『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

火の用心

2020-10-16 06:16:00 | 趣味
「火の用心!
 さっしゃりやしょう!」
と、落語の
『二番煎じ』に
火の廻りたちの
掛け声が出てくる。

江戸弁で
「火の用心致しましょう」
ということである。





小火(ぼや)を出した
茶室の手前畳の壁に
【火の用心】を
しばらく貼っておくことにした。

これで、
お茶に来られた方々へ
話のタネになることだろう。

風炉も糯米の餅で
ちゃんと引っ付き、
ツートンブロックで
焼け落ちた焦げ孔も
どうにか目隠しができた。

気分を引き締めての
「茶人」のやり直しである。

近頃では、
お点前の前に
上座でもある
「火の用心」札に向かって
“神座”と思って
黙礼することにしている。

茶と信仰を合体させて、
“お点前する”ではなく、
“お点前をさせて頂く”
という姿勢・生き方に変えた。

それを
今頃気付くなんて、
まさに、怪我の功名である。





おとついの
山行きで、
中秋の吾妻山をも
撮ってきた。

まだ、麓はさほどに
赤々と萌えようではなかったが、
それでも、どこか秋めいた
彩りには感じられた。

来月には、
初冠雪の頼りも
届こう。





ダイソーで見つけた
ペーパークラフトを
箱庭療法のツールにしようと、
ゆんべは『コロンボ』を視ながら
小半時ほど組み立て作業をした。

2枚のシートから
パーツを外して嵌めるだけだが、
これが正確に出来ていて
いささかの狂いもなかったのには
感心した。

さすがに、
【タミヤ】などの
精巧なプラモを輩出する
日本ならではの
ジャスト・フィットの
キットである。






スーパーに
二尾140円という
ブラックタイガーがあったので、
一昨日の垢抜けしない
『ジャンボ・エビフライ』を
思い出して、
いっちょうソフィスティケートされた
一皿に仕上げてみようと
対抗心を駆り立てられた(笑)。

庭の採りたてのザクロを
小さなルビーに見立てて、
海老の朱色に調和させ、
尚且つ、補色に近い
エメラルドグリーンの
飾り皿を合わせてみた。

柘榴の搾り汁を
スパークリングワインで割った
カクテルもこしらえ
合わせてみたが、
なかなかのマリアージュだった。







カミさんと二人の
夕餉のオカズ代が
ワンコインで済むところ、
ナナキュッパ(798円)もする
イチヂクのパックを
エイッ!とばり
気合を入れてカゴに入れた(笑)。

無花果に偏愛があるのと、
これをドレッセして
アーティスティックにも
楽しめるので、
“遊興費”とも
思うようにしている。







食材で描く
「キレイで美味しそうな絵」は、
【絵に描いた餅】とはちがって、
完成後に試食できるから
一石二鳥である。

いや、
ブログアップも入れたら
一石三鳥かもしれない(笑)。

798円で
ツマラン本を買ったり、
しょーもない
レンタル映画借りるよりか
なんぼか心の栄養に
なってくれるようだ。

それでも、
鑑賞眼の方が
創作の腕より勝ってるのか、
まだまだ垢抜けしない
野暮ったい自分の作品に
辟易もしている。

ドレッセ道を極めるには
まだまだ道遠く、
ネット画像を頼りに
プロの盛り付けを真似たり
画集を見ては配色の妙を
探ったりしている。

まさしく、
【探求心是道】
である。
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柘榴採り

2020-10-15 06:16:00 | 風景
二階の窓から
裏庭のザクロが
たわわに生ったのを見て
そろそろ収穫しなっきゃ…
と思った。

1ケだけは
二階から手を伸ばして
採れたが、
後は下から採った方がいっか…と、
階下に降りた。




この夏に
裏庭の笹っぱが
腰あたりまで伸びたので、
まるで藪漕ぎでもするかのように
ザクロまでたどり着くのが
大変だった。

かなり高い処に
熟した実がなってたので、
脚立を出して上り
5、6ケ採っていざ
降りようとした時に
バランスを崩して
アッとなり…
落ちそうになったので、
安全に飛び降りたつもりだった。

