拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

柔軟剤と憲法25条/掃除機と自転車のない生活

2021-06-03 11:08:16 | 日記
母の身の回りのことは施設の方がやって下さるのだが、消耗品はこちらで用意する。こないだは、洗剤に加えて柔軟剤を買ってこいとのこと。じゅうなんざい?CMで耳にするが現物を買うのは初めて。母もそうだと思う。憲法25条は、すべての国民に「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する。母は、柔軟剤を得て初めて「最低限度の生活」を営むことができたのか、それとも、柔軟剤の加入によって最低限度より上に浮上したのか。同じく向上したのが部屋の清潔さ。ボケる前の母は片付けが好きだったから部屋の中はガランとしていたが、拭き掃除は嫌いだったらしく、部屋の備品は常にうっすらと「雪化粧」をしていた(その息子は、片付けも拭き掃除も苦手だから、「雪化粧」をしたモノであふれかえっている。だから、ロボット掃除機が通販でいくらお安くなっていても絶対買わない。障害物だらけで動けないだろうからである。ルンバを使える家に引っ越すことが夢である)。掃除機と言えば、「家電は突然壊れる」と言った人がいるが、うちの掃除機はちゃんと予兆を示していた。掃除機をかけるたびに変な臭いがしていた。そうこうするうちに、うんともすんとも言わなくなった。自分のブログを検索すると、12年前の記事に、「去年掃除機を買った」とあったから、13年稼働したことになる(長いのか、短いのか?)。後釜をまだ買ってない。だから、我が家の雪景色は濃くなる一方である。同じく13年でダメになったのが自転車。修理不能だと言われた。これを買う前は、安いやつを2,3年で乗り潰していたが、町の自転車屋さんに、国産はモノが違う、20年はもつ、と言われて、それまで買ってたやつの倍くらい出して購入。もう、数年前から「限界」と言われてきたが、そういういきさつだったから20年はもってもらいたかった(それでも、13年は相当がんばった方だという)。こちらも後釜を買ってない。最近、楽器関係の購入で物入りなため、掃除機と自転車にまで気もお金も回らないのである。しかし、足立区は、地方が自動車がなければ生活できないのと同様、自転車がなければ生きていけない区。相当に不便である。だが、こないだも書いたように、人生、塞翁が馬。自転車がない生活で、逆にいいことだってあるはずだ。例えば、歩く距離が伸びたのなら健康にとっては良いことだ(逆転!)。だが、歩くのがおっくうだから家にいる時間が長くなったのなら、逆に健康にはマイナス(再逆転!)。だが、意図せずステイホームとなって感染の危険が減ったのならやはり健康にはプラス(再々逆転!)。ステイホームのために認知症になったらそれこそ最悪(再々々逆転!)。ここからの再々々々逆転のシナリオは思いつかない。やはり自転車は買わねばならなそうである。