prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブラック・ダイヤモンド」

2004年08月29日 | 映画
シドニー・ルメットの「評決」「プリンス・オブ・シティ」で重厚きわまる撮影を見せたポーランド出身のアンジェイ・バートコウィアクの監督に転向しての作品だが、ルックは典型的に金を下品にかけたB級アクション調。同じ撮影監督出身のヤン・デ・ボンの「スピード」ばりの地下鉄の上にへばりつくシーンあり。

リー・リン・チェイ(ジェット・リー)とはリーのアメリカデビュー作
「リーサル・ウェポン4」の撮影を担当したの時からのつきあいということになる。東洋人はハリウッドでは必ず白人なり黒人なりと組まされる。ブルース・リーですら、初アメリカ資本の「燃えよドラゴン」ではそうだった。ここでは色の薄い黒人たちが多い。
カンフーに銃撃、カーアクションを無原則に詰め込んで、めったやたらとカットバックするものだから、なんかもう幕の内弁当を振り回したみたい。

タイトルの「ブラック・ダイヤモンド」とは何かというと、新しい核爆発(?)を制御する物体だそうで、ヒロシマ2個分(おいっ)のエネルギーを出す実験をしてその周りを顧客が囲んでいたり、そのエネルギーで悪者が焦げたり(それだけ!)といったトンデモなシーンが続出する。
WOWOWで見たのだが、劇場映画のデータベースを検索しても載っていないのが多い。劇場で公開されているところを見た覚えがあるのだが。

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