そしたら、
尻もちをつき、背中まで
打ってしまった。

右手に当たったものを見て
ゾッとした。

藪の中に放置されていた
レーキの刃であった。

壁際に寄せてはあったが、
もしも、そこに落下したら
大怪我どこでは済まなかった。

左手に痛みを感じて
見てみたら、
敷石で切ったらしく
親指の付け根から
血が流れていた。

(あちゃ~!!)
やっぱり、ケガしちまった…
であった。

幸い、出血はすぐに
止まったが、
2ケ所も切ってしまった。

それでも、
10本も刃のある
鉄製レーキが刺さってたら、
救急車もんであった。

またしても、
大難を小難にお奉り替え頂いた、
ことを神様にお礼申し上げた。

日常の家ん中に、
こうも危険が潜んでいるとは…
まさに油断ならないものである。





出血箇所を
十分に洗って
消毒してから、
気晴らしに“紅葉狩り”に
出かけた。

マイ・フェイバリットの
「びっき沼」は、
毎度のことながら
人っ子ひとりいず、
大自然を独り占めの
平日ならではの
大贅沢であった。




無風の晴天だったので、
水辺の紅葉が
水鏡に映り、
それは見事なものだった。





車載ギターを持ち出して、
いつものように
朽ちた木製ベンチで、
しばし、気の赴くままに
小半時奏でていた。

時折、野鳥の声が
伴奏か合いの手のように
心地よく辺りに鳴きわたる。

かつては土湯街道だったが、
今では旧道となったので、
通る車もなく
街中の喧噪が嘘のような
静謐な地上の楽園である。

春には
4回はフキノトウ採りに来る
山の幸の恵みの場でもある。







土湯「道の駅」では
秋限定の「栗ソフト」を
頬張った。








平日ではあったが、
晴れ渡った
絶好の行楽日和だったので、
年輩組の人出が多く、
県外ナンバー車も
わんさかと数珠繋ぎだった。

なので、
一切経往きは断念して
横向き温泉で引き返してきた。

それでも、
道々、見事な紅葉と
青空の絶景に
たびたび車を停めて
降りるようだった。










11時には
土湯まで降りてきたので、
『向瀧』にオープンした
『とりのす』に寄ってきた。

13号線の店は
半年もしないうちに
早々と閉店になったという。

口開け時で、
閑散とした温泉街ともあって
他客はひとりも居ず、
眼下に渓流を望める
特等席に陣取れた。

ミニコミ誌に載ってた
ジャンボ・エビフライなるものを
“ひやかし喰い”してやろうと
オーダーしてみた。

2.079円と
けっこうお高い(笑)。

しかも、
「パンを切らしてまして、
ゴハンのみとなります…」
だと…。

メニューに書いてんなら
(切れてたら、
開店前に買っといで…)
ってなもんである。

そんなんだから…
13号線店
潰れたんでねーのかい…。

ʅ(-"-;)ʃ アーア

聞けば、
大クルマ海老ではなく
ブラック・タイガーだというので、
これにもガッカリした。

30㎝あると喧伝していたが、
パッと見は、
それに足りてなかった(笑)。

そして、
案の定…
「ジャンボ・フライ」物の
“お約束”でもある
コロモ沢山であった(笑)。

分かってたら、
頼まにゃイイのにぃ…(笑)。

・・・そこは、それ…
“ものずき”だから…(笑)。

“コッツァカネスト”
(くだらない事好き)
だから…(笑)。

海老の甘味、旨味だって
ありゃぁしない…(笑)。


モンクばっか… (´д`|||)

おまけに、
付け合わせのレタスの
先端が黒ずんでたんで、
これは、きちんと
ウェイターに
「なんだべ、この菜っ葉。
ダメでないの…」
と、クレームを伝えた。

それには、
平謝りだったが…。

(んだから、13号線店…)

トマトスープが
壺型カップで供されたので、
パッと閃いて、
白いオマンマを半分投入して
即席リゾットにしてみた。

ついでに、
パセリも千切って振ってと…。

( ^ω^)ノ゛*⋆。

おらぁ、
こだどごさ来てまで、
リョーリやってんだべさ(笑)。
(『エール』の大将!!)

(´ε ` )ゞ テヘ‥

ほんでもってだ、小山くん、
このリゾットが
いづばん、ンマガッタとさ…。
(『エール』のショーコさん!!)

