拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

指揮者の髪型(時間の旅)

2021-06-22 11:23:26 | 音楽


Eテレで日本のオーケストラの演奏を見てて思った。なぜ多くの日本人指揮者の髪型は小澤征爾的なのだろう?(小澤征爾があの髪型の発祥元ではないだろうが、私にとってあの髪型の代表格が小澤征爾なので小澤征爾的と書かせていただいた)。そういう暗黙のルールがあるのだろうか。全員が全員お似合いとは思えない。青少年にも悪い影響を与える。中学んとき、朝礼で某音吉という校長先生が若者の長髪を非難して、「音楽をやる連中が悪い」と言っていた。音吉先生の念頭にはビートルズや、それを真似たグループサウンズの人々があったと思うが、そういう論で言うならば、クラシックの指揮者だって悪い奴ら(よく眠る?)である。ほれ見い!ここにも影響されて山賊のような頭の高校生がいる(冒頭の写真)。肘んとこが白い。いっちょうらでこればかり着ていたのだろう。だから臭かったはずである。吹奏楽部の定演のリハーサルである。神奈川県立音楽堂の指揮台はやはり立派だ。撮られた瞬間は、多分、運命の第4楽章に入る寸前のフェルマータである。それから、指揮台の下にちらっと映っているクラリネットは、この人が今でも使っている楽器と同じ個体である。

3年後、このときは大学生だが髪は山賊風のまま。室内合唱団の合宿の練習風景。



あれま、この人、ジャケットを着て指揮している。この頃は、かさばったいモノを着るのがイヤではなかったんだろうか。
いろいろ昔の写真が出てきて面白い。それもこれも断捨離をしたおかげで昔のアルバムを入れた「思い出箱」をすぐ取り出せたたためである。次の写真も同時期。これはゼミ合宿の合間にソフトボールをやってる様子。



バッターは今回の記事の主人公に違いない。左打席だし(左利きの証明)、この頃、妹から借りたジャージを着てるし。だけどあまり太ってないな。この頃ビールの味を覚えてパンパンになってたと思ったが、中年のおやじのビールっ腹に比べればたかが知れていたということ。

再び時計の針を過去に戻す。陸上部だった中学生時代。



そうそう、こないだ、中学んときギターが流行ってこの人も弾いていた話を書いた。その証拠写真も出てきた。歌ってる曲は多分ビートルズである。



更に遡って、小学生時代。図画工作の授業で作った本棚。



間違いなく6年生んときである。糸鋸で横板に彫った図柄は大阪万博のマークである。
それから、こんなのも出てきた。



お裁縫だから家庭科の授業だろうか。いやいや楽しい時間の旅であった。断捨離もよいが、こういうのを残しておいてたまに見るのもいいものである。えーと……今日の記事って何から始まったんだっけ。そうか、指揮者の髪型だった。因みに、文中に登場した音吉校長先生は、本職は音楽の先生で、ピアノの大家だという噂であった。陸上の市大会の100メートルハードルで優勝したとき、表彰式で表彰状をくれたのが音吉先生でびっくりした。一瞬、なんでここに音吉先生がいるの?と思った。学校の先生は、休みの日もこうした行事に駆り出されれるのである。大変なご商売である。