拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

因幡の白ウサギの毛をむしったのはシロワニ説/オホホな馬

2021-06-28 07:19:03 | 日記


風邪薬の空いた瓶を、オーボエのリードを水に漬ける容器として活用(オーボエのリードは吹く前に水に漬けなければならない。専用のものも売っているが、効用に違いがあるのだろうか)。一個あればよいのにたくさんあるのは、なくしたときのための予備である(予備が多すぎ)。因みに、私は、風邪薬として、「銀のベンザ」を愛用している。私には実によく効くのだが、ときどきベンピになることがある(最近はやりの「副反応」?)。ベンピになると体内で石化するという恐怖心があって、それこそ男には体験できない「産みの苦しみ」もかくのごとしかと見まごう苦しみをもって排出していたが、最近は、数日体内に温存しても直ちに石になるわけではないことが分かったので、あ、今日はお出ましにならないのね、じゃあいいって感じで早々に退散するから「産みの苦しみ」を味わうことはなくなった。「産み」と言えば、昨夜の「ダーウィンがきた」でシロワニを特集していた。「ワニ」とは日本語の古い言い方で「サメ」のことである。そのことは「因幡の白ウサギ」で知っていた。白ウサギの毛をむしったのはワニ=サメである。しかも、それはシロワニであったものと思われる。なぜなら、あれがホオジロザメやイタチザメだったら、白ウサギは毛をむしられただけはすまない。食われてしまったはずである。しかし、シロワニは、歯の構造から、肉を食いちぎることはできず丸呑みするだけ、だから、口のサイズを超える獲物を食することはできないからである(因幡の白ウサギの毛をむしったサメ=シロワニ説は、昨日の放送を見て思いついた私のオリジナル)。ところが、後で調べたら、シロワニは「共食い」をするという。え?シロワニ同士は互いの口に入らないんじゃないの?それはこういうことであった(ここから、「産み」とシロワニがつながる)。そのシロワニは卵胎生。母ザメの胎内で卵がふ化し、それをしばらく胎内で育てる。昨夜の放送でも母ザメのお腹が動いていた。あっ、赤ちゃんが動いた……皆様のNHKの伝え方はそんな感じ。だが、この「赤ちゃん」こそが共食いの犯人であった。同じ子宮の中にいる他の胚や卵を食べるのだという。話を「因幡の白ウサギ」に戻す。かのショーグン様のお国では、国がウサギの飼育を奨励しているんだと。食用としてである。そのことを伝えたワイドショーのコメンテーターのお歴々が「可愛いウサギを食べると聞くと……」とか言っている。野蛮とでも言いたそうである。しかし、こないだフランスのニュースを見てたら、郊外でウサギを増やした農家が近所の家々にウサギを売っている。一瞬、この地方ではウサギがペット?と思ったワタクシは、上記のコメンテーターと同様のあまちゃんであった。これも食用である。いやいや、フランスとかの例を挙げる必要はなかった。私が子供の頃、山梨の父の実家に行くと、ウサギが天井からぶら下がっていた。近所の他の家も同じである。ハエがぶんぶん群がっていていやだなーと思った覚えがある。「大草原の小さな家」のエピソードの中でも、子供達だけで長旅に出たとき、食料が尽きたのでウサギを捕まえて食べようとするシーンがあった(ただし、やっぱり殺せないと言って子供たちが捕まえたウサギを逃がしたが。へー、欧米人でもそういう気持ちになるんだー、と思った)。話を今度は「シロワニ」に戻す。「シロワニ」と聞いて、その日の午後、宝塚記念に出走した「シロニイ」を思い出した。最近注目の白毛一族である。その宝塚記念で人気上位3頭はいずれも牝馬。結果は、男馬が2着に割り込んできたため、3頭の牝馬の着順は1,3,4となった。女嫌いのワタクシとしては(先週からキャラ変)、男が一矢を報いたと言いたいところだが、こいつのおかげで馬券をはずすことになった(3頭の牝馬の三連単ボックスを買っていた)。こんちくしょうーである(馬はたしかに畜生である)。女嫌いでも男好きではないからね(念のため)。そう言えば、競馬でこんなことがあった。別のレースでこれから出走ってときに、一頭が他の馬の後ろから乗りかかろうとした(いたそう、とした)。犯されかけた方は激怒。無礼者に強烈な後ろ蹴りを喰らわし、喰らった方は一目散に退散したのだが、この「被害馬」は牡馬。つまり、犯人ならぬ犯馬はオホホな牡馬であり、相手を間違えたのである。40年前のサウナで、私に言い寄ってきた小太りの中年男と一緒である。