prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ポカホンタス」

2010年09月30日 | 映画
一応史実をベースにしているのだけれど、西洋白人男性にとってはまことに都合のいいお話。「蝶々夫人」の野生版。この手の物語で、男女を逆にして作り直してみるといい。「M.バタフライ」ではないが、信じられないくらいバカげた話であることがわかる。

「アバター」でもこの物語が転用されているように白人の自惚れ鏡の典型で、非白人にとっては気色悪く、途中で見るのをやめる。画もひどい。
最近のエコっていうのにも、一種の西洋的優越意識を感じるね。