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とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016 謹賀新年

2016-01-01 19:57:32 | いろいろ
新年明けましておめでとうございます。
今年も、いつもの恒例初日の出ランに行ってまいりました。
天気予報どおり元旦はいい天気でした。

ところが、東の空だけ雲が掛かり日の出時刻6:56になっても姿が現れません。


じりじりしながら待っていること約10分。


7:05。やっと初日の出を拝むことができました。




結局、7時からの餅まきの時間に間に合わず、今年は餅拾いを断念です。
日の出を見終わった頃、既に餅まきは終わり大勢の人が袋一杯に餅を持って帰るところでした。
まずは、立派な初日の出を見ることができ、今年の決意も新たにしたところです。

今年も皆様のご健康とご活躍ご多幸をお祈りします。
どうぞ、本年もよろしくお願いします。

今日は冬至

2015-12-22 22:00:10 | いろいろ
今日は、一年で最も日が短い「冬至」である。冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の一陽来復(いちようらいふく)といって、冬至を境に運が向いてくる日とされているそうだ。

そんな訳で日本では、冬至に運がいい食べ物として南瓜を食べたり、「柚湯」に入ったりするのが昔からの風習だったらしい。とはいえ、自分ではそんな風習のこともよく知らなかったのだが、昨日から「柚湯」に入っている。何故かというと、数年前に植えた柚の木が、今年初めて実がなり、鈴なりに実っている。ちょうど時期的にもいいので、風呂に浮かべているのだ。今まさに冬至の日と重なり、タイムリーな話題となった。


何故冬至に「柚湯」に入るのかを調べてみたら、こんな理由だった。
柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。こうした語呂合せもあるようだが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊だと考えられているそうだ。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもある。また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているという。

また、「柚湯」は、香りが良いだけではなく、香りによるリラックス効果をはじめ、美肌効果や血行を促進しての冷え症緩和等の効能もあるそうなので、当面、柚がある間は「柚湯」でリラックスできそうである。

障子を貼り替える

2015-12-12 20:40:04 | いろいろ
和室にある障子が大分色褪せ破れているところも増えてきたので、数年ぶりに貼り替えることにした。ホームセンターで障子紙と糊、ハケなどを買ってきた。その他、定規、カッターナイフ、アイロン、テープなどを用意する。


以前貼ってあった障子紙は、アイロンで圧着するタイプだったので、剥がす時は熱くなったアイロンを押し当てる。何度かアイロンを押し当て熱くなった頃、そっと剥がしていく。最初は、アイロンの温度が低かったためか、上手く剥がせず苦労した。なんとか4枚を剥がしていい加減嫌になってしまった。その後、試しに最高温度に変えてみたら、残り4枚を難なく剥がせることができた。最初から最高温度に設定して剥がせば良かったようだ。

剥がした後、1枚ずつ障子の大きさに切って、糊をハケで枠に塗りつけていく。全部で8枚の障子を貼り替えるのに一昨日から始めて3日かかった。今日、何とか全て終わりホッとした。これで、新年を気持ちよく迎えられそうだ。

トイレットペーパーの「富士山折り」

2015-11-12 22:26:48 | いろいろ


ホテルに泊まったりすると、トイレのトイレットペーパーが三角に折られていることが多い。
この三角折りの本来の名称は、『ファイアーホールド』というそうだ。
なんでそういう名前が付いているのかというと、消防士(ファイアーマン)が考えたものだからだという。
消防士はトイレに入っている時でも、災害の連絡を受けたら迅速に対応をしなければいけないということで、少しでも時間が短縮できるようにトイレットペーパーの先を三角に折って掴みやすい状態にしたことが発端らしい。

ただ、偶然にもホテルでも同じように三角折りが広まっていたようで、ホテルが使いだした理由は、部屋の清掃が終了した事を他の従業員に知らせる為に広まったという。
それが、いつの間にかマナーの一つと思われるようになり、「次の人への心遣い」として広がっていったようだ。
しかし、やたらに三角折りをしたほうがいいとは限らない。
人によっては、「用をたした後の手で三角折りを作られるのはイヤだ」と感じる人もいる。
やはり、ホテルの清掃人が宿泊する人のために折っておくにとどめたほうがいいようだ。

