とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018京都一周トレイル:上桂~二尊院

2018-11-25 21:27:00 | マラソン
京都には、京都市街を取り囲む山々を中心にぐるっと回る全長約80キロのトレイルコースと、京北エリアに全長約45キロのトレイルコースがある。これらのコースは、単に山と山を結ぶというだけではなく、歴史や文化も一緒に楽しめる京都ならではの贅沢なトレイルだ。大阪ダイヤモンドトレールを走って以来、関西では有名な京都トレイルもいつか全部走ってみたいと思っていた。80キロのトレイルコースには、西山・北山西部・北山東部・東山に分かれており、今回は最初の一歩として西山から攻めていくことにした。

今回も、ラン友、山友に声をかけたところ全部で6名のメンバーが集まった。当初は1泊2日で鞍馬温泉まで行くことにしていたのだが、9月の台風21号の影響でかなり広範囲で倒木や土砂崩れの被害などが発生しているとの情報を受けて、急遽日帰りで通行止めになっていない区間まで行くことにした。

スタートは、阪急嵐山線の上桂駅だ。9時までに集合ということで各自駅まで集まってもらう。大阪のMさんが来たところで、全員集合。9時少し前に上桂駅をスタートする。


まずは、住宅地の中を歩いていく。


最初のお寺は地蔵院だ。周囲を竹林で囲まれていることから竹の寺で知られている。地蔵院の中には入らず、門前で竹林が広がっている様子だけを見ていく。


今回、まず行こうと思っていたのは鈴虫寺だ。境内では、秋だけでなく四季を通じて鈴虫の音色を聞くことのできるという。それゆえ「鈴虫寺」の名で親しまれているが、正式な名称は「妙徳山 華厳寺」である。ところで、石柱の横に並んでいる観光客の列はかなり長い列だ。入るまで40分~1時間もかかるということで、泣く泣く入るのをあきらめ写真だけ撮って先に進む。人気のお寺だけに、休日は長蛇の列になるようだ。


鈴虫寺のすぐ隣にあるのは、通称苔寺で知られる西芳寺だ。ここも一度は入ってみたかった寺院だが、拝観は事前予約制で、往復はがきで1週間前までに予約をしないといけないということで、調べてみた時にはすでに遅かった。閉ざされた山門だけ見て先に進む。同行していたYちゃんは、膝が痛いということで歩いて回れるコースで行くことになり別行動となった。


川のほとりには、赤く色づいたモミジが見えてきた。


竹林の中にぽつんと置かれたテディベアの人形。傘をさしているのは何の意味だろうか?


山の神さんと刻まれた大岩。昔この辺りには、「山の神神社」があったという。村人たちは山に入る時、「山の神」に仕事の安全と山の恵みに感謝し、大岩にお祈りしてから仕事に出かけた碑文に書かれている。


苔寺谷で最初に見つけた京都一周トレイルの標柱だ。ナンバーは51。以後、この標柱を目印に進んでいく。そして、ここから本格的なトレイルコースになる。


まずは、竹林の中をグングン登っていく。


倒木がかなり多い。これも台風の被害のようだ。


松尾山への分岐にあった倒木。太い根が完全に持ち上がり横倒しになっている。すさまじい台風の力だ。


10:07。松尾山276mに到着する。


松尾山からは、桂川に架かる渡月橋が見えた。


松尾山から下山して住宅地に入るところでもかなりの倒木があり、すごい荒れ具合だった。


10:31。阪急嵐山駅に到着する。


この辺りから凄い人出になっていた。みんな渡月橋へ行くか来た人たちだ。


渡月橋は、行くのと来るのとそれぞれ一方通行となっており、まともに歩くこともままならない状態だ。




渡月橋を渡り切ったところで、反対側の入り口にいたラン友のうっちゃんを突然見つける。我々が京都に来ていることは知っていたようだが、待ち合わせをしていたわけではなく、こんな大混雑の人ごみの中で出会うなんてまさに奇跡としか言いようがない。


早速うっちゃんを加えて、渡月橋をバックに記念撮影。別行動だったYちゃんとも再び落ち合っていた。


渡月橋の近くで昼食にしようと食べるところを探すが、どこも満員で待ち時間が40分~1時間だという。結局コンビニで食料を買い込んで先に進むことにした。


嵐山公園は、紅葉真っ盛りだ。


竹林の道も観光客が一杯だ。


常寂光寺に着いたところで、初めて拝観料を払って境内に入ることにした。山門を抜けると絵画のような美しい紅葉の森が広がっていた。


緑の地面の上に広がる黄色や赤のグラデーション。これほどまでの見事な紅葉を見たことがない。これぞ秋の京都だ。階段を上り下りする人たちも上を見上げてなかなか前に進めない。


多宝塔をバックに記念撮影。


池の上に浮かんでいるモミジの落ち葉。まるで池が赤く染まっているかのようだ。


二尊院は山門だけ見て先に進む。


化野(あだしの)方面に進む。この辺りは、かつては風葬の地、近世は火葬場として知られた。 化野の名は「無常の野」の意で、人の世のはかなさの象徴としても用いられたという。そしてこの先には、化野念仏寺がある。


「2018京都一周トレイル:化野念仏寺~白雲橋」に続く。

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