファエル・ウレホラさんを責任者とした“Terroir Hunter -テロワールハンター”(略称T.H.)です。

チリ南北に長い国土を持つ国で、赤道近くの北部と南極近くでは、気候が大きく違います。

また、東西を見てみると、南極からの冷たいフンボルト海流がもたらす冷たい風の影響が大きい西の海岸沿い、東のアンデス山脈から吹き下ろす風が冷たい山麓部、気温の高い中央部と、こちらも気候がさまざまです。

場所による違いは“気候”だけでなく、土壌もさまざまです。

ラファエルさんの話では、チリをヨーロッパに当てはめると、ポルトガル西部の首都リスボンから北欧のストックホルムやヘルシンキくらいまでの広い範囲に相当するそうです。

ラファエルさんを中心としたテロワール・ハンターのチームは、チリのマイクロテロワールを調査し、それぞれのテロワールにふさわしいブドウを植え、ワインをつくることにしました。

テロワールを探すに当たり、仏ブルゴーニュの“クロ”に近いものを考え、
5ha以下の小区画であり、年間400~1200ケースの生産量、明確な個性があること、をポイントとし、現在は、10の産地から13種のワインをつくっています。

これまでのチリのワインづくりでは、マイポ・ヴァレーやラペル・ヴァレーといった原産地呼称のサブリージョン名を付けるくらいがせいぜいでしたので、ウンドラーガのテロワール・ハンタープロジェクトは非常に画期的な試みでした。

土壌については、ここ10年、チリでも土壌探究の動きがあり、私も耳にしたことがあります。



テロワール・ハンターのワインは、日本にも2アイテム入ってきています。


左)Terroir Hunter Sauvignon Blanc Lyda 2014
テロワール・ハンター ソーヴィニヨン・ブラン レイダ

レイダは海から14kmにあり、冷たい海風の影響で非常に冷涼な産地で、土壌は白亜質。
ハーブ、草、柑橘の皮のビターなニュアンスがあり、最初は少し還元的なアロマでしたが、ミネラルや塩味を感じ、厚みのある果実味、複雑味が口の中で広がります。



左)Terroir Hunter Cabernet Sauvignon Alto Maipo 2013
テロワール・ハンター カベルネ・ソーヴィニヨン アルト・マイポ

アルト・マイポは赤ワインに重要な産地で、地中海気候ですが、アンデス山脈に近い場所は、山から吹く涼しい風の影響を大きく受けます。
複雑味のあるアロマで、味わいにスパイシーなニュアンス、スモーキーさが入ります。濃度があり、テクスチャーしっかりで、カベルネのシュッとした感じがありますが、タンニンがまろやかで、いいバランスです。

どちらも参考上代 各3500円(税抜)。
チリワインにしては少し高めの価格帯に感じるでしょうか。



THの下には、参考上代2000円の「Sibaris シバリス」というシリーズがあります。

シャルドネ(マイポ・ヴァレー)、ピノ・ノワール(レイダ・ヴァレー)に、8月3日に新発売となるカベルネ・ソーヴィニヨン(マイポ・ヴァレー)があり、特にカベルネはまろやかでおいしく、私のイチオシ。

シバリスは優雅なスタイルが特徴で、フードとの繊細なマリアージュを楽しむシリーズということですが、たしかに、これで充分納得いく味わいです。価格的にも使いやすいと思います。




シバリスの下のレンジ 「ALIWEN アリウェン」(参考上代 各1500円) も手軽でおいしく飲めるので、デイリー使いにはアリウェンで充分満足いくと思います。

特に、8月3日新発売のレセルバ・シャルドネ(クリコ&マイポ・ヴァレー)、レセルバ・ロゼ(コルチャグア・ヴァレー)、レセルバ・ピノ・ノワール(カサブランカ&マイポ・ヴァレー)は優秀で、コストパフォーマンスがよく、家庭の食事にも難しく考えずに合わせられると思います。



チリワインは、お手頃な価格帯のワインと、非常に高価なスーパープレミアムワインに関しては注目され、それぞれ需要がありますが、その中間にあるワインは、使い方が難しいといわれることがあります。

家で晩酌するならお手頃チリワインはもってこいだし、ドン・メルチョーやアルマヴィーヴァといったスーパープレミアムチリワインは誰もが飲んでみたい垂涎アイテムですからね。

4000~7000円くらいの価格帯というと、世界中に優秀な競争相手は星の数もある!

「チリワインが好き、って言ったら、ちょっと恥ずかしいかな…」と思ったりする人がいたりと、なかなか難しいものがあるわけですが、数多のチリワインの中で、これぞ!と思う優秀なワインを見つけていくことは、実は楽しいこと では?

そういうワインを見つけてくるインポーターのセンスが問われるところです。





上の画像左の“ファウンダーズ・コレクション カベルネ・ソーヴィニヨン 2012”(参考上代5000円)は、酸とタンニンがキレイで、シルキーで繊細でエレガントな上等な赤ワインでした。

樹齢60年の古木のカリニャンを使った“ヴィーニョ・カリニャン”(参考上代5000円)に興味を惹かれました。なめらかでジューシーで、おいしいです。




シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%の辛口スパークリングワインは参考上代1400円と、コスパ大!


上で紹介したウンドラーガのワインは、既存11アイテムに新アイテム6種を加え、2016年8月3日より出荷開始されます。

(輸入元:三国ワイン株式会社)

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