さて、そんなトイレットペーパーなのだが、三角折りだけでなく、最近では、いろんな折り方が研究されているのには驚いた。
特にオススメなのが、「富士山折り」だ。
静岡県、山梨県のホテルでは、是非この「富士山折り」のトイレットペーパーでお客さんを迎えるようにしたら面白いだろう。
折り方は、非常に簡単で、ちゃんとした富士山が現れてくる。
外国人が、トイレに入ったとき、この「富士山折り」のトイレットペーパーだったら、きっと喜ぶのではないだろうか。

詳しくは、こちらから。
http://rabico.cocolog-tnc.com/gmt/2015/11/post-0e5d.html?mg1511b

乗馬クラブ3回目

2015-11-11 22:16:05 | いろいろ
今日は、先週に続いて3回目の乗馬クラブだった。
この日の馬は、ホワイトピーチちゃん。メス馬である。
「茶色い耳と白いお尻がとってもキュート!」という触れ込みだ。


内容は、2回目とほぼ同じで復習といった感じである。
ただ、ホワイトピーチちゃんは反応が良く、軽い轡の操作ですぐに止まったり駆けてくれる。
前回のブラウンシュガー君より少し小さくて体の揺れが少ないので、乗っている方も揺られず姿勢をしっかり保っていることができる。
指導員の人からも、姿勢が良いと褒められた。


3回目という事で、多少は慣れたのだろう。
終わってからも、それほど疲れたという感じはなく、あっという間だったような気がする。


これで、乗馬体験はひと通り終わりになった。
あとは、本格的にクラブに入るかどうかである。
終わってから、入会の話などいろいろあったが、必要となる装備類や会費などを考えると、決して安くはない。
興味はあるのだが、懐具合や今後の自分のスケジュールなどをもう少し考えてみようと思っている。

2015年ご当地ヒット大賞:瀬戸内レモン

2015-11-08 20:39:24 | いろいろ
毎年お馴染みの日経トレンディによる「2015年ヒット商品ベスト30」の発表が先日あった。
その上位ベスト10は以下のとおりだ。
1位 北陸新幹線
2位 火花
3位 インバウンド消費
4位 コンビニドーナツ
5位 ココナツオイル
6位 ガウチョパンツ
7位 チョイ呑み
8位 明治プロビオヨーグルトPA-3
9位 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ
10位 アップルウォッチ

1,2位あたりは納得のいく順序である。他に気になったのは、コンビニドーナツ、ヨーグリーナ、アップルウォッチくらいだ。
あとはあんまりよくわからない。

今年は、ヒット商品より、同時に発表されたご当地ヒット大賞の方が興味を引いた。
それによると、愛媛・塩パンと広島・瀬戸内レモンが選ばれている。
中でも特に瀬戸内レモンというブランド名に、覚えがあった。
何度か山に行った時、山友が持ってきてくれたお菓子の中に「イカ天。瀬戸内レモン味」があったのだ。


パッケージには「さっぱりなのに なんだかやみつき きゅんとする、瀬戸内恋の味。」というコピーが書かれている。
実際食べてみると、一口サイズのやや薄めでパリパリしたイカ天である。
瀬戸内レモン味というだけあって、レモンの酸味でさっぱり感があるものの、
イカ天の辛さとマッチしていて、なぜかやみつきになってしまう美味しさだ。
今までこんなお菓子があったとは知らなかったので、ちょっと気になっていた。
それが、今回のご当地ヒット大賞に選ばれていたことが分かり、大いに納得である。
今度、店で見つけたら何袋かは、買っておきたい。

乗馬クラブ2回目

2015-11-04 20:11:12 | いろいろ


先週に続いて、今日は2回目の乗馬クラブだった。
1回目は、乗馬体験という事で20分ほどの騎乗だったが、今日はその延長という感じで45分の騎乗になった。
今回も、騎乗する馬は、ブラウンシュガー君だ。
往年のサラブレッドで、引退して乗馬体験専門になったという。

