拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

柏のすぐ南に白井がある怪

2021-06-05 11:18:06 | 音楽
ミナミジサイチョウについて急展開。所有者が現れた。件の鳥はペットショップから逃げ出した輩らしい。ということで捕獲作戦が始まった。捕まるのかね。その様子を見ていたテレビのコメンテーターが、鳥にとってはこのままここにいる方が幸せだと思う、と。あのね。私だって心中そう思いますけどね、テレビでそういうことを言っちゃいけません。動物は、わが国の法制度のもとでは所有権の対象。所有者が所有物の占有を求めることに文句を言うことはできない。残念ながら、動物は生まれながらにして平等ではないのである(人間が他の人間の所有物でなくなったことでさえ、長い人類の歴史から見ればつい最近のこと)。ところで、捕物劇が行われた場所は手賀沼の周辺らしい(「鳥を見た」と生徒が騒いだ小学校の名前から判明)。そこら辺をグーグルマップで見ていて、ん?ちょっと目を南に転じると、最近ちょくちょく通っている白井だ!どうにもピンと来ない。私のイメージだと、柏・我孫子は千葉県の北の方。白井は内陸。うーんと離れてると思っていた。ついでに言うと、白井から北総線で東に向かうと成田空港があるってこともハテナである。成田空港って、京成本線の先っちょでしょ?なんで北総線のゴールと同じなの?まあしかし、以上の疑問は単に私に千葉県の土地勘がないから湧いたものにすぎない。あらためて地図を見る。なーるほど。常磐線、北総線、京成本線はいずれも千葉県を(線によっては斜めに)横断しているのだが、それぞれ思ったよりも近い所を走っている。だから、柏・我孫子のすぐ南に白井があるのだな。さらに、京成本線は、南東向きに走っていたのが途中で北東に向きを変える。それでゴールが北総線と同じ成田空港になるのだった。だから、実は北総線の方が京成本線よりもよりまっすぐ成田空港に向かってる。もう一つ、北総線の列車案内表示にときどき「京成」って出てくるのも意味不明だったが、北総線の線路を借りて京成が「京成成田空港線」を走らせていたのだった(わが綾瀬と北千住間だって、千代田線でありながら常磐線でもある)。すると、京成電鉄は、成田空港に向かう二つの路線を持っているのだな。成田空港にはスカイライナーで行くものと決めつけていた私は浦島太郎……え?そのスカイライナーも、今では北総線経由の路線に切り替わってる?もはや浦島太郎を超えている(だが、だいぶ分かってきた)。私、もともと神奈川県民だったから千葉県には疎いのである……と言いながら、実は神奈川県についてもよく分からないことがあった。それは、小田急線の新百合ヶ丘と京王線がつながっている事実を目にしたときのことである。小田急線と京王線ってうーんと離れてるでしょ?それがなんでつながってるの?この疑問もやはり私の誤解から生じたものであった。小田急線は新宿から「南」に向かって神奈川県に入る。京王線は同じ新宿から「西」に向かって高尾に向かう。90度違うんだから、小田急の新百合ヶ丘付近ではその間隔は絶大である、これが私がもっていたイメージである。ところが、地図を見てみたら、小田急線は決して「南下」しているのではなかった。京王線と同様、南西向きだった。だから、相互の距離はずっと近かったわけである。こうした誤解は、多分、小学生のとき、地理の勉強のとき、白地図に線路を上下左右にまっすぐ書いていたせいだと思う。因みに、私は、育ちは横浜市緑区(当初、緑区は港北区だった)だが、生まれは川崎である。川崎のどこかは戸籍の出生地を見れば分かる。なんでも、当時両親はアパートに住んでいて(神田川の世界)、そこで私が生まれたのだが、北向きの部屋だったせいで、生まれたばかりの私は年中風邪っぴきだったそうだ。で、南の部屋が空いたんで、すぐ移って、そしたら私の風邪っぴきが治ったそうだ。