ε= (・o ・)

んでも…
こんだけ、御託ならべれば、
2千円もブログ能書き費と
思えば元とったかもだない…(笑)。





帰りには、
古物店に寄って、
前から目をつけていた
ノリタケのオールド・デザインの
プレートを買った。

新品だと万するものだが、
その1/5ほどのセコハン物である。

ほくほくと帰って
キッチンの灯かりで
ジックリと鑑賞してみれば、
なんと!!
金縁の所々に禿げ箇所があって、
ガックリきた。

_| ̄|○ シマッター

店では、
安値に目を奪われて
そこまでつぶさに
鑑定していなかった。

あーあ…。

オレノバカ~ッ ! ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ

店も、
せるて
「傷あり」
とか
「ハゲ箇所あり」
とか、
書いとけやいッ!!

プンスカ ᕦ(ò_óˇ)/゛

こうなったら、
金箔買って
貼ろうかしらん。

それか、
金泥を漆で塗るか…。

こーなったら、
修復も楽しめやい、
である。





そんでも、
晩には、これを用いて、
『グリル・ソーモン・エ・サンジャック』
(鮭と帆立の網焼き)
を拵えてみた。

ソースには、
フュメ・ド・ポワソン(魚出汁)に
はじめて卵リキュールの
『アドヴォカート』を
用いてみた。

デセールでは
使われることがある
甘く濃厚なリキュールで
独特の香りがある。




毎度のことだが、
見栄えのよい方を
カミさんに供する。

なので、
新しいプレートにドレッセし、
自分は同系色の
ヴェール(緑)を組み合わせた。

刺身用のソーモンは
ミキュイ(半生)に仕立て、
中心をソーモン・ロゼ
(サーモン・ピンク)にした。


























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ニ短調の鳥たち

2020-10-14 03:52:00 | 音楽
 朝まだき
  ゴミ捨ての我
   星と語らふ

       剽 水


私的三連休のせいか、
9時には就寝し、
朝刊配達バイクの音で
毎朝、3時半に目覚めては
暗い中をゴミ出しにいく。

ただし、
街灯が煌々と照っているので
いっこも暗い事がない。

時たま、暗い中を
イヌの散歩をさせてる
ご老人もいる。





会津塗の「四つ椀」が
届いたので、
さっそく、夕餉に
懐石膳として用いてみた。






飯椀の蓋は
向付用とし、
小さなカワハギのグリルを
重ね盛りにした。

汁椀には
ホタテの真蒸に
柚子風味の大根のすり流し。

カミさんが、
「美味しい!」
と感激していた。

朝から
大根と人参を
塩麴と甘酒に漬けた
お新香は夕方には
いい味にあがっていた。











武満 徹
「生誕90年」の
特番を視た。

昭和5年生まれで、
戦争を体験し、
音楽は全くの独学で、
1950年のデヴュー作品が
批評家から
「音楽以前」と酷評され、
ひとり映画館に飛び込んで
偲び泣いた…という逸話は
有名である。

その『二つのレント』は
今もピアノで演奏されるが、
唯一、自筆譜が発見されていないので、
おそらくは、武満自身により
破棄されたのかもしれない。

その後、
数々の前衛的な曲や
優しい歌曲を数多く残して
惜しまれつつ
96年に65歳で没した。

ギターを愛していたので、
『12の歌』や『フォリオス』
という名曲も残してくれた。

『復興支援』の
ファイナル・リサイタルでは
歌手のタミさんと
谷川 俊太郎の詩による
『死んだ男の残したものは』を
ギター伴奏に編曲して演奏した。

音楽堂二階で
ビデオ撮りをしていた
カミさんは、
これを聴いて
泣いてしまったという。

アンケートにも
「感動しました」
「涙が出ました」
という感想を
多く頂いた。

バーンスタインが
尺八・琵琶のコンチェルト
『ノーベンバー・ステップス』を
聴いて、
「力強い人間の音楽だ」
と涙したというのも
さもありなんと思った。

マエストロ武満は、
湾岸戦争の報道番組で
音楽が使われたことに対して
「報道番組では、
音楽を使うべきではない」
と警告を発し、
さすがだなぁ…と、
我が意を得たりと共感した。

