『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

母校散策

2011-07-04 06:28:00 | 風景


故郷に戻って17年も経つが
幼稚園から小中高大院まで
すべての母校が健在だから
ときおり、暇を見ては
それぞれ訪ねて、いろいろと
幼き日々の思い出に耽ったりしている。

清明小は3.11直後、
避難所になっていた体育館に
巡回相談に来たが、久しぶりに
訪れてみたら、耐震工事が終わっていて、
あまり見栄えがよくない筋交いが
校舎の至る所に補強されていた。

暑さ対策の簾も立てかけてあり
昔はこんなことなかった
と小学時代を偲んでいた。





校庭を経巡って
幼稚園の方にまで
足を伸ばしてみると、
園庭が使用されないためか
雑草が伸び放題になっており、
まるで廃校したような雰囲気であった。

それでも、50年前と園舎は変わらず
鉄棒も大木と化した木々も
昔と同じくそこに在った。

かつて遊んだ遊具が
今や撤去され
半分地面に埋まっていた。

小学校の校庭も
あちこちに雑草が生え
およそ児童が活動しているような跡がない。

放射能汚染により
屋外活動を控えているのだろう。

ついこないだまであった
攀登(はんとう)棒が
撤去されていたのは意外だった。

小学生の頃は
怖くて、とうとう滑り降りることが
できなかったが、大人になって再挑戦してみて
ようやくでき、それでも、やはり怖かった覚えがある。

児童が怪我でもして撤去されたのだろうか。
それとも、サッカーのゴールポストが
設置されていたので、そのためか。





子どもの頃から大木だったイチョウも
まだ健在で、さらに巨木となって
たくさんの銀杏を落とし
そこから数多の若芽を生えさせていた。








中庭の奥には
かつてなかった
琵琶の木があり
熟した実が鈴なりに
生っていた。


最近の学校は校庭、園庭の入り口を
閉鎖しており、誰でも自由に散歩したり
遊具で遊ぶことができなくなっている。

だから、日曜の昼時でも
敷地内には人っ子一人いず
深閑としている。

子どもの頃は、いつも校庭で
仲間と遊んでいたのに、
放射能汚染もあってだろうが、
その静けさが、なんだか
不気味でさえあった。
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