ロサンゼルスから西に向けて海岸線を走り、サンタ・モニカを過ぎたマリブに入ってしばらくしたところで右手の山間部に入っていくと、サウスコースト地区 Malibu-Newton Canyon AVA があります。
全体でも 340ha しかない小さなAVAで、私も今回の訪問で初めて知りました。
ここはまだロサンゼルス郡(カウンティ)です。
実は、カリフォルニアで最初にカベルネ・ソーヴィニヨンがボルドーからやってきた人によって植えられたのは1832年で、現在のロサンゼルス市役所付近だったと聞きました。
1850年には100万ケースのワインをLAカウンティでつくっていたそうですから、不思議な感じがします。
さて、今回の訪問先は ローゼンタール・エステート(Rosenthal The Malibu Estate)。
海から8km、標高500~600mの谷にあります。
谷の斜面を生かしてブドウを植えています(1987年~)
かなり高い山の上の方にまで畑がありました
台木を使わない自根のシャルドネ(ディジョン・クローン)発見(左)
標高が高いため陽射しが強く空気はカラッとしています
木陰でほっとするツアー一行
「海からの冷たい風と霧が入ってくること、標高が高いこともあり、気候は冷涼で、しかも谷の各所でミクロクリマが存在する」と、ディレクターのNeil Mcnally氏。
ローゼンタールのオーナーは、ホテル経営や映画スタジオ経営などで成功を収めたジョージ・ローゼンタール氏。
そのため、このワイナリーの敷地内にはゴージャスなプールも!
プールサイドで、私たちのためにワイングラスで演奏をしてくれたイケメン氏
敷地内は広く散策にも最適
ユニークな彫刻 ―箱根の美術館を思い出しました
本物に見えますが、これも彫刻の羊
なぜかドイツのベルリンの壁の一部も(西側)
大きな部分なのでドイツからLAまで運ぶのは大変だったそうですが、金持ちのやることはスケールが違いますね
ここでテイスティングした【ワイン編】はまた明日