フランス政府が、5000人以上が集まる行事の禁止を出したようですが、実は私は1週間後にフランスのブルゴーニュで開催される「Grands Jours de Bourgogne」というイベントに出かける予定です。
2年に一度開催されるGrands Jours de Bourgogneは、1週間かけてブルゴーニュの各地で大試飲会を行なうものなのですが、2月28日の段階では、予定通り催行すると、主催のブルゴーニュ委員会は表明しています。
が、フランス政府の5000人以上の~、が出て、微妙になってきました。
おそらく、人数的には5000人も集まらない規模のはずですが、試飲会場は人と人の距離がけっこう近く、会話も当然しますので、ウイルス感染の危険性がないとはいえません。
セラーの中の試飲会場もあるので、もし、コロナウイルスの感染者がこのイベントから出た場合、セラーを消毒しなければならないでしょう。
そう考えると、開催中止表明がいつ出てもおかしくないですよね。
中止の場合、さて、私はどうしましょう?
ホテルはキャンセルフィーなしでキャンセルできますが、フライトはどうなるか、です。
そもそも、一度、中国系の航空会社で発券し、中国のコロナウイルス被害が広がってきたため、私の予約していたフライトが欠航となり、キャンセルとなりました。
その後、別の航空会社で発券しましたが、韓国の仁川経由の大韓航空なんです。
発券した時は、韓国のコロナ被害は非常に少なかったのですが、今や、韓国からの渡航者を拒否する国も出てくるほど広がっています。
往路の仁川からパリはエールフランスの機材&クルーですが、帰路は大韓航空の機材&クルーなので、悩ましいところです。
Grands Jours de Bourgogneが開催されるなら、私もそのままフランスに行きますが、中止または延期となった場合、フライトもホテルもすべてキャンセルすべきか、フランスには行くけれど、その先のスケジュールを多少変更するか、になります。
フライトのキャンセルはキャンセル料がかかりますので、できれば行きたいところですが…
そのほかのワイン関係の試飲商談会では…
ドイツのMesse Düsseldorfが主催する「Prowein」(3月15~17日、デュッセルドルフ)は延期する、と昨夜メールが届きました。
数万人が世界各国から集まる巨大なイベントですから、安全を担保できないと判断し、期日未定の延期となりました。
イタリア北部ヴェネト州ヴェローナで開催される「Vinitaly」(4月19~22日)は、このまま予定通りに開催すると、2月26日付のリリースで表明しています。
が、イタリア北部は、ヨーロッパの中で最もコロナウイルスの被害が深刻なところですから、今後の状況によっては、開催が危ぶまれる可能性は高そうです。
「Prowein」も「Vinitaly」も、私は今年はどちらも行く予定はありませんでしたが、延期や中止となると、その後の処理手続きがあるので大変です。
Proweinの方は、日本の酒蔵さんも団体で大きなブースを出す予定でしたから、慌てているはずです。
これらのイベントが延期になって後日に押し出されると、他のイベントとの兼ね合いで調整が必要になってきますから、今年はどの業界でも、イベント関係はガタガタになりそうです。
そもそも、諸悪の根源であるコロナウイルスが終息しない限り、まともな経済活動ができません。
一日も早い終息を願ってます。