とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

驚くべき集団的自衛権の行使容認

2014-07-01 22:12:20 | 政治
今日、政府は首相官邸で臨時閣議を開き、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更を決定したという。集団的自衛権とは、アメリカなどの同盟国が武力攻撃を受けた際に、日本が直接攻撃を受けていなくても、自国への攻撃とみなして反撃できる権利のことをいい、日本への直接攻撃に対して反撃できる個別的自衛権の範囲を同盟国や友好国にまで拡げたものであるという。

政府は、この集団的自衛権を行使することは『限定的』とか『日本人を守るため』と言っているようであるが、戦争放棄を謳った憲法第9条を捻じ曲げた解釈であり、明らかな憲法違反であるとしか思えない。同盟国とは、あきらかにアメリカを意識したものであり、アメリカに追随して戦争に加担していく事になりかねない。戦後70年、戦争を放棄した平和国家日本のイメージが崩れてしまう出来事でもある。

2012年12月の衆院選で、自民、公明両党で衆院での再可決が可能な3分の2を上回る議席を確保して圧勝した時、すごく嫌な予感がしたのだが、その悪い予感が当たってしまったようだ。圧倒的な数の論理で、十分な論議も重ねず内閣の都合のいい政策がどんどん決められてしまっている。今回の集団自衛権容認の決定は、自衛隊を政府の都合のいい判断だけで戦場に送り込んでしまう事になりかねない。日本では自衛隊と呼んではいても、外国から見ればまぎれもない軍隊である。日本の若者が戦争に巻き込まれ命を失っていく事は避けられない。いざ戦争になったら、限定的な武力行使では収まらない。やがては、日本も戦地になる事だってありうるのだ。

今、我々一般市民ができることは、武力で物事は解決しないことを声高々に訴えることである。集団的自衛権行使容認の次は必ず徴兵制度の復活になっていくはずだ。自分たちの子供や孫が戦争に巻き込まれない為にも、今回の決定は容認できるものではない。特に若者たちには、もっと政治に関心をもって今後の選挙に臨んでほしいものだ。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本国憲法 (見切り発車)
2014-07-03 07:39:29
とっちーさんのおっしゃる事
全面的に賛同します。

先の民主党の圧勝は 無い袖を振るといい続けた民主党への支持ではなく それまでの長い間の与党であった 自民党にほとほと嫌気がさしての票でしたが
今回の 自民党の大量票は その 民主党の無能さに呆れた国民が民主党をみかぎって入れた やむ終えず票だったのですが
総理大臣は ご自分への支持票だと専横に突っ走っておられて とても 危ういものを感じます。

先の敗戦で日本は原爆を受け 血と涙と苦しみと消失の果てに 実に多くの事を学びました。
その終戦で生まれた憲法9条は 派兵しない と言う意味でも 堅固に日本を守ってきました。

私の日記は 基本娯楽お気楽系で統一しているのですが 一日に
「日本国憲法」
と タイトルをつけて 憲法前文を転載しました。
憲法9条も付加しましたが
世界に冠たる平和憲法
憲法9条を 死守していただきたいです。
返信する
見切り発車さんへ (とっちー)
2014-07-04 00:00:02
ありがとうございます。
見切り発車さんの思いが良く伝わってきました。
「クールジャパン」と呼ばれカッコいい国として世界の注目を集めている日本ですが、
憲法を捻じ曲げた解釈で戦争に踏み込んでいこうとする現政権はまったくクールじゃありません。
私は戦争を知らない子供たちの一人ですが、知りたいとも思いません。
このまま、戦争にない平和な日本でいつづけてほしいものです。
返信する
許せませんね (イケ)
2014-07-18 19:23:15
こんばんは。ひさしぶりにプログのぞきました。ランは少しずつ調子が戻ってきました。と言っても、年が年なので知れていますが。
安倍さんは頭がおかしいとしか思えませんね。アベノミクスではなくアホノミクスです。
秘密保護法、原発推進、武器輸出、法人税減税と、基本的に大資本と国家権力のためにやってるんでしょうね。
しかし、安倍さん喋りはうまいですよね。ころっとだまされる人も多いですよ。ヒトラーも演説はうまかった。
それにしてもNHKの放送はひどいですね。安倍さんの広告塔に成り下がって、中立な放送姿勢なんて、まったくありません。会長や委員が、あのメンバーではね。恐ろしいことです。
若者たちは、集団的自衛権どう思っているんでしょう。自分たちに帰ってくる問題なのに。
返信する
イケさんへ (とっちー)
2014-07-18 21:19:56
お久しぶりです。
安倍政権のあまりにも右傾化した政策には危機感を感じますね。
近々、衆議院解散を行って自民党議員を300以上獲得して絶対多数を得ようという動きもあるようです。
果たして、それがうまくいくのかどうかは判りませんが、一党独裁になってはいけません。
若者をはじめ、多くの人々が日本の将来を考えて選挙に臨まないとますます住みにくい国になってしまいます。
最近の選挙の投票率が低いのは、本当に困りものです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。