拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

全盲のスキー選手から勇気をもらう

2018-03-18 09:06:04 | 日記
テレビでパラリンピックをつけたら二人のスキーヤーが滑降している。普通よりゆっくり。二人がくっついてる。スピーカーを通したような声が途切れずに聞こえる。なんだと思ったら全盲のマレク・クバツカ選手(スロバキア)の競技であった。前を滑っているのはガイド役で、聞こえた声はガイドが背中に背負ったスピーカーから出たものであった。この声を追って選手が滑るから、二人の距離が近かったのだ。ゴールまできっちり滑りきった。すごい。目が見えなくなったからスキーを滑らないではなく、目が見えなくても滑りたいからがんばる、で実行したわけだ。こちらが勇気をもらう(でも、がんばらなきゃだめなわけだけど)。勇気といえばもう一つ。テニスの大坂選手が世界ランク1位の選手を破った。いや、十分すごいけど、言いたいのはこの後。日本人が1位の選手を破ったのは22年ぶりだそうだ。覚えていますとも。キミコ・ダテが当時世界に敢然と君臨していたシュテフィ・グラフに勝った一戦。テレビで見ていた。応援席では松岡修造さんが観客を巻き込んで大応援を繰り広げていた。グラフ選手にとっては完全にアウエーでやりにくかったろうが、伊達さんも「うるさいなー、誰?」と思ったそうだ。いや、これもすごいけど言いたいことはここから。この後すぐ引退した伊達選手がなんと37歳で現役復帰。そこから10年間がんばった。これですよ、言いたかったのは。歳とったからやめるじゃなくて、歳とってもやりたきゃがんばればいいって。カンレキを前にしてまだまだ歌ののびしろを信じる私は山ほど勇気をもらいました。で、勇気をもらいすぎて、減らすはずの合唱団が増えてしまってスケジュール調整がままならない。某日と某日、私、どっちへ行けばいいのだろう。伊達元選手がやってるパン屋さんでパンも買いたいし。