前回は騎乗する直前まで緊張していたが、今回は、難なく騎乗する。
あとは、前回のおさらいで小さいサークルを何度も回る。
そして、新しく教わったのが、方向転換の仕方である。
止まる時は、轡を引っ張るわけだが、曲がる場合には、曲がる方向に轡を引けばいい。
あまり早く轡を引くと、馬の方でも障害物があると回りづらい。
車の運転と同じように、内輪差を考え、余裕を持って曲がる方向に轡を引くことで、馬も安心して曲がってくれるという。
サークルを回りながら、何度か向きを変え、右回りや左回りなどをした。

後半は、速足の練習だ。
速くなると馬の背中が揺れ、人間の方もお尻を上げ下げして、衝撃を吸収させなければならない。
馬の背で立つ練習を何度かしてから、速足に入る。
指導員の掛け声で、ブラウンシュガー君が速足になってくれるのだが、のんびりやさんだということで、直ぐに止まってしまう。
馬の背中からお尻がふわっと心地よく押し上げられて、立つ・座るのリズムが取れるようになれるかなと思うとすぐ止まってしまうので、尻切れトンボで終わってしまった。
私の動きが、馬の方にうまく伝わっていないというのもあるだろう。
何度か練習しているうちに時間が来てしまった。

今回は、45分の乗馬ということだったが、アッという間に終わってしまった気分だ。
しかし、終わってみると、いつもと違う筋肉を相当使っていたのがよくわかる。
家に帰ってから、なんだか疲れたようだ。
しばらく、ソファの上で眠り込んでしまった。
あともう一回、サービス料金で乗馬ができるので、来週も行くことにした。

乗馬体験に参加

2015-10-30 21:54:54 | いろいろ
先週、ホームセンターの出口で、抽選籤を引いてくださいと声をかけられた。何の気なしに籤を引いたところ、乗馬スクールの無料体験券が当たった。乗馬スクールの人がやっていた抽選会だったので、ひょっとしたら全部当たりくじだったかもしれないが、初心者が体験するとしたら通常5000円くらいはかかる。それが、無料でできるなら決して損ではない。興味もあったので、その場で行ける日を予約した。

そして、今日が予約の日となった。運動靴、長ズボン、手袋だけ用意してくださいとのことで、ごく普通の格好でスクールに向かった。受付で、名前を告げ、書類に氏名、住所などを記入すると、係りの人が乗馬用のブーツ、ヘルメット、プロテクターをかしてくれた。ブーツを履いて、ヘルメットを被ると、一端の騎手気分だ。支度が終わり、馬場に連れて行かれた。周りを見ると、大勢の生徒が気持ちよさそうに馬に乗っていた。自分もあんなふうに乗れるのだろうかと心配になり、ちょっと気が引き締まった。


しばらくすると、私の乗る馬が連れてこられた。名前はブラウンシュガーで、いつものんびりでマイペースな馬だという。近くで見ると、やはり大きい。数年前、沖縄の与那国島で与那国馬に乗ったことがあったが、与那国馬よりもずっと大きくて乗るのも一苦労しそうな感じだった。


指導員の説明を、少し聞いただけで、すぐに鞍の上に乗ることになった。えぇ!もう乗るの!と思ったが、覚悟を決めて鐙に足をかけ一気に馬の背に乗り移った。乗ってしまえば、思ったより怖くはない。そして、いつもより高い位置から眺める風景が新鮮で気持ちがいい。


最初は、指導員が轡を引いて回ってくれるのかと思っていたが、乗った時点で馬のほうで勝手に歩き出してくれた。ゆっくりだから怖くはない。指導員の話を聞きながら、ゆっくりコースを回っていく。馬の制御の仕方は、轡を引いてブレーキをかけることと、走り出す時、足で腹を軽く叩くという動作だけでほとんど済んでしまう。腹の叩き方に強弱をつけると走るスピードが変わってくる。ゆっくりの時は気にならなかったが、強く叩くとスピードが上がり、背中が大きく揺れる。自分の体も大きく揺れるので、姿勢を保つのが大変だ。揺れに応じてお尻を上げたり下げたりする動作が必要になってくる。競馬で、騎手が大きくお尻を上げている理由がよくわかった。とにかく、乗馬する際は、姿勢をまっすぐに保つのが重要らしい。姿勢が良ければ、馬も安心してくれるという。


