とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018東海道ラン:金谷~袋井(補習編)

2018-11-06 15:09:38 | マラソン
旧東海道を京都まで目指しているメンバーの一人Yちゃんは掛川から袋井までの区間をまだ走ってないという事で、補習として一緒に走る人いませんかという呼びかけがあり、一緒に走る事にした。掛川から袋井までだと距離が短いので金谷から走る事になった。私も近頃、長い距離を走っていなかったので、練習の一環としてちょうどいいお誘いだった。

まずは、東海道線で金谷駅まで向かう。集まったメンバーは6人だ。9:20。金谷駅をスタートする。天気予報では、曇り時々雨だったが、意外といい天気でビックリした。


旧東海道の入り口に入ると、いきなりの石畳の急坂だ。


石畳の中腹の六角堂には「すべらず地蔵尊」が祀られている。石畳が「すべらない山石」を用いていることにちなんで、合格祈願の名所となっているのだ。


後ろを振り返ると、急坂だったというのが良く分かる。


小夜の中山に入ると、見事な茶畑が広がっている。


ちょうど、お茶の花が一面に咲きだしており、珍しい光景だ。お茶の花はお茶農家にとってはやっかいなもので、花が咲くと茶木の養分を吸い取られ良い茶葉が収穫できないため、本来はすぐに刈り取られるものらしい。見た目は良いが、手入れが行き届いていない茶木なのだろう。


小夜の中山峠の頂上に来ると、久遠寺がある。久遠寺は掛川城主の山内一豊が境内に茶室を設けて、関ヶ原戦に向かう家康を接待した場所であり、小夜中山の夜泣石伝説の寺としても有名である。


中山峠は、箱根峠や鈴鹿峠と列んで、東海道の三大難所として知られている。街道脇には、西行法師の「年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山」の歌碑が建てられている。


中山峠の北側には、粟ヶ岳の南斜面にある大きな「茶」の文字が見える。縦横約130mもある文字で檜を植樹して作られた。お茶で有名な掛川市のランドマークだ。


急坂を下り、1号バイパスの下をくぐりぬけると日坂宿だ。現在も、当時の屋号が掲げられ、昔の街並みの面影を感じることができる。


掛川方面に向かう途中で、ラン友のサメコーチさんと偶然出会う。


事任八幡宮に立ち寄ると、夫婦杉の大きな切り株が置かれていた。先日の台風24号の風で倒れてしまい、切り株だけになってしまったようだ。ただ、不幸中の幸いで、周りのことも考えて、そばにある二本の鳥居を避け、二本仲良く倒れたかのような状態だったという。


キレイな砂利が敷き詰めてあるあたりが、夫婦杉の立っていた場所だという。


事任八幡宮の大杉。樹高35m、推定樹齢は300年以上だという。事任八幡宮の御神木だ。


事任八幡宮の大クスノキ。樹高31m。推定樹齢300年以上。


大クスノキからパワーを貰う。


逆川右岸に立つ塩井神社への参道。塩井神社は鳥居から逆川の対岸にあるため、参道には心許ない板橋が架けられている。


12:15。掛川の七曲がりを通過する。


掛川城前に到着し、近くの食堂でランチ休憩をする。食事を終わり外に出て掛川城をバックに記念撮影。ちょうどこの辺りから雨が降りだしてきた。


十九首塚。天慶3年(940年)、藤原秀郷が平将門一門19名を討伐してその首を弔った塚と伝えられている。昔は19基あったものが時代と共に減ってゆき、将門のものと思われる大きな1基だけが残されたが、その後、将門の首塚を取り囲むようにして18基の首塚が新しく作り直された。

 
岡津~原川の松並木を走る。




善光寺。寺中に如来堂がありその阿弥陀仏は、坂上田村麻呂の守本尊とされている。東海道の中間点に位置し、仲道寺とも呼ばれている。


赤鳥居と呼ばれ親しまれている鳥居は、重要文化財で木花開耶姫命を祀る冨士浅間宮本殿までの参道の入口に立っている。


袋井市に入る。


「東海道五十三次 どまん中東小学校」袋井市立袋井東小学校の校門。袋井宿は日本橋から数えても、京都三条大橋から数えても27番目の宿場。


14:50。袋井宿に到着する。


Gさんがボランティアの一人として管理している東海道どまん中茶屋にゴール。25.2キロのランだった。


9月後半あたりから膝痛であまり走れていなかったので、今回久しぶりに長い距離を走ることが出来てホッとした。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図