とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023立山三山&剱岳登山:2日目

2023-08-02 19:18:07 | 山登り
早朝、荷物をサブザックに詰め込み軽量なスタイルで剣山荘を出発する。剣山荘は、剱岳に最も近い山小屋だ。


小屋のすぐ裏に登山道があり、すぐに岩だらけの道となる。


登山道脇には、コバイケイソウの群落があって、一際目を惹いた。


すぐに1番目の鎖場が現われた。


続いて、2番目の鎖場を通過。


鎖は真新しく、足場もしっかりしているので、手でしっかりつかんでいれば問題ない。


ほどなく一服剱2618mに到着する。


その後もいくつかの鎖場を通過。途中、どこかで道を間違えたのか前剱のピークを通らずに来てしまった。


鎖場を下っていくと、2mほどのアルミの橋が見えてきた。剱岳の登山道の紹介では、よく出てくる橋だ。足を踏み外せば、危険な場所だが、慎重に歩けば、それほど怖くも無い。


アルミの橋を渡ると、右の鎖をトラバースする。


その次は、大きな岩を、鎖を持ってよじ登る。


足をおける場所が無い岩には、鉄の棒が突き刺さり、足場代わりになる。


そして、剱岳最大の核心部である9番目の鎖場「カニのたてばい」の登り口に着いた。


先を行く中高校生のグループが、怖々登っていて、なかなか前に進まず、しばらく待ちだったが、やっと登山者の列が流れ出した。


「カニのたてばい」を過ぎても、厳しい岩場が続いたが、9:20に剱岳山頂2999mに無事到着する。山頂からは360度の大パノラマが展望できた。天気も最高で、みんな感動で大満足だった。


しかし、これで終わりでは無い。下りも登り以上に慎重に行かなければならない。10番目の鎖場は「カニのよこばい」だ。岩場をトラバースするのだが、最初に足を下ろすところがよく見えなくて怖くなるのだが、鎖をしっかり持って足を下ろせば足場を探り当てることができる。


最初の一歩さえ終われば、後は普通に平行移動するだけだ。


その後も、後ろ向きに下った方が怖くない。


11番目の鎖場は、「平蔵のコル」だ。


長いアルミの梯子を後ろ向きにゆっくり下りていく。


その後は、来た道を戻って剣山荘に帰る。行きに寄れなかった前剱にも一応足跡を残していき、思い残すことは何も無い。剣山荘でビールと昼食休憩。デポしておいたザックにサブザックを詰め込んで、更にこの日の宿となる剱御前小屋を目指す。

剣山荘から剣御前小屋までは2時間ほどだが、剱岳を登ってきた後だけに、結構歩くのがきつかった。まず、最初の雪渓を渡る。


2番目の雪渓。


雪解け水が流れ落ちている沢で水くみ。冷たくて美味しい。


剣御前小屋の前にも4番目の雪渓があるが、あと少しだ。


15:30。やっと剣御前小屋に到着する。この日が一番長くきつかった。


夕食後、小屋前から見えた夕陽。次の日も天気は良さそうだ。


参考1.2日目の高低図&コースタイム


参考2.2日目のコースマップ


「2023立山三山&剱岳登山:3日目」に続く。