拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

椅子の出番(音の大伽藍)

2018-03-05 10:28:07 | 音楽

本題の前に。「女運」と書くと、その後には「良い」「悪い」の両方が可能だが、「女癖」と書くと、後にくるのは「悪い」のみ。「男運」「男癖」も同じだろう。では本題。おとといの歌いまくる会で初めて会のために用意してあった折りたたみ椅子の出番となった。会を始めるとき、椅子が足りなくなるくらい人が来てくれたらいいな、そしたら椅子を用意しなきゃいけないな、と思って適当な椅子がないかとネットで物色。そしたらこれを見つけた。相当軽い(会場に複数持って行くのに好都合)。なんといっても安い(驚くなかれ、1脚386円。しかもたまってたポイントが使えてほとんどただみたいな金額でゲット)。だが、配達されたのを見るとかなり小さい(写真で右端にある音叉と大きさを比較してほしい)。軽くて安いだけのことはあった。でも自分で試してみたら結構座れる。よし、これで行こう。ところが、なかなか出番がない。毎回、部屋がいっぱいにはなるのだが、「あと一人」足りなかった。格納庫の中でなかなかサンダーバード2号に格納されずに暇をかこっているメカのようであったのだが、今回、初めての出動。しかもいきなり3脚。ようやく活躍できて椅子もさぞかし嬉しかろう(小さい椅子に座らされてご不自由をおかけした方にはお詫びします)。さて、BWV106だが、ホイテホイテもすごかったが、やはり最後のフーガ。圧巻でしたね。フーガの前はゆっくり。で、フーガに突入するとき先陣をきるのはアルト。ここ、突入の一拍前の裏拍の伴奏を聴いて一瞬でテンポを測って「ドゥールヒ」と入る(指揮者はもちろんなし)。このときのぞくぞく感がたまらない。で「イェー、ズーム、クリー、ストゥーム、アアアアアアアアアーメン、アーアメン」と歌うとこ、いつも歌っている合唱団ではアルトの天下なのだが、今回はそうはいかない。すぐに「アアアア」とからみついてくるテナーが強力。その後、まるでスケートのオランダのようなソプラノ、そしてバスが入って来て音音音、音の大伽藍でありました。さて、毎回たくさんの人に来ていただきたいと切に願うのだが、皆さんご都合というものがある。いつも今回のように盛況になるとは限らない。それでも細々と、ときによっては今回のように極太に続けていく所存である。人数が少ないときは、逆に「恥をかくチャンス」だと思ってソロ・コーナーで冒険をしてみよう。なんてったってピアノの鈴木先生はいきなり楽譜を渡せば弾いて下さるからその場で曲を選べるもんね。「一人バラの騎士」でもやろっかな。アルトでツェルビネッタを歌うのも面白いかも。