prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アラモ」

2004年10月04日 | 映画
何しろベトナム戦争の時ジョン・ウェインが愛国精神顕揚のために取り上げたような素材だから、またバリバリのアメリカ万歳映画をイラク戦争の最中に再生産したのかと思ったら、それほどでもなかった。オープニングの字幕でindianという言葉が堂々と使われているのには驚いたが。

アメリカというよりテキサスが独裁者から独立する戦争みたいな描き方で、テキサスというのはそれ自体今だに一つの独立国みたいなわけだと思う。
もちろん、実質的にはアラモの敗北を口実にメキシコから奪ったものだが。

およそ女っ気のないキャスティング。だからといって男くさいわけでもなく、ドラマ的にはかなり淡白。デイビー・クロケットがメキシコ軍の軍楽に対抗してフィドルを弾くあたりが面白い程度。
戦闘シーン、アラモ砦の攻防が夜戦というのは意外。負け戦にふさわしい感じはするが、やはりちと見ずらい。
(☆☆★★★)


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