乗馬体験は、実質20分程度だったが、馬の腹を膝で包み込むようにすることと、姿勢をまっすぐに保つという動作をずっとしていなければならない。おかげで、いつもと違う場所の筋肉を使っていたようだ。終わってから、筋肉痛というほどではなかったが、内股周りに違和感があった。


今回は、体験という前提なので、やはり時間的に物足らない。乗馬体験した人は、あと2回ほど、格安で45分コースに参加できるというので、来週も予約してしまった。本格的に乗馬をするとなると、かなりお金もかかるので、そこまではできないと思うが、いい気分だったことは間違いない。颯爽と走ることができれば、さらに気持ちが良さそうだ。あと2回、乗馬がどんなものか確かめてみたい。

ストレスに負けない心を作る

2015-10-22 22:46:12 | いろいろ
先日、ストレスを回避するためのセミナーを受講する機会があった。ストレスに困って聞きたかったわけではないが、ストレスにさらされる事は今後もないとは限らない。聞いておいても損はないだろうと、2時間ほどのセミナーをしっかり聞いてきた。

ストレスとは、生活するうえでのプレッシャーと、それを感じたときの感覚である。その原因はストレッサーと呼ばれるもので、物理的なもの(寒冷、騒音、放射線など)、化学的なもの(酸素、薬物など)、生物的なもの(炎症、感染)、心理的なもの(怒り、不安など)に分類されるという。ストレッサーが作用すると、体は刺激の種類に応じた特異的反応と刺激の種類とは無関係な一連の非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こす。

さて、このストレスに対処するためには、何もしないでほおっておくわけにはいかない。まずは、ストレスに対して以下のような行動を起こすことが必要だ。
①アサーションをする。和訳すると、さわやかな自己表現という意味らしい。苦しい事やつらいことがあったら、黙っていないで、それを言葉にすることが大事だという。
②人間は誰でもミスをするものなのに、「絶対にミスをしてはいけない」などと思い込むことを「イラショナルビリーフ(非合理的な思い込み)」と呼ぶ。これに反して、「たまにはミスをして同僚を苛立たせてしまっても仕方ない」と腹をくくることを「ラショナルビリーフ(合理的な考え方)」といい、ラショナルビリーフに考え方を変えることができるといい。
③自分のためのマジックフレーズを持つ。マジックフレーズとは、その言葉を唱えるだけで相手や自分に好印象を抱かせやすい言葉である。つまり自分を一番元気づける言葉を何度も唱えることでストレスに打ち勝つことができるのだ。

ストレス対処行動を起こせなければ、ストレッサーから逃げるのもひとつの方法ではある。完全な解決にはならないが、一時避難するということもなしではない。

また、ありきたりではあるが、睡眠を十分とることが大事で、朝早く起きて陽の光を体に浴びる、背を伸ばして空を見るという動作も無駄ではない。

食べ物にも、ストレスに効果があるものがある。豆腐、納豆、チーズ、ナッツ類、バナナ等だ。これらは、体内で特に重要な役割を果たしている神経伝達物質の一つであるセロトニンを多く含んでいる。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、『幸せホルモン』とも呼ばれている物質だ。

ただ、ストレスを全くなくすのが一番いいことではない。適度なストレスは、人間が生きていく上では必要である。この適度なストレスには以下のような効果がある。
① 「適度なストレス」は"やる気"の原動力になる。
② 「適度なストレス」は"記憶力"を向上させる。
③ 「適度なストレス」は人を"強く"する。

そこで、適度なストレスにするために以下のようにストレスを軽くすることができればいい。
①自分を変える、環境を変える、あるいは他人の力を借りる
②他人と過去は変えられない→自分と未来は変えられる→自分が変わると未来、他人が変わる ⇒というように考え方を変えてみる。