にも、関わらず、
未だに、テレビ業界人は
バカなので、
ワイドショーでも
さかんにBGMを多用し
『不幸ショー』を
垂れ流ししている。








タケミツ特番を視たせいか、
二階の廊下から見えた
電線で羽を休めてる鳥たちが、
まるで五線譜の
「レ・ファ」に見えて
(Dm/ディー・マイナーだなぁ…)
と独り語ちた(笑)。
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仏間飾り

2020-10-13 03:51:00 | ノンジャンル
一昨日の土曜に、
あわや大惨事という
小火を出したので、
「無事」という色紙を
室礼に掛けた。

そして、
神仏のお守りが
あればこそ…
幸いしたので、
仏面を飾り、
お花と供物を添えた。



室礼というよりは、
まるで仏間飾りである。






庭の柿の実、
紫陽花の若葉、
そして、
一輪だけ咲いた百合を
リンドウと共に
木桶に活けてみた。






真っ二つに割れた風炉は
糯米から餅を作って
接着した。

接着面だけでなく、
余った餅まで、
釜底にべっとりと
塗りつけて補強材とした。

はげしく焦げた跡が
ひとつの景色のようでもあり、
これを見るたびに
「火の用心」を心掛けること
間違いなしであろう。





きのう、今日と、
寝床に“秋っ蚊”が
三匹も出現し、
睡眠を妨げられた。

それで、
真夜中の捕獲作戦とあいなり、
枕元に常時設置してある
捕虫網を片手に
三匹ともしっかり捕まえて
ティッシュで押し潰した。

そしたら、
しっかり血に染まったので、
すでに吸血されていた。

今年は
夏の間は
蚊が出なかったのに、
今頃になって大量発生したのが
不思議でもある。

しかも、
二階の寝室に
なぜやってくるのか
毎年のことながら
その経路が未だに判らない。

隣室の花入れの水や
トイレのタンクなどを点検しても、
ボウフラなぞ居たためしがなく、
庭の蹲(つくばい)に発生するのは
縞っ蚊なので、
茶色い家蚊がどこで産卵しているのか
未だに杳として定かではない。







ここの処、
立て続けに
クッキーを頂いて、
食後に、おやつに…と、
しじゅうバリバリやってたら、
昨日から2㎏も体重が増えていて、
ビックリしている。

来週に
メタボ健診があるので、
これでは、また、
数値が悪化してしまう懸念があり、
今日からの私的三連休には
プチ断食でもせねばである。

なので、
食べ歩きの
プチ“GO TO イート”は
取りやめにした。




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日々是好日

2020-10-12 05:15:00 | 音楽
Y中のサマーコンサートで
フラメンコを弾いたら、
それを聴かれた同僚の先生が、
「こんなのご存じですか?」
と、ジプシー・ジャズという
アルバムをコピーして下すった。





初めて耳にするユニットだが、
調べてみたら…
オーストリア出身のメンバーで
2019年に結成されたばかりの
『ホットクラブ・ドゥ・ナックス
(Hot Club du Nax)』
というバンドである。

打楽器系の音は一切なく
2人のギタリストが刻む
ジプシー・ジャズの軽快な
リズムはダンサブルで
女性ヴォーカルがメローで
洒落た大人の音楽であった。

ここ数日は、
それを聴きながら
ブログを書いている。





普段の書の稽古は
いわゆる“練り墨”という
ドロリとしたものを
水で伸ばして書いているが、
ここぞという創作では
端渓硯に古墨を磨る。

それに用いる水も
水道水では情緒がないので、
あちこちの山の湧き水やら
沢の流水を汲んで
書室の冷蔵庫に保管してある。

それと、時に、
茶釜でいちど沸かして余った
市販の『名水』をも
棄てずに冷蔵して
書用に転用もしている。

先日は、
台風雨を硯に受けて
その日の茶事に来られた
お客様へのお土産として
心を込めて墨を磨った。

そして、
創作プランを練って
鉛筆で下書きをし、
しばらく稽古してから
三十年物の古紙に
一発勝負で作品を製作した。

必ずしも、
最上の出来ではなかったが、
書の作品製作も演奏と同じで、
その時、その場の
「気」が大切であり、
“今、ここ”を紙上に
固定する作業のようなものである。

