ワールド・グランプリで
強豪ロシアとトルコを下した
全日本女子が波に乗っている。
17歳の高校生のときに
オリンピック・メンバーだった
ミラクルサオリンも
今や28歳となり
キャプテンとなった。
前キャプテンの竹下を
リスペクトしていたので、
背番号3を受け継いだようだ。
メンバーで唯一
185cmを超えるエース大砲でもあるが、
天才的な硬軟の攻めは健在である。
それでも、
試合後に見せる素顔は
まだどこか少女っぽく
あどけなさが残る。
今大会から竹下に代わり
若干19歳の宮下遥が
セッターに起用された。
この子も15歳で全日本入りした
天災肌のセッターで、
177cmあるので
159cmだった竹下と違って
センター・ブロッカーとしての
役割も果たしている。
彼女も、まだ十代の
少女っぽいあどけなさがあり、
コートの上ではじけるような
プレーを見せてくれる。
「リベロ世界一」の称号を持つ
159cmの佐野は、35歳になり、
ロンドンで
銀メダルを取って
竹下と同じく引退を決意していたが、
再び、眞鍋監督に招聘されて
コーチ兼リベロとしてプレーしている。
この大会でも、
さすがに要所で職人芸的レシーヴを
見せてくれ、メダリスト・リベロの
至芸に魅せられた。
コートの上では
初出場の20代の選手たちの
懸命ながらどこか浮ついて
腰の据わっていない中にあって、
さすがにどっしりとした
頼もしい存在感を感じさせてくれる。
バレーもゴルフのクラブ同様に、
ドライバーばかりでなく
ショートウェッジもあって、
初めて組織的に機能する
チームスポーツなのだなと
改めて思わされた。
ロシアとトルコ選手の中には、
首や腕にタトゥーを入れている者がいて、
なんだか爽やかなスポーツ選手には
そぐわないなと違和感を感じた。
殊に、肌の白いロシア選手の腕に
青黒いタトゥーが
ビッシリ掘られていたのは、
なんだか『極妻』を連想させ
嫌な感じがした。
欧米のファッションなのだろうが、
日本人選手だけには
真似してもらいたくないものだ。
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