ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

イタリアワイン試飲会「Vinitaly Japan 2009」

2009-12-25 15:30:40 | ワイン&酒
11月25日に東京で開催されたイタリアワイン試飲会「Vinitaly Japan」では、イタリアから多数のワイナリーが来日し、色々なワインを紹介してくれました。
が、あまりの数の多さに、とても全部は回りきれませんでした。

まずは、前日のイタリア大使公邸で久しぶりに再会したジャーナリストのジョエル・ペイン氏がブランド・アンバサダーを務めるブースへ。

ペイン氏はゴー・ミヨのドイツワインガイドの著者で、以前に何度かお目にかかった時は、当然ドイツワインのセミナーやイベントでした。
それがなぜイタリアワインのイベントに?と尋ねたところ、イタリアのいくつかのワイナリーのブランドアンバサダーも務めているとのこと。色々と活躍されてますね!

ペイン氏が紹介してくれたのは、アルト・アディジェのアロイス・ラゲーデルバローロのチェレット

偶然にも、アロイス・ラゲーデルのオーナー夫妻が2年前に来日してセミナーを行った際に取材に伺い、ソムリエ協会機関誌「Sommelier」101号にレポートを書かせていただきました。


こちらの写真は2007年10月のセミナー時に撮影したもの

Alois Lageder はアルト・アディジェのオーガニックワインのリーダー的存在のワイナリーで、北の産地ならではのピュアでクリーンなスタイルが特徴。

この日に開けた中で、ペイン氏が特にオススメ(今日のNo.1)が「Moscato Giallo 2007」
「ドライスタイルのモスカートで、パワフルで素晴らしい!」と絶賛。飲んで納得。



トスカーナは安定して美味しいワインが多いわ~と今回も実感

アンブロジオ・エ・ジョヴァンニ・フォロナーリ社がトスカーナ各地でつくるワインは、それぞれに個性があります。



Campo al Mare Bolgheri 2007 は満足度がある上、3,000円台とお買い得
La Forraは相変わらず旨い



参考商品のBrunello di Montalcino 2004 これは当然美味



Cantina RUSSO Taurasi

Grele Greco di Tufo DOCG  (グレコ種)
Spalatrone Taurasi DOCG  (アリアニコ種)

家族経営というカンパーニャ州のルッソ。
タウラジ、グレコ・ディ・トゥーフォという、昔ながらのワインですが、スタイリッシュでオシャレに決まっています




Tenuta Duca di Casalanza(テヌータ・ドゥーカ・ディ・カサランツァ)



ヴェネト州ピアーヴェ特有のブドウ 「Raboso ラボーゾ」100%のワインを飲んでみました。
タンニンの収れん味が非常にキツイというブドウですが、このワイン(真ん中の赤ラベル)は非常になめらかでした。個性的な風味がありますが、果実味が豊かで、しっかりとした飲みごたえのあるワインだと思います。

イタリアは各地方に固有のブドウ品種があり、それぞれ個性的なワインをつくるのが魅力的ですね。




各州のオリーブオイルも紹介されていました



オリーブオイルも生産地によって味わいが違います。
今回の中では、こちらのオイルが気に入りました。



世界最大級のワイン展示会 Vinilaly のイタリアでの開催は
2010年4月8~12日(ヴェネト州ヴェローナ)です。

業界関係者のみが参加できます。


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