ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ワイン生産者とバイヤーを繋ぐB2B Market Place "Global Wine Meetings Taipei 2016"

2016-08-03 10:00:00 | ワイン&酒
今年の4月19-20日に台北(台湾)で開催された「Global Wine Meetings Taipei 2016」を取材してきました。

Global Wine Meetings は、Global Wine & Spirits(GWS)が開催する、ワイン産業にフォーカスした世界最大級のB2B市場で、ワイン生産者とエージェント、プロフェッショナルが直接出会う場を提供しています。

まずは、「Global Wine Meetings Taipei 2016」のオーガナイザーで、GWSのシニアディレクターであるLindsay Watkinさんに、インタビューしました。


Lindsay Watkin  Sr Director GWS 

GWSは、ワイン生産者と、バイヤー、卸売業者などを繋ぐマッチングの場を提供するため、2000年にスタートしたインターネットサービスです。
本社はカナダにあり、リンゼイさんもカナダを拠点としています。

今回の「Global Wine Meetings Taipei 2016」は、生産者とバイヤーが直接ミーティングできるB2Bミーティングになり、初のアジア開催になります。


― なぜ台北で?

「ワインのB2Bショーが台北になかったこと、台北はアジアの中心にあり、他からもアクセスしやすかったことから、決めました。
フード関係のB2Bは過去にあったんです。
これがGWSのアジアでの第1回めとなりますが、今後は他にも広げていきたいと考えています」


― Global Wine Meetingsの特徴は?

「まず第一に、クオリティを重視しています。
プライベートなトレードショーなので、生産者を厳選しています。
また、パーソナルタッチを大事にしていますので、小~中規模の独立企業が中心です」


― 台湾のワイン事情をどう捉えていますか?

「台湾のワイン消費の89%が赤ワインですが、スパークリングも成長中です。
若い人もワインをよく勉強していると思います。
台湾はこの5年でワイン消費が8.9%伸び、アジア3位に飛躍しました」


― アジアのワインマーケットについてどう思いますか?

若い人が興味を持ってきていると感じています。アジアは成長エリアです」


― 台湾には初めて来たということですが?

「緑が多い点と、街並みが気に入りました」





メキシコのテキーラを含む8カ国(フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アメリカ)17社が出展しました。

出展者数は多くありません。つまり、厳選されているわけです。
各ブースには試飲カウンターと商談テーブルが用意され、腰を落ち着けた商談が行なわれていました。



各社のワインをまとめて試飲できる試飲コーナーがありました。
ここで気になったワインを見つけてから、生産者のブースに足を運ぶのが効率よく、私も試飲コーナーを大いに活用させてもらいました。



Global Wine Meetings中には、ワイナリーやプロフェッショナルによるマスタークラスセミナーが開催され、リンゼイさんもワイントレンドと戦略についてのセミナーを行ないました。

リンゼイさんのセミナーを含め、後日改めて紹介したいと思います。


Global Wine & Spirits
http://www.globalwinespirits.com/

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