そして、最後は自分の気持ちをやる気に転換できるといい。
①できないことを切り捨てる。
②出来ることを見つける。
③言い訳を考えてもいい。
④褒められなくてもいい。
⑤目的目標を持つ。

ざっと挙げてみた上記の事柄が、セミナーの内容である。当たり前の事だといえば、当たり前だが、いざストレスにさらされている時には、こんな事にも思い当たらないだろう。自分だけでなく、他人にも、これらの事を伝えることができたら役に立つかもしれない。

“パミール・シルクロード探検隊”報告会

2015-09-26 21:20:38 | いろいろ
今年の8月中旬から9月上旬にかけて、ラン仲間のヒロボーさん、かわいさん、Wさん等が“パミール・シルクロード探検隊”として、中央アジアのタジキスタン周辺の探検の旅に出かけ無事帰国した。今日は、その報告会があり、探検の様子を詳しく知ることが出来た。

この探検隊は、シルクロードファンによる「シルクロードクラブ日本」が企画したもので、隊長は、ヒマラヤ遠征の経験がある掛川市の影山淳さんである。同クラブの海外遠征は今回が初めてだという。遠征の目的は、諸説あるマルコポーロや唐の僧侶・玄奘三蔵が通ったパミール高原のシルクロードのルートを実地踏査することだったそうだが、実際に現地を踏査して、最短距離のルートであるナザタッシュ峠をマルコも玄奘も通ったものと確信できたそうだ。

影山さんは、マルコ・ポーロの『東方見聞録』を愛読し、55歳を過ぎてからマルコの辿った道を自転車で走破することを決意。2003年から8年を費やしてトルコから中国・北京まで、延べ240日、約1万5千㎞を踏査したという。その行程についての著作もあり、凄い登山家であり探検家でもあった。


報告会は、2時間ほどの予定で始まり、探検隊のメンバーの紹介があった。10名(男性8名、女性2名)の隊員のうち7名が出席した。


どんなコースを辿ったかについて、副隊長のヒロボーさんから説明があった。シルクロードといっても、具体的にどこら辺なのかという認識はなく、説明を聞いて、改めて世界の屋根と言われる大変なルートだったことがわかった。タジキスタンを中心に、中国、キルギスタン、アフガニスタン等の国境近くを通過し、ISILの脅威が迫っている地域もあったそうで、緊張を強いられることが何度もあったようだ。


ヒロボーさんが作った横断幕。現地の人のサインで余白は一杯となり、大いに記念になったそうだ。


その後、影山隊長からスライドを交えた全行程の説明があった。


コースの移動は、3台の四輪駆動車に分乗し、現地の人が運転手とガイドを務めたそうだ。全走行距離は2771kmにも及び、想像を越える悪路の連続で、1台はサスペンションが途中で破損してしまったが、現地で修理することができ事なきを得たという。


スタート地点のウルムチは標高1000mだが、以後徐々に高度が上がり、9日目から15日目目までは標高4000m前後のパミール高原をずっと横断したという。富士山よりも高い場所で1週間近くも生活するということは、なかなかできない経験である。




10日目には、5461mのバンジョアクゾー峰に5名が登頂目指して挑戦するが、残り200mの標高を残して氷壁の出現で断念したそうだ。氷の山を登るまでの登山装備は準備してなかったようだ。




シルクロードには、「マルコポーロ山羊の角」と呼ばれる道標がいたるところで見られるそうだ。雪が降ると道がわからなくなるため、角が出ていることで道標の役目になるのだ。


日本人未踏の地域だという中国国境のナザタッシュ峠(標高4476メートル)には、健脚の5人が1日かけて徒歩で頂に立ったそうだ。


探検隊一行は、現地の水に慣れず下痢や頭痛に悩まされたりして、高地での生活の厳しさを体感したが、標高4000mを超すパミール高原の景色を堪能し、一生の思い出となる厳しくて楽しい旅になったという。帰国の飛行機に乗った翌日、タジキスタンの首都ドシャンべではテロ事件があり、飛行場が閉鎖になりかねない事件があったとも言う。いろんなアクシデントもあったようだが、全員予定通り無事帰国できてよかった。探検隊の皆さん、お疲れさまでした。