prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

ナンバ

2005年03月22日 | 重箱の隅
「切腹」で侍たちが歩く時、手を振らないでぐっと拳を握って歩いているのに感心。相撲と一緒で右手と右足を同時に出すか、動かさないかが武芸をやっている人間の習慣。右手と右足、左手と左足を同時に出す。いわゆるナンバ走りというのは日本以外ではアイヌくらいしか見られないらしい。
。伊福部昭・東京音楽大学学長のお話によると、エイゼンシュタインが「イワン雷帝」を撮った時、日本の歌舞伎を演技術にとりいれて、こんな動きがあるかとヨーロッパの批評家に言われたとか。
大河内伝次郎など昔の時代劇スターはなんば走りをしていることが多い。頭がぶれないので、顔がよく見えるという利点もある。

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