とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017獅子ヶ鼻トレイル&ラン

2017-01-30 22:38:09 | マラソン
昨日の日曜日は、「獅子ヶ鼻トレイル&ラン」に参加した。昨年に続いて2回目の参加となる。低山ながら、弘法大師の開山伝説もあり修験の山として知られる獅子ヶ鼻公園は、険しい岩場が多く、ロープや鎖が張り巡らされ、スリルある山道が続くアドベンチャートレイルの楽しめる場所だ。

スタートは、天竜浜名湖鉄道の敷地駅だ。駅員がいない小さい無人駅だが、この日は20名近いランナーが集まり、近所の人もビックリしたことだろう。


9時少し前に敷地駅をスタートして、獅子ヶ鼻公園のトレッキングコース入口まで3キロほど走る。入口から、いきなり急階段の登山道となり早足で歩いていく。稲荷神社手前の開けた場所からは、磐田原台地、その向こうには浜松市内もくっきり見える。


稲荷神社を通り過ぎると、アスレチックコースが設置されており、木登り、滑り台、タイヤロープウェイ等を遊びながら進んでいく。


東屋のある展望台からも、浜松市内がよく見える。


9:45。標高259.5mの三角点を通過する。


9:52。獅子ヶ鼻公園で、最もスリルのある蟻の戸渡りに到着する。両側がすっぱり切れ落ちた幅1mもない岩場だ。昔は、渡ることができたが、現在はここで通行止めとなっており、断崖を覗いて引き返す。


これが、蟻の戸渡りまで登る激坂だ。登るのも大変だが、下るときは滑りそうでさらに怖い。


蟻の戸渡りへの分岐まで戻り、浮石方面に向かう。このルートも、激坂が続く。急な登りを進んで行くと大きな岩が不安定な状態で止まっているのが上に見えてくる。これが浮石で、受験シーズンになると合格祈願の学生などが拝みに来るらしい。落ちそうで落ないというのが縁起がいいということか。


上の方から見た浮石。


10:30。次なるスリリングな場所の鐘掛岩に到着する。この岩には、行基らしい僧侶が鐘を山の先端にある岩に掛けて休んだという伝説があることからその名がついたと言われている。


左側の飛び出た岩が鐘掛岩だ。真下は、断崖絶壁で覗き込むのも腰が引ける。


10:50。鐘掛岩から虫生方面に向かうが、すぐに八畳岩方面への分岐で曲がり、八畳岩まで行く。八畳くらいあろうかと思われる大岩の上で一休みだ。


その後は、虫生冷泉まで一気に急降下していく。


11:12。虫生のトレッキングコース入口に到着する。これで、獅子ヶ鼻公園を全てクリアしたことになる。


昨年は、虫生から左に曲がり、森町まで走ったが、今回は右に曲がり、施業道橘線を走る。林業関係者が使う道で、舗装はしてないが車も通れる広い道だ。宮川に突き当たったところで右に曲がると、小国神社の境内の一部になっている。

11:55。小国神社の赤い太鼓橋を渡ると、小国神社の神殿の裏側だ。


参道は、意外にも大勢の観光客で賑わっていてビックリする。


ちょうど、お昼にもなったこともあり境内のうどん屋で、うどんを食べていく。小国神社からは、そのまま森町に行くこともできるが、大洞院にも行ける道があるということで、有志で大洞院まで行くことにした。大洞院は、森の石松の墓が有ることで知られる寺である。小国神社からしばらく行くとフォレストカントリークラブが有り、その中を通り抜けていくと大洞院への近道となる。

12:57。大洞院入口すぐ前に森の石松の墓があり、清水次郎長の石碑とともに並んでいる。


森の石松の墓は、その墓石を持っていると「商売繁盛」「勝負運強い」という風評が流れ、削って持っていく人が絶えなく、いつの間にか墓の形がなくなったり、盗まれたりして、現在は3代目になるという。


こちらは、鉄カゴで囲まれた石塔。なんでも、愛知県鳳来町から移設された石松がらみの石塔らしく、盗まれないよう囲われているようだ。


触れば御利益があるのではないかと、隙間から手を差し入れ、石を撫でるメンバーたち。


大洞院から、森町の中心部まで走っていくと、ゴールとなる森町健康福祉センターだ。到着したのは、13:26でだいぶ早い時間にゴールしてしまった。昨年のコースと比べると、大分ショートカットになっていた。その後、お風呂に入って帰宅する。天気がよくて、暖かい日となり、変化に富んだトレッキングを一日楽しむことができた。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図