『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

表具師

2020-04-21 06:02:00 | アート

他校に遅れる事2週間。

K中の仕事が始まった。

そしたら、
昨晩の『鶴瓶の家族に乾杯』で
連ドラ『エール』ゆかりの地・
川俣町が舞台で、
コスキンで顔見知りの
斎藤さんも登場した。

なんだか、
不思議なシンクロニシティである。




職員室の机には
すでに始まった新学期と
前年度の書類が
山と溜まっていた。

その中には、
離任された先生方の
ご挨拶やら、メッセージ、
お礼品などもあった。

三年間カウンセリングをした
Uちゃんの担任も転勤され、
メッセージを残されていかれた。

メッセージ・クッキーが
1ケ添えられていたので、
昼食後のデザートに
頂こうと一口齧って、
何気なく裏をみたら
賞味期限が2週間も前に
切れていた。

「お世話になりました」の
「お世話」だけ食べて、
後は、申し訳ないが
やめにした(笑)。




新年度恒例の
新しいファイルの更新をした。

年度ごとに色を変えて、
もう6年目なので、
3色しかないから
2回目の鶯色である。

生徒は登校したが、
午後からは一斉下校になり
そのまま5/6までの休校に入った。

常連の二人は
カウンセリングにきて、
ひとりは「孤独感」を訴えたので、
HSCでもあり、「コロナ不安」が
影を落としていないか検証するのに、
簡便なマインド・マッピングを
やらせてみた。

そしたら、
ストレス・コーピング(対処法)が
7つも出てきて、
「一つひとつ実行してみます」
と光明を見出したように
明るい表情になって帰った。



執務記録を書いていたら
雨音が強くなり、
換気もかねて窓を開けてみたら、
花壇のチューリップが満開で、
思わぬ目の保養になった。

見る見るうちに
水溜まりの出来だしたグランドと
色とりどりに咲く可憐な花を
ぼんやり眺めていたら、
思わず
「I am …」
と独り言ちた。





11年前に
御尊父の『偲び草』の
発刊をさせて頂いた
宗教家のTちゃん先生が、
「父の遺墨が出てきました」
と言って、見せて下すったので、
お預かりして表具して
奉納させて頂くことにした。

金光教では、
神様にまつわる仕事を
「ご用」と称するが、
11年前に本造りという
「ご用」させて頂いた時、
色々な先生方から
「お蔭が頂けますよ」
とお声掛けを頂いた。

そしたら、
11年目にして、
教会のすぐ近所のT中に
週に二日も
お引き寄せ頂いた。

まことにもって、
【神慮は深淵にして
人の思いぞ及ばざる】
である。

なので、
御尊父のH先生の
遺墨を拝見した時に、
すぐさま、表具して
「お礼」奉仕させて頂きたいと
思いついた。

京都から帰郷して、
しばらく、茶室に掛ける
掛け軸を何本も創ったので、
素人技ながら表具技術を
身につけた。

専用の糊を
煮て濾して伸ばして、
裏打ちし、裁断し、ボードに貼る、
というモダン表具にしようと
準備工程に入った。

途中、二日の
乾燥を待たねばなので、
仕上がりには三日かかる。

明日の退勤後には
教会に寄って
お渡しできるよう
今日中に完成させようと
朝から準備している。

50年も前に書かれたものなので、
紙も傷んでおり、
扱いを慎重にせずば
破損してしまうので、
細心の注意を払っている。

でも、これも
ハラハラ、ドキドキ、
ワクワクしながら
久しぶりの“表具師ごっこ”を
楽しんでやろうと思っている。



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