神の善悪

 「善を行なった者は、よみがえっていのちを受け、悪を行なった者は、よみがえってさばきを受けるのです。」(ヨハネ5:29)

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 ここで唐突に善悪が登場する。
 いったい善とは何か。悪とは何か。
 律法を守れないことは罪であるから、善悪とは違うだろう。

 善悪の境目を知るものはいない。
 たしかに、大方の人が善と認めること、逆に、大方の人が悪とすることはある。
 だがこれも、時代の価値観や力学関係などの背景に照らして大きく揺らぐものだ。
 人の基準は、当てにならない。

 イエスが上のように言ったところの善悪とは、神の善悪である。
 文脈から言って、信仰に至ることが善、至らないことが悪なのかもしれない。
 それにしても、この信仰とは誰が与えるものだろうか。それとも自分で勝ち取るものなのだろうか。
 だから、神の善悪は信仰と共に与えられたものなのである。というより、それがすなわち内住の聖霊なのだ。

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 健やかな一日をお祈りします!

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