ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

気になるフランス南西地方のワイン[2]

2013-05-24 19:27:45 | ワイン&酒
気になるフランス南西地方のワイン[1] より続きます)

試飲会でもう一つ出会った フランス南西地方のワイン は、ガスコーニュ のもの。
※いずれも未輸入


Friandise 2011 Domaine de Laxe (フランス南西地方、IGP Cotes de Gascogne)

いつもは白ワインとの出会いが多いのですが、今回の出会いは赤ワインでした。
楽しげな雰囲気のボトルに目が引きつけられました。
第一印象って大事ですね(笑)

“フリアンディーズ” は メルロからつくられた、チャーミングで心地よい赤。
冷やしてアペリティフに飲んでもいいんですって。アルコール度数は12%。
バックラベルも楽しげだから、このボトルが登場したら、話が一気に弾むでしょうね。



ガスコーニュのワインは、私にとってはポピュラーで、味も好みに合うものが多いのですが、一般的に見たら、ここも超マイナー産地でしょう。
場所はボルドーの南西部。日本人にとっては、アルマニャックの産地と重なる、と説明した方が、まだピンと来るでしょうか。


Laxe Blanc 2012 / Laxe Rose 2012  Domaine de Laxe

「ドメーヌ・ド・ラクセ」の白とロゼも好ましいワインでした。
しっかりとした果実味の白、イキイキと新鮮な果実味が魅力のロゼ。

今の季節なら、どちらもアペリティフにゆるゆると楽しみたくなります。
アルコール度数は各12%と軽やかなのもいいですね~


Laxe Tradition 2010 / Laxe Millesime 2008  Domaine de Laxe

赤の上級ワインもありました。
“トラディション”は、メルロとタナ各50%のブレンド、 “ミレジメ”は、タナ70%+メルロ30%で、1年間オーク樽で熟成させています。どちらもアルコール度数13%。
トラディションはイキイキとして、ペッパーのようなスパイシー感があり、ミレジメは、複雑味は増しながら樽の風味は穏やかで落ち着きがあります。

ワインとしてのレベルはこれらの方が高いですが、私は最初にピックアップした“フリアンディーズ”の軽やかさが気に入りました。



ということで、本日、覚えていただきたいのは、「ガスコーニュ」 という名前。
日本に入ってきているものであれば、私のイチオシは、若いヴィンテージのみずみずしい白

※エージェント:Vignobles Estrade et Fils (仏)


コメント
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