prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「グリズリー」

2010年09月05日 | 映画
「JAWS ジョーズ」のもろパクリで有名な映画なのだが、パクリっていうのは商売とすると効率がいいらしく、IMDBによると製作費の50倍稼いだとある。特に日本で当たったとも。

監督のウィリアム・ガードラーの作品(?)として語られるのが普通だが、この手の映画はプロデューサー主導で作られるもの。で、製作・脚本のデヴィッド・シェルダンの名前にちょっと注目して調べてみると、映画界のキャリアはローレンス・ゴードンのもとで始め、production executiveとして「吸血の群れ」「明日に処刑を」「ミスターオセロマン 2つの頭を持つ男」「吸血鬼ブラキュラ」「悪魔のシスター」「巨大生物の島」「スクワーム」「マニトウ」「ローリング・サンダー」などに関わっている。いかにもといった作品系列です。

ニューヨークの演劇界でプロデューサー・ディレクターも勤め、(おそらく無名時代の)ロバート・デュバルやジーン・ハックマンを主役に起用してきたともある。

あちらの宣伝コピーは18 FEET OF TOWERING FURY!!です。タワーリング・インフェルノにちょっとひっかけているのかな。
(☆☆★)