ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

台北101の「鼎泰豊」で小龍包と台湾ビール

2016-05-03 17:24:20 | お出かけ&旅行
昨日は、安くておいしい台湾の駅弁を紹介しました。
今日は、安くはないけれど、台湾といったらここでしょう、という店を紹介します。

小龍包で有名な 「鼎泰豐(ディンタイフォン)」



油問屋として1958年に創業後、1972年から点心の販売を開始し、特に小龍包が人気を博し、今や世界にも多くの店舗を展開する有名ブランドとなりました。
日本にも店舗がたくさんありますが、やっぱり台湾で食べてみないとね。

本店が人気らしいですが、初台湾でまったく不案内な私が本店まで到達するのは無理そう&非常に込み合うようなので、宿泊しているホテルのご近所にある超高層ビル“台北101”の地下にある支店に行ってみました。


台北101

行列がすごくて、なかなか入れないかと思いきや、一人だと店員さんに告げると、すぐに席に案内してくれました。



カラーのメニューのほか、メニュー兼伝票を渡され、注文したいものにチェックを入れ、数字を記入していきます。これなら言葉がわからなくても大丈夫。
でも、スタッフは日本語を話せる人が多いようです。


店内は若いスタッフが多くて明るい雰囲気

とりあえず、有名な小龍包は頼まないとね!
5個から注文でき、ベーシックな小龍包は5個で100元。
中の具材がいくつかありますので、人数がいれば、それらを食べ比べしてもいいかも。



小龍包を待つ間に、豆腐干の和え物とビールでしばしまったり。
豆腐の干したものは私の好物なので、すかさず注文しました。
昆布や野菜も入り、ヘルシーな一皿。70元。


Taiwan Beer  Gold Medal (600ml)  150元

ビールはグラスでも良かったのですが、このサイズの瓶ビールしかないということでした。



アルコール5%。
ドラフトタイプで、ほどよいコクと飲みごたえがあり、食事に合わせやすいタイプ。
600mlを飲み切れるか?と思いましたが、すっかり飲みきりました(笑)



お皿とレンゲと箸、小龍包用の生姜の小皿が置かれ、小龍包を待ちます。

「生姜は小龍包に載せてください。醤油と酢はお好みで」と、店員さんが説明してくれます。
白い湯呑にはお茶が入っています。お茶は無料。


「醬油」は漢字なのでわかりやすい(笑)


小龍包到着!


白く美しい姿


生姜を載せていただきます

到着してから食べるまでに色々撮影し、時間が経ってしまったので、口に入れた時はアツアツではなく、肩すかしを食らいました(笑)
テーブルに置かれたら、すぐに食べることをオススメします。




和え物と小龍包5個だけではさすがにお腹が満たされないので、スープを頼むことにしました。
台湾では、食事の際にスープを飲むのは定番らしいと聞いたので。


牛肉蒸しスープ(塩味) 200元

シンプルだけど、うまみたっぷりのスープの中に、牛肉がゴロゴロ入っています!
まずはスープを堪能。じわ~っとしみこむ、滋味なおいしさに、ほっこり。



たっぷり入っている牛肉は少しずつお皿に取り、メインの肉料理的にいただきます。
ほどよい弾力と噛みごたえがあり、量もたっぷりだし、大満足。
200元は日本円で換算すると、約800円。



ビール、小龍包、干し豆腐の和え物、牛肉スープで520元。
サービス料10%で572元。

台北初日で、まだお金の感覚がよくわからない状況だったので、日本円で2300円程度ならまずまずでは?と思いましたが、翌日のランチのセットメニューが130元だったことを考えると、572元は張り込みすぎた?
昨日紹介した、台湾鉄道の駅弁にいたっては60元でしたからね(笑)

小龍包も、もっと庶民的で手軽でおいしい店がたくさんあったかと思いますが、それはまた次の楽しみにとっておきましょう



鼎泰豊 台北101店
110 台湾 Taipei City, Xinyi District, City Hall Rd, 45號台北101購物



台北101の正面から右手の階段を降りた先へ


エスカレーターでもB1に降りられます     地下鉄なら「台北101」駅の4番出口を出たらすぐ

台北101の地下1階という便利なロケーションなので、使い勝手は抜群。
一人でも入りやすかったです。

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台北駅で買った駅弁「臺鐵便當」

2016-05-02 10:46:28 | お出かけ&旅行
先日の台湾出張の際に、ぜひ食べてみたかったものがあります。

それは、台湾鉄道の駅弁です

主要駅で販売されているということでしたので、帰国の際に台北駅で途中下車し、念願の駅弁を入手しました。

その詳細が &GP にアップされています。

「台湾の駅弁がおいしい」と聞いて、さっそく食べてみた!