これを
“世界を微分する”
と言った科学者がいた。






作り置きしてた
『テリーヌ・ド・ポワソン』の
最後の二切れを
≪コロネード・ブラック≫に
買い置きしてあった
セルフィーユとディルと共に
ドレッセして。

バケット、
ヴァン・ムスーと共に
ワンプレート・ランチにした。

***

今週は、

火・水・木…と、
私的三連休のオフ日なので、
今から、何しようかしらん…と、
考え倦(あぐ)ねている。

とりあえずは、
最近のルーティンの
書と琴、料理…
それに、プチお出かけ…
かなぁ…。

“密林”(アマゾン)に注文してた
500頁もの長編も届いたので、
何処か気の利いた
高原のカフェにでも赴いて
プチ・バカンス気分を味わうのも
わるくないなぁ…。

裏磐梯の高原ホテルの
ラウンジと弥勒沼の畔なぞ
晴れた日であれば、
格好のロケーションである。

1時間圏内だが、
ちと遠くはある…。

ならば、
20分圏内の土湯温泉の『向い滝』に
レストラン『とりのす』が
支店を出店させたと
ミニコミ誌で見たので、
冷やかしを兼ねて
行ってみようか…。

なにせ、
プチ外出と読書というのは
最も安上がりな3R
(レクリエーション・
 リフレッシュ・
 リラクゼーション)
である。






先日の
小火未遂事故で
風炉の灰も駄目にしたので、
新しくアマゾンに注文した。

真っ二つに割れた風炉は
きのうモチ米を炊いて
餅を作り、それを接着剤として
現在修復中である。

カチンカチンに乾燥すれば、
けっこうな接着力がある筈である。

古楽器に用いる膠(ニカワ)では、
熱が加わると溶けてしまい、
瞬間接着剤では
熱で化学物質が出ないとも限らない。

中国への修学旅行で、
さる城壁の石垣が
糯米で接着された…
という説明をガイドから聞いて
それを覚えていた。

***

クライントで
同僚のR先生から
お濃茶を頂いたので、
しばらくは
“おもてなし”に
濃茶手前ができそうである。

なので、
空腹に濃茶は厳禁なので、
懐石用の会津塗「四つ椀」を
二組ヤフオクで
廉価で購入した。

会津塗の直販店の出品で
送料無料とあったので、
正規品よりも55%オフだったので
半値以下のお値打ち品である。

四つ椀とは、
懐石の最初に供される
「飯椀と蓋/汁椀と蓋」
の組み合わせで、
これを四つ重ねると
一椀に収まることから
そう命名されている。

“極”侘茶になると、
それぞれの蓋も器として活用し、
向付の肴と香の物を盛って、
「一汁二菜」で省略する。





ついでに、
半月盆も二組揃えようか
とも思ったが、
今ある「丸盆」と
「真塗矢筈盆」を
もうしばらく活用しようと
思い直した。

どちらも、
花台や飾り台として
すでに室礼で
十分に活用してきたので、
「一器四用」の精神で
これからは懐石盆として
働いてもらおうとも思う。

禅では、
「四角窓」と「円窓」の
組み合わせは
「迷悟の窓」として
「迷いと悟り」の
象意があるので
侘茶には相応しい。

陶器に代わって
真塗の四つ椀になると
ますます禅味を帯びた
食景色になろうか。





Eテレの『クールジャパン』で
世界のネット界で
日本の「珍道具」というのが
国際語として定着している
というのを知って驚いた。

物好きな外国人が、
日本のユニークな
馬鹿げた商品を
ほんとに実用されている
と信じ込んでいるらしい(笑)。

ほとんどは
シャレで創られた
珍発明品だが、
ラーメン箸に装着する
「冷まし用ミニファン」なぞ、
フクシマ弁なら
“こっつぁがね”(クダラナイ)
代物だが微笑ましくもある。

「花粉症用のヘッドセット」は
トイレットペーパーを頭上に
冠としたもので、
外人はマジに日本で流行ってると
信じてるらしいから
それこそ滑稽である。

電車での
「居眠り迷惑」防止用の
ヘッドセットは、
吸盤を車窓に固定して
隣人にもたれかかるのを
ふせぐのだそうだ…(笑)。

┐(´Д`|||)┌ コッツァカネー!


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