とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016伊吹山:後半

2016-06-04 06:48:24 | 山登り
5合目のベンチで30分ほど昼食休憩を取った後、再び山頂を目指して歩き出す。相変わらず雲ひとつない青空だ。


登山道際に、ピンク色の珍しい形をした花を見つける。初めて見る花だ。花のつき方が、笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似ていることからオドリコソウと言うそうだ。


後方を再び振り返ってみると、昼食休憩をした5合目の広場があんなにも小さくなっていた。そして、その先には琵琶湖の姿がさらに大きく見えてきた。


12:50。6合目を通過する。


6合目から上には、オドリコソウの群落が広がっている。


先頭を歩いているIさんとSさん。


後方のメンバーは、花の写真撮影に忙しい。


13:02。7合目に到着。


これは、キンバイソウかな。


ここもオドリコソウの大群落が広がっている。


13:20。8合目に到着する。上部からM電機の新入社員研修登山の団体が下山してくるので、休憩を兼ねて集合写真を撮る。


イブキシモツケの白い花が見事だ。


団体さんは、150名もいるそうで、何度もすれ違う。


山頂が、間近になってきた。


9合目あたりから山頂にかけては、黄色い花で埋め尽くされている。




菜の花のようなこの黄色い花は、ヤマガラシの一種で伊吹山系の固有種であるイブキガラシだ。


13:45。山頂の社前に到着する。


山頂は広々としており、立派なトイレやベンチがある。


まずは伊吹山のシンボルである日本武尊像の前で記念写真だ。しかし、この日本武尊は、年寄りすぎる。もうちょっと若い時の像のほうがかっこいいと思うのだが…。


伊吹山頂1377m前でも、もう1枚。


広場にいるのは、中学生の団体だ。平日ながら、一般登山者を含めて多くの登山者と出会った一日だった。トイレの向こうに見える島は、琵琶湖の竹生島である。


山頂には、売店が数多くあり、かき氷やソフトクリーム、コーヒー、食事、土産物等なんでも売っている。一般の観光客は、観光バスやマイカーで伊吹ドライブウェイを使って、山頂直下の駐車場まで上がってくることができるので、このような売店が乱立しているのである。


売店でソフトクリームを買ってゆっくりしていると、いつの間にか山頂にいた登山者は、ほとんどいなくなっていた。30分ほど山頂にいたが、少し冷えてきたので下山することにした。いつまでも天気が良くて、下山するのがもったいないくらいだったが、ぐんぐん下っていくと琵琶湖の湖面が西日を浴びてキラキラと光っていた。


16:50。無事、登山口のゲート前に着いた。


ゲート横にあった伊吹山のコースマップ。マップによると、上りが3時間20分、下りが2時間20分となっている。休憩時間を除けば、ほぼこのコースタイムどおりの時間で行けたようだ。


参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)

2016伊吹山:前半

2016-06-03 15:14:58 | 山登り
平日じゃないと山に行くことができないというSさんの為に、昨日の木曜日は、滋賀県の伊吹山に登ってきた。もう半年前からの約束で、4人くらい集まればと思っていたが、車の定員一杯の7名も集まった。しかも私以外は女性ばかりとなり、リーダーとしては、責任重大のパーティとなった。しかし、健脚ぞろいのメンバーがそろっていたので、最後まで安心して下山することができた。

今回は、早朝6時にMさんと自宅を出発し、豊川でSさんたち4名と合流し、伊吹山に向かうものの、豊川IC先で事故があり高速道路が通行止めとなってしまっていた。しかたなく、国道1号経由で音羽蒲郡ICに向かう。道路は混んでいたものの無事高速道路に入ることができた。しかし、春日井あたりから工事渋滞に嵌まり、ふたたび予定が遅れていく。結局、大阪のUさんと待ち合わせしていた近江長岡駅に着くと予定時間より1時間も過ぎてしまっていた。

伊吹山の登山口についたのは、午前10時となっていた。登山口の目の前にある駐車場に車を止め、ここから出発である。天気は快晴であるが、風があってやや肌寒い。


登山口にある神社は三之宮神社だ。伊吹山頂の一の宮、中腹の二の宮に続く三の宮に相当し、天応元(781)年の創祀といわれている。祭神は、大山咋神、玉依姫命、大國主命である。


10:07。階段を上がると、「伊吹山 日本百名山」と書かれたゲートが見えてきた。


車道のすぐ脇に、登山道があり、しっかりとした案内標が立っている。


10:30。1合目に到着する。山頂まで1合毎に標識が建てられていて登山道がしっかり整備されているようだ。さすが日本百名山の一つだけあって、登山者が多く安心して登ることができる。しかし、1合目に到着するまで、思ったより時間がかかった気がする。


花の百名山にも選定されており、登山道脇には多くの花々が咲きだしている。最初に見つけたのがクサフジだ。クサフジは、ソラマメ属に属する多年草で、和名の由来は、葉と花がフジに似ていることからだという。


これは、あっちこっちの山で見かけるアザミ。


後ろを振り返ると、1合目にあった建物がこんなにも小さくなっていた。また、麓の住宅街や田園風景もよく見える。


登山道の先には、気持ちいい青空が顔をのぞかせていた。


アヤメがポツンポツンと咲いている。


タニウツギのピンクの花は可憐だ。


三つに割れた葉が特徴のカンボク。花の周りに、5弁の白い装飾花が取り囲んでいるのが珍しい。




目の前には、大きな伊吹山の山塊が広がっている。こんなにも、くっきりと山頂まで見通しできるなんて、何という幸運であろうか。


タンポポには虫が飛んできている。


花の様子が、マムシが鎌首をもたげている様子に似ているマムシグサ。名前のとおり、地下茎には毒があるそうだ。


ヤマツツジ。


登山道には、季節ごとに咲く花の大きな看板がある。


薄ピンクの可愛い花。タンポポみたいな花びらだが、花びらが白やピンクというのは何の花だろう。




ハクサンフウロに似たエゾフウロ。


11:30。3合目付近に到着する。


3合目には立派なトイレがある。


11:40。4合目を通過する。


11:55。5合目に到着する。5合目には何と自動販売機があった。


お昼間近となり、山頂まではまだ先になるものの、お腹がすいてきたので、ここで昼食にすることにした。

「2016伊吹山:後半」に続く。