とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

クールジャパン「涙」

2009-11-26 23:56:35 | テレビ
先日のBSで放送されたクールジャパンのテーマは「涙」だった。この番組は、外国人から見た日本人の習慣や風俗がどう捉えられているかということを知ることが出来て、結構面白い。また、日本人である自分も知らない日本のよさを再認識できることもあり勉強になる。

今回は、「涙」について、いろんな側面から取り上げられていた。スポーツ大会に優勝して流す涙。結婚式や卒業式で流す涙。日本人は嬉しいときも悲しいときも涙を流す。花嫁の父が、母が涙し、花嫁が感極まり、そして参列者がもらい泣きする日本の結婚式。その舞台裏には「涙」を巧みに演出する式場のスタッフがいる。挨拶の順番、照明、音楽、花嫁から父母への手紙の朗読、両親への花束の贈呈…。計算し尽された“泣かせの達人”の演出を外国人が見つめる。そんな日本人の「涙」の流し方について各国の人たちがいろんな意見を出していた。

基本的には欧米の人たちは、「涙」についての認識は弱さと感じるのが主流のようだ。特に男性が人前で涙を流すのはタブーである。そういう男性を見ると男性女性とも弱い人というふうにとってしまいマイナスイメージしか残らない。それに引き換え、アジア圏では、純粋とか美しいというイメージで捉えるようだ。このあたりは、キリスト教、イスラム教、仏教といった宗教から来るものではないかと思う。ただ、欧米の女性は「涙」を武器にするという。男性が女性の涙に弱いことを十分認識しているらしい。計算して「涙」を流すのが欧米の女性の強さらしい。

日本では「一緒に涙を流そう」というサークルがあるのには驚いた。悲しい映画や感動する映画を一緒に見て、一緒に泣こうというサークルである。外国人には奇異に写ったようだが、一緒に泣き、その話題で仲間との交流を深めようという試みはいいものだと評価されていた。普段の感情表現が少ない日本人にとっては、泣くという行為はストレス発散になっているのかもしれない。今、日本では「泣ける」がキーワードで、CDや本が売れているらしい。おもいっきり泣いたり笑ったりすることは、人間にとってはいいことかもしれない。

番組では、実験として外国人も悲しい映画では泣くのかどうか調べていた。4人の外国人が映画「タイタニック」を見ていた。その中で3人は、確実に泣いていた。残りの1名の男性は泣きそうだったがじっと堪えていたそうだ。文化の違いもあるようだが、映画館のような他人と相対していない場所では、ほとんどの外国人も泣くことがわかった。ただ、公衆の面前では泣かないといのがほとんどらしい。結婚式で「涙」を演出する日本のやり方は、世界では特殊なのだ。しかし、日本の結婚式を見て外国人たちも感動していた。こんなテーマからも、日本と外国とギャップを大いに感じた。でも、こんな日本が好きでもある。

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