ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

小休止-パンデピス

2014-06-17 10:00:00 | 甘いもん
本日もドイツ【後編】に取り掛かれそうにないので、もうひとつ小休止。
昨日の “ケークシトロン” に引き続き、アペリティフのイベントで入手したもの。




ル・パンデピス  アペリティフ特別価格 500円 (セルリアンタワー東急ホテル)

パンデピスPain d'epice、エピスはスパイスですから、スパイス入りパンというわけ。

裏ラベルの原材料を見ると(記載順に)、蜂蜜、卵、ライ麦、牛乳、砂糖、チョコレート、膨張剤、香料、オレンジ、レモン、シナモン、アニス、ナツメグ、ホワイトチョコレート、カカオバター、着色料。
スパイス類はもちろんですが、ライ麦やチョコレート、柑橘類も入っているとは意外です。

先に食べたケークシトロンが、冷蔵庫に入れたらおいしくなったので、パンデピスは最初に食べる前から冷蔵庫に入れておきました。

さて、いよいよ…



なんと、生地がパッサパッサでボソボソ!
ケークシトロンはしっとりとしておいしかったのに、パンデピスは水分がまるっきり抜けてしまったような状態です。原材料に油脂分が少ないのも関係しているでしょうね。

そういえば、昨年末に フランスで買ってきたパン・デピス(カシスジャム入り)も、ややパサつく感じでした。この時は冬だったので、常温の状態で食べましたけれど。

となると、水分を奪ってしまう冷蔵庫に入れるのは避けるのが良さそう です。
でも、いったん冷蔵庫に入れたものを出すのは、特にこの時期は避けたいところ。

そこで、スライスしたものをしばらく常温に置くことにして、ボソボソで甘さも感じなくなっていたので、食べる直前に ジャムをトッピング してみました。



まだ残っていた パタゴニア産ブルーベリージャム をトッピング

パンデピスの生地も少しやわらかさが戻り、ジャムのおかげでおいしさもアップ!
ジャムの水分を多少なりとも生地が吸い取ったように思います。

また、甘酸っぱいブルーベリージャムと、スパイスふんだんなパンデピスが見事にマッチし、感動モノのおいしさに
できればディジョンのカシスジャムを使いたかったところですが、ブルーベリーでもバッチリ



翌日、冷蔵庫から出してしばらく置いておく時間がなく、どうしたものか?と考え、グリルで軽~く(1分)あぶってみたところ、おいしさ復活。

パンデピスには、トーストする食べ方も方法もあるようなので、グリルやトースターを活用してもOK。

なお、私はジャムをトッピングしましたが、フォアグラやウオッシュチースなどを載せたりする食べ方もあるようで、そうなると、テータイムやおやつとはまた別の楽しみ方ができそうですね


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2 コメント

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Unknown (アングラ)
2014-06-17 21:53:10
冷蔵庫に入れると水分が失われることもあるとは思いますが、それよりも問題なのは焼成によりアルファ化したデンプンがベータデンプンに戻ってしまうことです。炊いたご飯を冷蔵庫に入れても同じことが起こります。これを「老化」と呼びます。一番の解決策はご飯でもパンでも同じですが再加熱することです。
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再加熱! (まゆ@管理人)
2014-06-18 18:22:38
アングラさん、コメントありがとうございます。
たしかに、ご飯はそうですね。
バウムクーヘンだと(今日食べました)、冷蔵庫に入れても、みちっと詰まるだけで、おいしくなります。油脂も関係しているかもしれませんね。
パン・デピスの場合は、次回からは、冷蔵庫はできるだけ避け、硬くなったら軽くあぶりたいと思います。
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