prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ハービー 機械じかけのキューピッド」

2005年08月19日 | 映画
旧シリーズの「続・ラブバッグ」(75)しか見ていないが、30年、間があいてもディズニー印のファミリー・ピクチャーとしての印象はまるで変わらない。

普通リメークしようとすると、発達した特殊効果を見せびらかそうとするものだが、ほとんど30年前と変わらない印象。天下のILMが参加してるってのにね。
違うのは、本物のストックカー・レースをクライマックスに置いていることだが、フォルクスワーゲンが人格を持ってマンガチックな走りをする趣向を、ストレートなカーレースに持ち込むのにかなり手こずった印象。あまり奇想天外な走り方をするわけでもなく、あとカットを割り過ぎて、車が勝手にひょいひょい動いたのか、ドライバーがすごいテクニックを見せたのか、よくわからなくなっている。

リンジー・ローハンがそばかす丸出しで登場。ディズニー風に田舎臭くしているみたい。日本語吹き替えで見て、なんかたどたどしいなと思ったら土屋アンナがアテていた。
マット・ディロンが型通りの悪役をあまりに型通りにやっているのが、御愛嬌。
(☆☆☆)