【前編】でプロセッコの新DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco を紹介しましたが、このDOCG名を表示できるのは、Conegliano Valdobbiadene エリアで造られた(もちろんDOCG規定を満たした)ワインのみ。
となると、プロセッコ種(今はグレラ種ですが)から造られるけれど、コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネのエリア以外のワインはどうなるんでしょう?という疑問が出てきます。
コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネのDOCGエリアはヴェネト州トレーゾ県内にあります。
その周辺で造られるプロセッコはIGTワインでしたが、コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネがDOCGに昇格すると同時にDOCに昇格し、プロセッコはDOC名になったのです(DOC Prosecco)
よって、ヴェネト州トレーゾ県のコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネエリアで造られ、DOCG規定を満たしたものは“DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco” に、
それ以外のエリアであったり、DOCG規定を満たしていないもの(但し、DOC規定を満たすもの)は “DOC Prosecco” になります。
プロセッコの生産エリアはヴェネト州に隣接するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にもまたがりますので、フリウリで造られるものも DOC Prosecco ワインと呼ばれます。
つまり、ピラミッドでいえば、土台部分に DOC Prosecco があり、その上に DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco が乗っかります。
この DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco には、
スプマンテにのみ許される“リーヴェ”(Rive) というカテゴリーがあります。
43の限定された単一のコムーネ(行政区域)、または単一のエリアの畑(急斜面上部の畑など)のブドウのみで造られるワインだけに、そのコムーネ、またはエリアの名前を表記できます。
表記例) ○○○ Brut Le Rive di XXXX (←XXXXに コムーネやエリアの名前が入る)
よって、 Rive~の表記があるスプマンテは各エリアの個性を楽しみたい時にうってつけ
階層ピラミッドにおいて DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco の上位(トップ)にあるのが、クリュの“カルティッツェ”(Cartizze) になります。
カルティッツェは、ヴァルドビアデーネの近くの、特に日当たりがよく、標高の高い、急斜面の丘陵地のエリアです。
土壌はモレーン(氷堆石)、砂岩、粘土を含み、水はけはいいものの、ある程度の水分を保持します。
古木が多く、急斜面のため作業は手のみで行われます。
DOCGコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネとして登録されている畑は5000haですが、うちカルティッツェはわずか106haのみ。
カルティッツェに畑を持つ栽培家は140軒あり(よって、どこも小区画のみ)、50の醸造所が“カルティッツェ”を名乗ることができるスプマンテを造っています。
表記例) ○○○ Conegliano Valdobbiadene Prosecco Superiore di Cartizze
カルティッツェは “プロセッコのグランクリュ” と言われているとか。
色は他のものよりも濃く、香りも芳醇で複雑で、ほどよいコクが感じられます。
見つけたらぜひ!(ただし、お値段はかなりお高いようで・・・)
Bisol社のJEIO Dryは Cartizze 表記がありました
味わいの甘辛の度合いの表示は、残糖量によって以下のようになっています。
・Brut 0~12g/l
・Extra Dry 12~17g/l
・Dry 17~32g/l
スッキリした飲み心地のブリュットから、爽やかな甘さのあるドライまで、味わいのバリエーションがありますので、色々なシーンにや用途に合わせて楽しめますね。
Le Vigne di Alice の Extra Dry(手前)
Conegliano Valdobbiadene Prosecco のスプマンテはガスのキメが細かくてやわらかいので、アペリティフにはピッタリ。
酸がアグレッシブでないため、食事の前半のお皿や、また和食にならそのまま1本を通して楽しめそうですよ。
グラスはフルート型よりも、広めのチューリップ型の方が、より美味しく飲めるとのこと。
Perlage社の「ANIMAE」はビオディナミ、酸化防止剤無添加による初のValdobbiadene Prosecco
ビオワインもこれからどんどん出てきそうでしょうか
