ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

絶好調!パルマハムは大人気

2013-05-10 15:57:12 | ワイン&酒
今年は パルマハム協会発足50周年 という記事を先ほど書き、その中で50年間の パルマハム の成長ぶりも紹介しましたが、もっと細かい数字も見てみましょう。
※数字は すべてパルマハム協会(イタリア、パルマ市)のプレスリリースから引用

2012年のパルマハムの総輸出量は 前年度比6.8%(157,000本、1,270トン)増の2,484,000本
輸出金額は 総生産量の27.5%(2.31憶ユーロ、生産者価格)



パルマハムの輸出量は過去10年で約60%(90万本)増加

欧州以外が好調(輸出量全体の37%)、特に米国、日本、オーストラリア、カナダ、の4市場
※米国は総合で第1位、2位はドイツ

非欧州市場への輸出は、過去10年で2倍の伸びを見せ、競合生ハム製品の中で大きくリード
※パルマ産:5777、その他イタリア産:3528、スペイン産:3742(単位:千kg)2012年

2012年度は、パルマハムの原木(骨付き、骨なし)、およびスライスパックで輸出量増加

過去10年間にスライスパックはほぼすべての輸出市場で成長し、欧州では総売上の56%を占める

2012年度の日本市場への輸出量は110,000本を超え過去最大(対前年度比16.2%)
うちスライスパック製品は27.6%増の17,052本分 (427,383パック)



パルマハムの“スライスパック”製品 は、今後も増加が見込まれています。
というのも、忙しい現代人の買物及び生活スタイルにマッチしているから。

生ハムの切りたてを食べらるのは最高の贅沢ですが、家庭では無理です。
その点、スライスパックはたしかに便利!
そうだ、ワイン飲もう!という時に、買い置きしてあった生ハムパックを開ければ、本格的なワインの友が簡単に用意できますからね。


グリッシーニに巻きつければ 超カンタンなおつまみに

スライスパックの消費が伸びているのは納得です。
ああ、書いていたら、無性に食べたくなってきました(笑)


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パルマハム協会50周年!

2013-05-10 10:02:48 | おいしい食べもん
昨日紹介したイタリアの美味なる食材 のひとつ パルマハム のプロモーション活動を行う
「パルマハム協会」(イタリア、パルマ市)は、協会設立 50周年を祝う式典を、2013年4月18日(木)にパルマ中心地のガリバルディ広場に隣接するポルティチ・デル・グラノ(Portici del Grano)にて行いました。

その際に発表されたのが、パルマハム協会50周年記念ロゴ



パルマのトスキ美術高校(Liceo Artistico Statale Paolo Toschi)の学生を対象に公募し、協会関係者の投票により、アルベルト・ニシカ(Alberto Nisica) さんの作品が最優秀作品に選出され、50周年記念ロゴとなりました。

この新しいアニバーサリー・ロゴは、インターネットや製品パッケージ、ポスター、エプロンなど、さまざまなシーンで活用される予定です。


50周年記念ロゴを冠した“パルマハム協会オリジナル手動スライサー”も限定生産


全応募作品がポルティチ・デル・グラノで展示されました



協会が発足した1963年当時、生産者数 23、パルマハムの生産本数は 53,000本でしたが、
現在は、生産者数 150、年間 900万本 ものパルマハムが生産され、小売価格では15億ユーロ(1800億円)に達しています。

世界各国にも輸出され、私たちも日本にいながらにして、パルマハムが食べられるのは嬉しい限りです。


4月18日の記者会見の様子(ポルティチ・デル・グラノ)

50周年を祝い、数々のイベントがイタリア国内外で予定されています。
記念イベントは日本でも行われるようですから(詳細は未定)、要チェックですよ。

案内が届いたら、ここでも紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに。


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