早速、空港ロビーで実食 




紙ナプキンも撮影してみました(笑)

記事リンク
https://www.goodspress.jp/reports/35610/

GP
https://www.goodspress.jp/


【参考】 「世界の機内食案内[9] JAL 東京~台北」は → コチラ

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プロセッコ日和のGW

2016-05-01 17:40:08 | ワイン&酒
ゴールデンウィークに入ったというのに、北海道では雪が積もったようですが、今日の首都圏は完全に初夏。少し動くと汗ばみます。

こんな時に飲みたいのは、爽やか系の白ワイン
例えば、Prosecco プロセッコ

プロセッコは、2009年に規定されたイタリアのDOCワインで、軽い発泡のフリッツァンテ、しっかりした泡立ちのスプマンテが知られていますが、実は泡のないスティルワインもあるとか。


左はフリッツァンテ、右はスプマンテ

昨年の10月末、日本で初のプロセッコのプロモーションがあり、セミナーや試飲会も行なわれましたが、プロセッコを飲むなら、肌寒い季節よりも今日のような陽気の日が似合いそうです。

※DOCプロセッコの定義については、以前に詳しく紹介したので、ぜひご覧ください。
イタリアのプロセッコが新しくなっています 【前編】【後編】



プロセッコは、イタリア北部のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州とヴェネト州の2つの州で生産されています。
現在、DOCプロセッコ用の畑は20,000ha、ブドウ栽培者数は10,452、ワインメーカー数は1,201。

DOCプロセッコでも有機栽培が増え、サステーナブルな農業も広まり、さまざまなアプローチが広く行われるようになってきているようです。


右はエチケットに Organic Wineオーガニックワインと表記されています

生産量の30%は国内消費され、70%が輸出されますが、最も多いのがヨーローッパで(69.8%)、次が北米(21.6%)、アジア地域は3位(3.8%)となります。
プロセッコは特にドイツで好まれ、アメリカやカナダでも人気となり、今や国際的な需要が高まっています。
2014年の生産量は3億6000万本でしたが(ちなみにシャンパーニュは3億本)、ワインが足りなくて、需要に対応できなかったといいます。



なぜ、プロセッコが人気なんでしょう?

イタリアでは、今はワインを難しく深刻すぎずに飲む傾向にあり、パッと飲んで楽しむ、軽いワインがある時間を楽しみます
プロセッコは、そんなイタリア人のライフスタイルの大事な脇役になっています。


昼前から飲んで、ランチにも飲んで、ずっと合わせていられる。
ディナーの前のアペリティフとしても成功しているし、次に続くテーブルでの食事にも合わせられる。

デリケートな味わいだけど、酸があるので口の中をキレイにしてくれるキレの良さもある。
自分が主役にならず、色々なものに控えめに寄り添ってくれる。

甘さのあるdry、やや甘めのextra dry、辛口のbrutと、甘辛のバリエーションがある。


いいことづくし!(笑)


上の2本はextra dry

だから、幅広いつまみ、フード、食事に合わせられる、というわけ。




セミナー講師の方々  [2015.10.29、Tokyo]
左から)ステファノ・ザレッテ氏(プロセッコ協会会長)、マルコ・サベリコ氏(「ガンベロ・ロッソ」編集責任者)、宮沢勲氏(イタリアワインのワインジャーナリスト)



こちらの2本もextra dry

昔は、醸造の際に出る苦みを和らげるために甘さがあるタイプ(extra dryなど)が多かったといいますが、今は苦みが出ないようになったので、辛口のbrutが多くなっています。


飲みやすく、フレッシュで、フルーティーで、切れ味がよく、ボディが重たくない。
軽やかだけれど平凡でなく、気軽に、すぐに喜びを与えられるワイン
、それがプロセッコ

ほら、今の季節にピッタリでしょう?

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