とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013川上岳(かおれだけ)登山

2013-06-23 23:08:28 | 山登り
このところ山の計画が、2回続けて流れてしまっていたが、3度目の正直で久々に山に行ってくることができた。今回の参加者は、kazukawaさん、M子さん、あだちさん。と私の4名だ。

川上岳は標高1626mあり、岐阜県下呂市にある山で、日本三百名山に入る。位山、舟山とともに「位山三山」とも呼ばれている。神代の昔、川上岳には美しい女神がすんでおり、位山の男の神さまをめぐり舟山の女神と争ったという伝説が残っている。川上岳と位山を結ぶ尾根は、位山の神さまの心を射止めた川上岳の女神が通う道であったと伝えられている。

昨日の夜、浜松を出発して「道の駅モンデウス飛騨位山」で朝5時くらいまで仮眠してから、川上岳登山口まで向かった。コースマップでは下呂上之田から歩くようになっていたが、林道のゲートまで車で行けるので、無舗装の林道をゆっくり進んだ。スピードを出しすぎると、車体をこすりそうなダートである。午前7時30分くらいにゲート手前の駐車場に車を止め、歩き出した。


しばらく進むと沢があり、大きな丸太が2本かかった橋を渡る。


橋を渡るといきなりの急登である。


1時間半ほど歩いて展望のいい場所から、御岳山が見えてきた。御岳山からさらに左手を見ると乗鞍山も見えていた。


タニウツギの薄ピンクの可愛らしい花を見つけた。


樹林帯の間から、川上岳の尾根が見えていた。まだだいぶ遠そうだ。


緑が眩しいブナ林を歩く。


大足谷の源頭部の沢に出る。ここが唯一の水場である。冷たい沢の水で、喉を潤す。


さらに先でも、タニウツギが群生していた。


緩やかな登山道となり、尾根筋までもう少しだ。


数輪ずつだが、レンゲツツジが咲いていた。


尾根筋に出ると展望は抜群だ。川上岳は、もう目と鼻の先である。


足元には、コケモモの可憐な花が咲いている。


川上岳山頂の先には、「富士山」が見えた。と、思ったら雲だった。


早速山頂広場で、食事だ。まずビールを飲んだ後、フライパンでベーコンや餃子を焼く。その後も、各自持ち寄った食材が豊富で、とても全部を食べきることができなかったくらいだ。天気がいいので、山頂で1時間以上のんびりした。


飲んで食べるほうに忙しくて、つい登頂証拠写真を撮るのを忘れていた。帰り際の登山者が気を利かせてくれ、全員の登頂写真を撮ってくれた。


川上岳山頂からは、位山へと続く「天空遊歩道」がある。川上岳の女神は、ここから位山に通ったのだろう。


山頂からは、石川県の白山も見える。


周辺の山々も、緑のじゅうたんを敷き詰めたような、なだらかな山並みだ。


下山は、もと来た道を戻る。笹原で遮るものが何もなく気持ちいい道である。


一気に下ると、駐車場のすぐ近くである。緑が本当にきれいだ(女性たちも…)。


13:44。無事、駐車場に到着だ。


下山後は、飛騨川温泉「しみずの湯」で汗を流して帰宅する。下界は蒸し暑いが、登山道から山頂にかけては、爽やかな風が流れ、暑さを和らげてくれた。梅雨の合間のわずかな好天を狙って計画したのだが、見事に天気が回復して楽しく登山をすることができてよかった。