拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

右と左/あっと驚くタメゴロー

2021-06-16 11:22:06 | 日記
右手と左手でボエームごっこをする話をした。左右と言えば、ドイツに「極右政党」ってぇのがある。正式な党名は「ドイツの選択肢」だが、ニュースでは「極右政党」と呼称されている。右左はこっそり言うものだと思ってたらさすがドイツ。公けのニュースでもはっきり極右と言っている。そもそも、右派、左派の違いは言うと、保守派が右派、革新派が左派。右派(保守派)は、昔ながらの価値観を重視するから民族主義となじみやすい。左派(革新派)は、新しい社会のあり方をよしとするから、社会主義、共産主義(これらは、本来、資本主義の「先」の未来像として唱えられたものである)となじみやすい。で、それぞれの中で、社会を守るためには(右派)、あるいは変えるためには(左派)、暴力(Gewalt)も厭わないのが極右、極左の一部である。で、日本の政党はと言うと、自民党は保守だから右派で、共産党や社民党は左派なのだろうが、立憲民主党はどうなのだろうか?左っぽいが、もともと、母体の民主党には自民党の中でも一番右っぽい人達が分かれて入って来てたからよく分からない。思想及び良心の自由や投票の秘密は憲法で頑として保障されているから私は自分の政治信条をここに明かすつもりはないが、ざっくばらんに言うと、真ん中あたりが好きである。成人して選挙権を得て最初に投票した政党は新自由クラブであった(懐かしい。党首は、今のワクチン大臣のお父上であった)。因んだ話その1。共産主義の行き着く先の社会においては、各人が身の丈に応じただけ働いて得られたものを必要な分だけとるから貨幣はいらないのだそうだ。パラダイスのようだが、残念なことに、人間はそこまで高尚にはできていないようである(さぼる人、余分に取る人が必ずいる)。そこら辺を皮肉たっぷりに描いたのがジョージ・オーウェルの「動物農場」である。その2。暴力はドイツ語でゲヴァルト(Gewalt)。今、大学生はコロナ禍でキャンパスに行けないが、私より上の世代は、学生運動で封鎖されていたためキャンパスを歩けなかった。その学生運動の方々はドイツ語がお好きだったのだろうか。手にした角材をゲバ棒と呼んでいた。人気番組の「巨泉前武ゲバゲバ90分」の「ゲバ」も「ゲヴァルト」からきているという(「あっと驚くタメゴロー」は、この番組内のハナ肇さんの決め台詞である。フシがついていた。「あっとおどろく」(ラッソソソソソ)「ためごおおろー」(ソラミレドレー))。そう言えば、MCの一人の前田武彦さんは、別の番組中に某革新政党を賛美してテレビ業界から干された。逆に、ハマコー氏は、予算委員会の議長をやってるときに同じその党の当時の委員長について、とんでもない名誉毀損的発言をして即刻議長をクビになった(私は、当時子供だったが、たまたま国会中継を見ていて、こんなことを言っていいのか、とたまげた覚えがある。すぐクビになったんで、やっぱりいけなかったんだなと思った)。その3。そもそもなんで保守派が右で、革新系が左かというと、フランス革命時のフランス議会で、議長から見て、そういう並び順になっていたからだそうだ。その4。政治的なことは抜きにして、そもそも右と左ではどちらが上なんだろう?私は左利きであるが、世の中は右利きようにできているから右かな?と思ったら、源氏物語の時代、左大臣は右大臣より偉かったそうだ。