とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019榛名山

2019-06-03 23:46:14 | 山登り
昨日は、赤城山に続いて上毛三山の一つである榛名山を登ってきた。2週連続の群馬県ツアーだ。もう一つの妙義山も登ったことがあるので、これで上毛三山全て完登したことになった。特に榛名山は、中央にカルデラ湖があり、周囲を多数の外輪山で囲まれているところが赤城山と似ていて、いずれも那須火山帯に属している。市街地からでも山並みがよく見えることもあり、群馬県民にはとても親しまれている山だという。

赤城山と同様、前日の夜から榛名公園ビジターセンター駐車場で車中泊をする。今回は、晴れ間はなく曇り模様の天気だったが、雨の心配はなく、予定通り登山をする計画だ。早朝、榛名公園ビジターセンターの駐車場から見えた円錐状の山は、榛名富士だ。山頂まではロープウェイで行くこともできる。


榛名湖の先に見えるのが、榛名山の最高峰である掃部ヶ岳だ。山頂周辺は少し雲が掛かっている。また、右側に飛び出ているピークは硯岩と呼ばれる展望スポットだ。


午前8時、榛名湖温泉ゆうすげに前泊したメンバーと合流し、宿の裏手にある榛名富士登山口から榛名富士に登り始める。


ロープウェイの登り口とは反対の登り口なので、我々以外の登山者は全くいなかった。


中間地点くらいで小休止。ツツジがチラホラ咲き出している。


40分ほどで、榛名富士山頂1390mに到着する。榛名富士山頂には、榛名富士山神社が建てられている。御祭神は浅間神社・富士山と同じく木花咲耶姫神で、縁結び・安産の神として信仰され、かつては山開きの日には参拝者が列をなしたという。


富士山ポーズで、山頂記念写真を撮る。


榛名富士からは、谷川岳や赤城山ばかりでなく、遠く富士山や筑波山、関東平野と360度の視界が望めるようだが、この日はガスっていて展望はほとんどなかった。


下山は、元来た道を引き返し25分ほどで登山口に着いた。

参考1.榛名富士のコースマップ


参考2.榛名富士の高低図


榛名湖温泉ゆうすげの駐車場から数分歩くと、烏帽子ヶ岳登山口だ。ここからは、3つの山を縦走する。


加護丸稲荷大神の鳥居をくぐる。


鬢櫛山と烏帽子ヶ岳の分岐があり、まず烏帽子ヶ岳方面に向かう。


こちらも40分ほどで烏帽子ヶ岳山頂1363mに到着する。烏帽子ヶ岳という名前から尖った山頂からの展望はいいのかと思っていたが、周りは樹林帯で覆われ展望は全くなかった。


山頂周辺をぐるっと回ってみるが、深い笹原で覆われてる。


烏帽子ヶ岳から元来た道を戻り、鬢櫛山(びんぐしやま)1350mまで行く。ヤマツツジがきれいなので、鬢櫛山山頂で昼食休憩することにした。


昼食後、さらに先に進むとヤマツツジが満開になっている場所が、所々に見られるようになってきた。


満開のヤマツツジの中を進んでいく。


登山道が草で覆われて分かりにくくなってきた場所を抜けると車道に出た。


車止めのゲートを越えて別荘地の中にある登山道に向かう。


ゲートから15分くらいで硯岩1251mに到着する。岩の上に立つと断崖絶壁に近い岩場で、下を覗くと結構怖い。景色は非常に良く、先に登った榛名富士や烏帽子ヶ岳が良く見える。


榛名湖とその周りの外輪山もよく見えて、榛名山という山の全体像が理解できる絶景スポットだ。


富士という名前が付くだけあって、榛名富士は円錐状の美しい山容だ。


そして、いよいよ榛名山の最高峰である掃部ヶ岳(かもんがたけ)へと向かう。このあたりもヤマツツジがまさに最盛期となり目を楽しませてくれる。


ヤマツツジで感激したのもつかの間、この急階段を見上げて唖然とする。最高峰というだけあって、登山道の急勾配は半端ではなかった。この丸太の階段が延々と山頂まで続いているのだ。


息を切らしながら20分ほどかけて掃部ヶ岳山頂1449mに到着する。最高峰というわりには、質素な山頂だった。


下山は、高崎市榛名林間学校方面に進む。


14:06。高崎市榛名林間学校前の公共駐車場に到着する。榛名山のほぼ代表的な4つのピークを制覇したところで今回の登山を終えた。


その後、榛名湖温泉ゆうすげの温泉に入って帰路についた。榛名山は、手軽に登れる山がいくつもあって四季を通じて楽しめるいい山だった。ただ、赤城山と同様、轟音を響かせたバイクや車が何台も湖岸を走り回っていて、静かな山歩きができないのが残念だった。

参考3.烏帽子ヶ岳~鬢櫛山~掃部ヶ岳 コースマップ


参考4.烏帽子ヶ岳~鬢櫛山~掃部ヶ岳 高低図