なによりも、若いうちに飲むべし、がプロセッコの信条。
飲みたくなったら買いに走り、買ってきたらスグに開けますか(笑)
となると、プロセッコ種(今はグレラ種ですが)から造られるけれど、コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネのエリア以外のワインはどうなるんでしょう?という疑問が出てきます。
コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネのDOCGエリアはヴェネト州トレーゾ県内にあります。
その周辺で造られるプロセッコはIGTワインでしたが、コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネがDOCGに昇格すると同時にDOCに昇格し、プロセッコはDOC名になったのです(DOC Prosecco)
よって、ヴェネト州トレーゾ県のコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネエリアで造られ、DOCG規定を満たしたものは“DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco” に、
それ以外のエリアであったり、DOCG規定を満たしていないもの(但し、DOC規定を満たすもの)は “DOC Prosecco” になります。
プロセッコの生産エリアはヴェネト州に隣接するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にもまたがりますので、フリウリで造られるものも DOC Prosecco ワインと呼ばれます。
つまり、ピラミッドでいえば、土台部分に DOC Prosecco があり、その上に DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco が乗っかります。
この DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco には、
スプマンテにのみ許される“リーヴェ”(Rive) というカテゴリーがあります。
43の限定された単一のコムーネ(行政区域)、または単一のエリアの畑(急斜面上部の畑など)のブドウのみで造られるワインだけに、そのコムーネ、またはエリアの名前を表記できます。
表記例) ○○○ Brut Le Rive di XXXX (←XXXXに コムーネやエリアの名前が入る)
よって、 Rive~の表記があるスプマンテは各エリアの個性を楽しみたい時にうってつけ
階層ピラミッドにおいて DOCG Conegliano Valdobbiadene Prosecco の上位(トップ)にあるのが、クリュの“カルティッツェ”(Cartizze) になります。
カルティッツェは、ヴァルドビアデーネの近くの、特に日当たりがよく、標高の高い、急斜面の丘陵地のエリアです。
土壌はモレーン(氷堆石)、砂岩、粘土を含み、水はけはいいものの、ある程度の水分を保持します。
古木が多く、急斜面のため作業は手のみで行われます。
DOCGコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネとして登録されている畑は5000haですが、うちカルティッツェはわずか106haのみ。
カルティッツェに畑を持つ栽培家は140軒あり(よって、どこも小区画のみ)、50の醸造所が“カルティッツェ”を名乗ることができるスプマンテを造っています。
表記例) ○○○ Conegliano Valdobbiadene Prosecco Superiore di Cartizze
カルティッツェは “プロセッコのグランクリュ” と言われているとか。
色は他のものよりも濃く、香りも芳醇で複雑で、ほどよいコクが感じられます。
見つけたらぜひ!(ただし、お値段はかなりお高いようで・・・)
Bisol社のJEIO Dryは Cartizze 表記がありました
味わいの甘辛の度合いの表示は、残糖量によって以下のようになっています。
・Brut 0~12g/l
・Extra Dry 12~17g/l
・Dry 17~32g/l
スッキリした飲み心地のブリュットから、爽やかな甘さのあるドライまで、味わいのバリエーションがありますので、色々なシーンにや用途に合わせて楽しめますね。
Le Vigne di Alice の Extra Dry(手前)
Conegliano Valdobbiadene Prosecco のスプマンテはガスのキメが細かくてやわらかいので、アペリティフにはピッタリ。
酸がアグレッシブでないため、食事の前半のお皿や、また和食にならそのまま1本を通して楽しめそうですよ。
グラスはフルート型よりも、広めのチューリップ型の方が、より美味しく飲めるとのこと。
Perlage社の「ANIMAE」はビオディナミ、酸化防止剤無添加による初のValdobbiadene Prosecco
ビオワインもこれからどんどん出てきそうでしょうか
なによりも、若いうちに飲むべし、がプロセッコの信条。
飲みたくなったら買いに走り、買ってきたらスグに開けますか(笑)
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