とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2020岩岳山:前半

2020-05-18 21:54:32 | 山登り
春野町の岩岳山を登ってきた。4月末にアカヤシオを見に行こうと思っていたが、緊急事態宣言真っただ中だったという事もあり、この時は登山自粛としたのだが、先日急に解除されたこともあり、シロヤシオを見たくなって天気のいい日を狙って行くことにした。

朝から好天気となり、絶好の登山日和になった。8:50。家から1時間半ほどで、登山口に到着する。やはり駐車している車は少なく3台しかなかった。


駐車場を出たところには、往復7時間かかるとの看板がある。もう何度も登っている山なので、7時間はかからないだろうと気にせず進んで行く。


5分ほど歩くと、車止めのゲートがあり、その脇を抜けて進む。大昔は、このゲートはなくてさらに3.5キロほど先まで車で行けたのだが、今はこの小俣林道を50分ほど歩かなければならない。


林道から仰ぎ見る山の新緑がきれいだ。




9:52。3.5キロ歩いて小俣林道の終点まで来た。大昔はここまで車で来られたのだ。


大昔の車止めのゲートの脇を抜けて、林道を進む。


5分ほどで、林道脇から沢に下っていく。

沢に架かる木橋を渡る。


反対岸に着くと、いよいよ本格的な険しい登山道が始まる。


登山道が荒れている個所があり、倒木を乗り越えて進む。


小さな滝の前を通り過ぎる。


ロープで通行止めになっている場所に出た。まさか、ここから行けないのかと一瞬不安になったが、よく見ると右側に迂回路が続いていた。




そこからは、延々とジグザグ道を登っていく。30分以上歩くと、荷小屋峠に到着する。


荷小屋峠にはテーブルとベンチがあり、しばらく休憩だ。木立の中をずっと歩いてきたとはいえ、暑くて汗が止まらない。


荷小屋峠から上の尾根は、岩岳山アカヤシオ・シロヤシオ植物群落保護林に設定されている。岩岳山から竜馬岳稜線の西南部は、推定樹齢100年以上のアカヤシオ、シロヤシオの群生地で、特にアカヤシオの自生地の規模の大きさにおいては他に類が少なく、学術上貴重な場所だ。毎年、4月下旬はアカヤシオ、5月中旬はシロヤシオが見頃となる。今回の山行は、シロヤシオを見られるかが一番の楽しみだった。しばらくは、地面に花びらが大量におちていてもう終わってしまっていたのかと心配していたが、標高が上がるにつれてシロヤシオが咲いているのが見えてきてホッとした。




シロヤシオの枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名としてゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれる。また、純白で清楚な花びらであることから、敬宮愛子内親王のお印としてシロヤシオの花が用いられているという。




所々で咲いているミツバツツジのピンクも、山の斜面に彩を添えている。


頂上付近の尾根筋は見事に咲き誇っている。白い花びらが鈴なりだ。




山頂と岩岳神社との分岐に出る。まずは、左側に曲がり岩岳神社に向かう。


12:03。岩岳神社に到着する。岩岳神社からさらに奥の竜馬ヶ岳にも行けるが、往復2時間くらいかかってしまうので、岩岳神社から引き返して岩岳山に向かう。


「2020岩岳山:後半」に続く。